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2020年4月7日更新 1957

ゼスタのロックフィッシュロッド・ブラックスターシリーズを徹底解説

ゼスタのロックフィッシュロッドであるブラックスターシリーズは大手メーカーに比べると、まだ流通量の少ないロックフィッシュロッドシリーズの印象です。今回はブラックスターシリーズの使用感を知るために、東北を拠点にロックフィッシュを楽しむゼスタのフィールドモニターに協力していただき、釣果実績を含めた取材を行いました。ブラックスターシリーズは他の釣り人と違う、本格的なロックフィッシュロッドを探している方に要チェックのアイテムかもしれません。

MORITA

MORITA

北海道のルアーフィッシングライター

ゼスタのロックフィッシュロッドの取材に協力していただいたアングラー

ゼスタのロックフィッシュロッドの取材に協力していただいたフィールドモニターの方を紹介します。

東北でロックフィッシュを楽しむゼスタのフィールドモニターの石崎さん

石崎さんとオスのアイナメ

ゼスタのフィールドモニターとして東北のロックフィッシュで活躍する石崎さん。アイナメやソイ類を中心に漁港、磯、ボート問わずロックフィッシュを追いかけています。タックルセッティングの細部にまでこだわった戦略性の高いロックフィッシュゲームを楽しむ一方で、渓流からオフショアまで様々な釣りに挑戦するマルチアングラーな一面もあります。

ゼスタのロックフィッシュロッドとは?

S83MHで釣ったアイナメと石崎さん

ゼスタは静岡県下田市に拠点のあるソルトルアーメーカー。ソルトゲームを中心とした、様々なルアーフィッシングのアイテムを販売しており、ロックフィッシュ専用ロッドとしても多数のロッド展開しています。ゼスタのアイテムは心から愉しいと思える道具造りをコンセプトにしており、アングラーの歓びを最優先に考えたロックフィッシュロッドがリリースされています。

ゼスタのロックフィッシュロッドのコンセプト

B610ULで釣った産卵期のアイナメ

ゼスタのロックフィッシュロッドはそれぞれのシリーズによって、コンセプトが異なります。まずは石崎さんが愛用する2種類のロックフィッシュロッドシリーズのコンセプトを教えていただきました。

ブラックスターハード

ゼスタの拠点がある静岡県の近郊では、ロックフィッシュのメインターゲットはアカハタやオオモンハタといった大型のハタ類です。そのため、ブラックスターハードは通常のロックフィッシュロッドに比べるとパワーが強めに作られています。

大型のロックフィッシュを狙ったオールマイティーなシリーズ

ブラックスターハードは強めのブランクスを採用しながら、繊細なバイトも弾きにくいティップを併せ持っているので、リフト&フォールやスイミングといった定番のアクションから、ハードルアーを使ったジャーキング、ワインドまでオールマイティーな使い方ができます。全6種類のラインナップを使い分けることで、それそれのフィールドや魚種に合わせた様々な釣りが楽しめます。

東北ではアイナメやソイに活躍

石崎さんは東北を拠点にルアーフィッシングを楽しんでいるので、アイナメやソイをメインターゲットにしています。もちろん、関東から南の地域ではアカハタ、オオモンハタ、キジハタといったハタ類も狙え、ラインナップされているロッドの中にはスジアラにも対応したパワーモデルも用意されています。

2ndジェネレーション

アジやメバルを狙ったライトゲーム用ロッドとしてリリースされているブラックスター2ndジェネレーション。ライトゲーム用ロッドながらベリーからバットにかけてはトルクのあるブランクスになっているので、小規模漁港ではアイナメやソイといった魚種にも対応します。

ライトリグの扱いに長けたシリーズ

ブラックスター2ndジェネレーションはライトゲームにおけるジグ単やキャロライナリグはもちろん、ブランクスが強いので、アイナメやソイを狙ったロックフィッシュゲームでライトリグを扱いたいときにも活躍します。ブラックスターハードではロッドが強すぎると感じるシチュエーションがブラックスター2ndジェネレーションにはおすすめです。

ライトゲームから小型回遊魚まで対応

ブラックスター2ndジェネレーションはロックフィッシュはもちろん、ライトゲームの定番ターゲットであるアジやメバル、モデルを選べば小型の回遊魚や小さめのシーバス、チヌも狙うことができます。石崎さんはブラックスターハードと同じく、アイナメやクロソイを狙った釣りに活用していますが、対応する魚種の幅広さはブラックスターハードよりもありそうです。

ゼスタフィールドモニターの石崎さんが愛用する機種

石崎さんがブラックスターシリーズで釣ったクロソイ

石崎さんが愛用する4機種の活躍するシチュエーションやおすすめのタックルセッティングについて伺ってみました。ゼスタのロックフィッシュロッドの購入を検討している方はぜひ参考にしてください。

