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2020年6月24日更新 2192

スモラバを使ったパワーフィネスを徹底解説!おすすめのトレーラーとは?

スモラバを使ったパワーフィネスは近年のバスフィッシングシーンで欠かせないアプローチの1つになります。しかし、タックルセッティングが特殊であるため、はじめて挑戦する方には敷居が高い印象を持たれがちです。今回の記事では東北のバスフィッシングでパワーフィネスを取り入れて釣果をあげているアングラーに取材をさせていただき、パワーフィネスのタックルセッティングやおすすめのトレーラーを解説してもらいました。パワーフィネスにチャレンジする方はぜひ参考にしてください。

MORITA

MORITA

北海道のルアーフィッシングライター

目次

スモラバを使ったパワーフィネスの取材に協力していただいたアングラー

スモラバを使ったパワーフィネスの取材に協力していただいたアングラーを紹介します。

東北を拠点にバスフィッシングを楽しむ小田島さん

小田島さんがブツ持ちするブラックバス

東北を中心にバスフィッシングを楽しむアングラー。パワーフィネスを得意のスタイルとし、東北のデカバスを毎シーズンキャッチしています。ゲーム性の高いバスフィッシングだけでなくオフショアゲームから渓流釣りまで楽しむマルチアングラーの一面もあります。

スモラバを使ったパワーフィネスってどんな釣り?

パワーフィネスで釣ったブラックバス

スモラバとはバスフィッシングでは食わせのルアーとして使われるアイテムです。ジグヘッドとラバー組み合わせたルアーになっており、トレーラーワームの微波動でバスに対してアピールします。パワーフィネスはUL〜Lクラスのバスロッドを使って扱うことの多いスモラバを、あえてML〜Hクラスのパワータックルで扱うことでストラクチャーやカバーに対して、よりタイトにアプローチするテクニックです。アメリカのバストーナメントで活躍するバスプロ伊藤巧が得意とするアプローチで、日本のバスフィッシングシーンでも近年注目を集めています。

パワーフィネスは強めのスピニングタックルが大切

パワーフィネスは強めのタックルセッティングが最大の特徴です。フローティングカバーや冠水ブッシュといったラインブレイクのリスクがあるカバーに対してアプローチするため、太いPEラインを使ったセッティングが必須条件になります。パワーフィネスはベイトタックルではバックラッシュといったライントラブルの原因になるため、スピニングタックルで扱うことが前提になります。

スモラバを使ったパワーフィネスのメリット

小田島さんがパワーフィネスで釣ったブラックバス

小田島さんはパワーフィネスの3つのメリットを活かすことで、これまで食わせきれなかったバスの釣果をあげています。パワーフィネスに挑戦したい方はもちろん、通常のアプローチでは取りきれないバスをキャッチするためにもパワーフィネスは有効です。

繊細なアプローチとプレッシャーの軽減

パワーフィネスのメリットは太いPEラインを使った繊細な誘い方です。バスフィッシングの定番のアプローチであるカバー撃ちは、ベイトタックルを使ってラバージグやテキサスリグを使うことがほとんどです。ベイトタックルはパワーが強いメリットがある反面、軽いルアーを扱うとライントラブルが多いデメリットもあります。

パワーフィネスはベイトタックルで行うアプローチをスピニングタックルに置き換えることで、表層からボトムまでを繊細に誘うことができるだけでなく、太いPEラインをカバーに絡めることで、バスへのプレッシャーを少なくする効果も期待できます。

人気エリアのバスにも有効

スモラバを使ったパワーフィネスは食わせ力の高さも魅力です。カバーに潜むバスは餌を待ち構えている個体が多いため、スモラバのような小型のルアーが目の前に現れるとすぐに口を使いがちです。スレている魚が多いシーズンや都市部の人気エリアでの釣りにも強い釣り方になります。

デカバスがたくさん釣れる!

スモラバを使ったパワーフィネスはたくさん釣れるのも魅力。パワーフィネスはカバーにバスがついている時期ではとにかく釣果をあげやすい釣り方と言われています。小田島さんは様々なルアーを使ってバスフィッシングを楽しみますが、自分の釣果のなかでもっとも実績がある使い方としてパワーフィネスをあげていました。

数釣りだけでなく、口を使いにくい老獪なデカバスをキャッチする意味でもスモラバを使ったパワーフィネスは必要不可欠です。

スモラバを使ったパワーフィネスが有効な時期は?

