2020年4月25日更新 554

空間認識能力を高める知育玩具「スペースレール レベル4」が完全にオモチャの領域を超えていた

「充実したおうち時間」を増やすべく以前から気になっていたインテリアホビー「スペースレール LEVEL4」にチャレンジしたものの、それは知育玩具という領域をはるかに超えていました。

Atsushi Matsumoto

Atsushi Matsumoto

コンテンツプロデューサー

昭和世代なら知っている人が多いかもしれない「スペースワープ」に挑戦したい

自粛期間ということもあり、家にいる時間があまりにも多く何か刺激を求めていたところ気になっていた「スペースレール レベル4」を購入しました。

スペースレールレベル4

もともとはバンダイから発売されている「スペースワープ」という商品とほぼ同じのタイプです。「スペースワープ」と聞いてピンと来た方はおそらく40代以上ではないでしょうか。wikipediaによると本家スペースワープは1983年に発売されたおもちゃで、4年の間になんと100万個も販売したという大ヒット商品でした。当時の自分にはまだ難しかったものの、おそらくおもちゃ屋さんで気になっていたアイテムでした。1983年と言えば初期型のゾイドが発売された頃でおそらく僕はゾイドの方に興味があったのかもしれません。

在宅ワークの合間に何か遊べるものを探している時にふとこの存在を思い出して調べたところ、YouTubeにスペースワープの動画が結構上がってました。かなりシュールな絵面ではあるものの、なぜか見入ってしまいます。

こういう動画を3、4本見るうちに購買意欲はムクムクと高まっていくのですが、残念ながらスペースワープは非常に高額だったために今回の「スペースレール」購入となりました。

今回購入したのはスペースレールのレベル4ですが、僕と同様におうち時間を充実させたい人が増えているようで現時点でレベル4を取り扱っているショップがほぼなくなっておりました。(欲しい方はお早めに)

思っている以上に組み立て難易度の高い「スペースレール」

「ちょっと暇つぶしくらいになればいいか」くらいのレベルで買ったものの、思っている以上に苦戦しました。具体的には完成までに4日かかりました。難易度の高いポイントを上げると以下の3つになります。

  1. パーツ数が多い(内職レベル)
  2. 入り組んだ組み立てが難しい!
  3. 調整が難しい!

以上となります。この苦労を知ってたらもしかしたら買わないんじゃないかと思うレベルですが、もしかしたらこういうのが好きな方もおられると思うのでそれぞれがどのように難しかったのか振り返っていきます。

1、内職レベルのパーツの多さ

スペースレールレベル4

最初から分かっていたことでしたが、組み立て品のためにレールを止めるパーツを全て組んでいきます。最初は果てしなく思えますが、黙々と続けると意外と淡々と作ることはできますが、思っていた以上にパーツ数は多かったです。(個人的感想)

スペースレールレベル4

右下にあるのがレールを形成するプラスチックのケーブルです。こちらを組んでレールを作っていきます。

スペースレールレベル4

1時間ほどかけて作った各種パーツを組み上げて台座に固定していくとそれなりに雰囲気は出てきます。しかし本当に大変なのはここからです。

2、説明書の限界を感じる「立体構造」

スペースレールレベル4

ここから指定の長さにカットしたレールを2本引いてボールが転がるレールを作っていくのですがこれが非常にハードルが高い。空間認識能力が試されます。

スペースレールレベル4の説明書

スペースレールレベル4の説明書

最初のレールを組み立てるところくらいまでは意外とうまくできたりするのですが、、、

スペースレールレベル4

立体構造になってくると最初に組んだレールの上を通すのか下を通すのか説明書を見ても分からないことが頻繁に発生。途中で諦めようとした回数は20回を超えたと思います。知育玩具というよりはもはや「難解なパズル」でした。

スペースレールレベル4

最終的にこのレールを組むのに2日かかりました。(一応仕事の合間ですが)

3、繊細さを求められる「調整」

完成したからと言って安心するのはまだ早いです。実際にボールを転がしてもほぼまともに転がりません。ここまできてさらに心がヘシ折られます。

スペースレールレベル4

このボールの「調整」の何が大変かと言うと、例えば上記の3連ループがうまく転がるように調整すると上のレールが下に干渉したりというように「一つトラブルが解決すると新たなトラブルが発生するループ」にハマるという点でした。この作業をやってみるとジェットコースターを設計している人がどれだけ優秀なのかということがよくわかります。

物理とか建築が得意な人には向いているかもしれないですが、高校から文系で育った身としてはかなりハードルの高いアイテムに手を出してしまったのかもしれません。

4日がかりで完成したスペースレール

スペースレールレベル4

気軽な気持ちで手にしたアイテムでしたが、思いの外苦戦してようやく完成しました。途中何度も心折られましたが完成した状態でボールが転がる様子を眺めると達成感と共に不思議と癒されることにも気付きました。

スペースレールレベル4

綺麗に螺旋状に降りていくボール

スペースレールレベル4

セッティングに苦労した3連ループはついつい眺めてしまいます。

4日間の苦闘を1分半に凝縮した動画はこちら

決して万人にはおすすめできるとは言えないが、じっくり腰を据えて遊ぶには最適なスペースレール

スペースレールレベル4

個人的にかなり難しいポイントが多かったスペースレールは決して万人にはおすすめできるアイテムではありません。今回は連続4日間かけて作りましたがもしかしたら毎日少しづつ手を加えていっても良いのかもしれません。

さらに上級者になると、冒頭で紹介したYouTubeのようにセットを組み合わせてオリジナルのコースを作って楽しむことも可能となります。個人的にはかなりハードルの高いチャレンジとなってしまいましたが、こういう機会に空間把握能力を高めながら遊んでみるのも良いのではないでしょうか。

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