ブラックスターハード B72MHX

ブラックスターハード B72MHXはシリーズの中ではショートレングスのベイトロッド。ゼスタのコンセプトでは近距離での穴撃ちといったピンスポットの釣りに適したベイトモデルとしてリリースされています。

ボートから近距離戦までマルチに活躍

石崎さんはブラックスターハード B72MHXボートでのロックフィッシュゲームをメインに使用しています。また、シチュエーションによっては漁港や磯場でのワイルドフィネス、ハードルアーのスイミングといった近距離でテンポよく釣りを組み立てるときにも活躍します。

ベースは28gまでのライトテキサスリグがおすすめ

ボートロックでは主に10〜28gまで幅広いウエイトのテキサスリグやジグヘッドで使っています。合わせるワームはテンポよく釣りを組み立てるシチュエーションでは3〜5inchのやや大きめのシャッド系ワーム。食わせの釣りでは2〜3inchのホッグ系ワームを合わせることもあります。

また、防波堤の際を狙ったハードルアーゲームでは、スピナーベイトやチャターベイト、メタルジグも扱うことができるので、近距離専用としても汎用性の高いロッドです。

繊細さとパワーを活かした初夏のアイナメ

B72MHXで釣った夏のアイナメ

写真のアイナメは初夏のハイシーズン目前、テトラ帯にある昆布のスリットに落とし込んだ瞬間に一発吸引バイトでヒットした45cmの良型です。ロックフィッシュでは軽めの7gのテキサスリグを繊細に扱い、昆布のスリットからの強引なファイトでキャッチした、まさにブラックスターハード B72MHXの性能を最大限に生かした魚です。

タックル情報

ブラックスターハード S90HX

ブラックスターハード S90HXは50gまでのリグを扱うことのできるロングスピンモデル。北海道や東北のロックフィッシュシーンで人気を集める遠投ゲームにも対応したコンセプトのロングスピニングモデルとしてリリースされています。

釣りの幅を広げることができるロングスピンロッド

防波堤や磯といったロングスピンが効果的なフィールドはもちろん、ゴロタやサーフといったロッドのレングスがアドバンテージになる釣り場でも活躍します。尖ったシチュエーションの攻略だけでなく、釣りの幅を広げるためにもおすすめのロッドです。

ロングスピンはもちろん、10g前後のライトリグにも対応

遠投に特化したセッティングがおすすめです。シンカーウエイトは35g前後をメインに飛距離を出すために2〜4inchのカーリーテール、ピンテールといった空気抵抗の少ないワームを使います。意外かもしれませんが、ゴロタ場では10g前後のリグを使うこともあるそうです。

S90HXの汎用性の高さが伝わる45アップのアイナメ

S90HXとライトリグの組み合わせで釣ったアイナメ

写真のアイナメは初夏のゴロタ場でヒットしたグッドプロポーションのアイナメ。ライトリグを遠投しながらテンポよく探っていく中で岩の隙間から飛び出してきた魚でした。ライトリグを使った近距離のバイトもしっかりと弾かずフッキングできるブラックスターハード S90HXの汎用性の高さが伝わる魚です。

タックル情報

2ndジェネレーション S83

2ndジェネレーション S83はシリーズでもっとも長い8ft3inchのロングレングルモデルです。ライトゲームにおける遠投ロッドとしてリリースされていますが、石崎さんはライトリグへの対応力を生かしロックフィッシュでも積極的に活用しています。

食いの渋いアイナメ狙いに抜群!

漁港でのアイナメ狙いでは、食いが渋いシチュエーションでライトリグを遠投することも多いので、2ndジェネレーション S83が活躍しています。また、ナイトロックでのクロソイゲームではノーシンカーワームを使うこともあるので、ライトリグが快適に扱える2ndジェネレーション S83のメリットを最大限に活かせます。

繊細ながら器用な仕上がりも魅力

2ndジェネレーション S83に合わせるリグは14g以下のウエイトに2〜4inchのワームを合わせたテキサスリグが多いです。クロソイ狙いでは、定番とされるジグヘッドはもちろん、ネコリグやノーシンカーワッキーといったバス釣りに近い釣り方にも応用できます。また、小型のメタルジグも扱える器用な面も魅力です。

40cmを超えるハイシーズンのクロソイ

S83とパワーシャッドで釣ったクロソイ

写真のクロソイは大型が狙える冬シーズンにキャッチした1本。表層をスローに巻いていると、強烈なひったくりバイトでヒットしたようです。クロソイは30cmを超えてくると引き味も非常に強力ですが、2ndジェネレーション S83のトルクを活かせば40アップも難なくキャッチできます。

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産卵期のアイナメをライトリグで攻略

S83でキャッチしたアイナメと石崎さん

写真は産卵を控えたセンシティブなアイナメ。砂地エリアを回遊するアイナメをボトムのズル引きでキャッチしました。秋冬の産卵前のアイナメは簡単に口を使ってくれないので、ライトリグのスローなアプローチを引き出せる2ndジェネレーション S83は大きな武器になります。

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2ndジェネレーション B610UL

2ndジェネレーションシリーズではライトゲームロッドとしては珍しい、ベイトロッドがラインナップされています。一見、ロックフィッシュには不向きなULクラスの表記になっていますが、石崎さんの釣果を聞くとそんなこともなさそうです。

UL表記とは思えないハリとパワーが魅力

2ndジェネレーション B610ULはベイトロッドの特性とレングスの短さを生かした繊細なアプローチができます。近距離のブイやアンカーを狙った点の釣りはもちろん、軽量なハードルアーのスイミングにもぴったりのベイトロッドです。UL表記のロッドですが、ハリとパワーがあるので、魚とのファイトを存分に満喫できます。

ライトリグから軽量ハードベイトまで

扱うリグは3.5g~10gのテキサスリグを軸にしています。ワームも2~4inchまでのやや小さめのセッティングです。また、10gまでであればワイヤーベイトやプラグも扱えるので近距離をハードルアーで探りたいシチュエーションでも活躍します。

ULベイトロッドの特性を活かしたアフタースポーンのアイナメ

B610ULで釣った産卵期のアイナメ

写真は湾奥の漁港で釣り上げたアフタースポーンのアイナメ。底を切るか切らないかの絶妙な速度のリーリングでヒットした良型です。産卵を終え回復しているアイナメの中には力強いファイトを楽しめる個体も多く、2ndジェネレーション B610ULのパワーと繊細さを生かせば、ファイトを楽しみながらもテクニカルに攻略できます。

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要注目の新機種のブラックスターロック

ブラックスターロックで釣ったベッコウゾイ

ブラックスターロックはゼスタからは2020年にリリースされるロックフィッシュロッドの新シリーズです。石崎さんからはそんなブラックスターロックの最新情報をお聞きすることができました。

全国で楽しめるお手軽なロックフィッシュロッド

ブラックスターロックは誰でも楽に扱えるロックフィッシュロッドをコンセプトにしており、北はアイナメやソイ、南のハタ類とショア、オフショア問わず全国で楽しめるロッドに仕上がっています。

価格も安く扱いやすいので初心者にもおすすめ

ブラックスターロックの最大の特徴は弱めのファーストテーパーを採用することで、マイルドなブランクスになっていることです。対応するシチュエーションの幅をより広くするだけでなく、対大型ロックフィッシュでも安心したやりとりができます。価格もハードシリーズより安価になるため、初心者から中級者の方にもおすすめです。

ブラックスター ロック S73M

ブラックスターロック S73Mはおかっぱりでのピン打ちやロッドワークを使ったアクションといった小技を使いたいシチュエーションにおすすめの一本。おかっぱりでのランガンはもちろん、ボートでも取り回しがしやすいので、メイン、サブどちらでも使えるロッドです。

トルクを生かしてキャッチしたベッコウゾイ

S73Mで釣ったベッコウゾイ

写真は東北で狙える人気ターゲットであるベッコウゾイ。ブラックスターロック S73Mは7g以上のリグが推奨されていますが、3.5g前後のライトリグから28g前後のヘビーリグまで快適に扱えます。写真のベッコウゾイは7gのテキサスリグを使い、ケーソン周りのアイナメを狙っている時にヒットしたそうですが、ロッドのトルクを生かして問題なくキャッチしています。

タックル情報

ブラックスター ロック S83MH

ブラックスター ロック S83MHはシリーズでもっとも長いおかっぱり用モデル。ロングスピン専用ロッドに比べると扱いやすいレングスながら、28g以上のリグも扱えるので、漁港や防波堤はもちろん、磯場でも活躍するロッドです。

ライトリグでキャッチした40upのクロソイ

S83MHでキャッチしたクロソイ

写真はブラックスターロックのテストでキャッチしたクロソイ。重めのウエイトを扱えるだけでなく、3g前後の軽めのリグも扱えるのがS83MHの強みです。写真のクロソイはラインブレイクのリスクが高い張り出したテトラの近くでキャッチしました。軽いリグを扱える繊細さと40cmを越えるソイをストラクチャーから浮かせるパワーが魅力です。

タックル情報

ゼスタのロックフィッシュロッドは初心者からエキスパートまでおすすめ

ゼスタのロックフィッシュロッドは新シリーズが追加されたことによってロックフィッシュの初心者からトーナメントに参加するエキスパートまでたくさんの釣り人に使っていただけると思います。

軽さや感度といったロッドが持つ性能も非常に高いので、集中して釣りをしたい方にもおすすめです。また機種によってはロックフィッシュ以外のシチュエーションでも活躍するので、汎用性の高いロッドを探している方もぜひ一度手にとってみてください。

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