スモラバを使ったパワーフィネスは春から晩秋までの長いシーズンで有効なアプローチです。はじめて挑戦する方はワームを使ったカバー撃ちが有効なシーズンをイメージするとパワーフィネスが効果的なシーズンがわかりやすいです。

春はスモラバとパワーフィネスが1番活躍する時期

春の産卵期のバスにパワーフィネスは有効です。産卵を控えた春のバスはカバーやストラクチャーを好むため、スモラバを使ったパワーフィネスが効果を発揮します。春のカバーにつくバスはコンディションが良くサイズも大きいため、パワーフィネスを積極的に活用したいシーズンです。

夏のブラックバスはパワーフィネス1つで攻略できる!

夏のシェードにつくバスにもパワーフィネスが効果を発揮します。夏のブラックバスはオーバーハングやウィードといった水温が上がりにくいスポットを好みます。オーバーハングやウィードはパワーフィネスが得意とするピンスポットで、カバーにひっかけずにテキサスリグのカバー撃ちに近い使い方もできます。夏のブラックバスはパワーフィネスタックル1本で攻略するのも面白いです。

パワーフィネスは晩秋から冬の秘密兵器

冠水ブッシュ

バスの活性が徐々に低くなる晩秋でもパワーフィネスは活躍します。水温が安定しにくい晩秋はブラックバスがカバーの奥で動かなくなるシチュエーションが多いので、カバーに対してタイトにアプローチできるスモラバが有効になります。また、小田島さんの過去の釣果では水温が下がりきった冬も、水深のあるエリアの冠水ブッシュでパワーフィネスで釣果をあげたことがあるそうです。

パワーフィネスにおすすめのタックル

ジャングルスピンとカルディア

パワーフィネスはML〜Hクラスのスピニングロッドと太めのPEラインを組み合わせたセッティングが使われるため、通常のバスタックルに比べて尖ったタックルが使われます。スモラバを使ったパワーフィネスにはじめて挑戦する方は小田島さんのタックルを参考に、ロッドやリールを選んでみましょう。

ノリーズ ロードランナー ヴォイスジャングル 700JHS

小田島さんはノリーズからリリースされているロードランナーヴォイスジャングル700JHSを使っています。世界で活躍するトップトーナメンター伊藤巧がプロデュースしたパワーフィネス専用ロッドで、パワーフィネスに最適化した軽さとパワーが魅力です。小田島さんはパワーフィネスで釣り上げたバスの多くをジャングルスピンでキャッチしており、釣果実績も伴った実践向きの専用ロッドだといえます。

レイドジャパン グラディエーターアンチ パワーノーズ 70HS-ST

パワーフィネス用のロッドとして人気を集めているレイドジャパンのグラディエーターアンチ パワーノーズ 70HS-ST。ソリッドティップを搭載することで、スモラバの繊細なアクションをより引き出すことができそうです。繊細な操作ができる軽さはもちろん、50アップのバスを強引にキャッチできるパワーはおかっぱりのパワーフィネス専用仕様といえそうです。

カルディア LT2500 XH

小田島さんはパワーフィネス用のスピニングリールにダイワからリリースされているカルディア LT2500 XHを愛用しています。パワーフィネス専用ロッドは自重の軽いロッドが多いので、合わせるスピニングリールも自重の軽いアイテムにすることで、操作性と繊細なアプローチに磨きをかけることができます。

ギア比は強引なファイトに対応できる6.4以上のハイギアモデルを合わせましょう。今回の取材ではダイワとシマノの人気機種の中からおすすめのアイテムを2種類ピックアップしていただきました。

ダイワ ルビアス LT2500 XH

ダイワからリリースされるスピニングリール。ハイエンドモデルを超える軽量化を実現しており、パワーフィネスタックルにマッチする軽さが魅力です。ハイエンドモデルに比べると価格も抑えられているため、本格的なパワーフィネスに初挑戦する方にもぴったりです。

シマノ ヴァンキッシュ 2500 HGS

シマノからリリースされるスピニングリール。クイックレスポンスシリーズのハイエンドモデルで、自重の軽さだけでなく、巻きだしの速さも魅力です。アタリを感じてからの早巻きが大切なパワーフィネスにおいてベストなリールといっても過言ではありません。

PEラインは太めの1.5〜2号が必須

ラインは1.5〜2号のPEラインを使ったセッティングが大切なポイントになります。小田島さんはシーガーからリリースされるR18 完全シーバスの視認性の高いフラッシュグリーンカラーを愛用しています。パワーフィネスは太めのPEラインが釣りのもっとも大切な要素になるため、細いPEラインは絶対に避けてください。

サイトフィッシングやディープエリアにはショックリーダー

小田島さんはバスのプレッシャーが強いサイトフィッシングやディープエリアの釣りではショックリーダーを結束しています。リーダーはフロロカーボンの12〜14lbの太さで、カバーに擦れても切れにくい高品質のアイテムを選んでください。

シーガーからリリースされるグランドマックスは強度の高さが魅力のフロロカーボンショックリーダーで、実釣でのフッキング率も安定しているそうです。

パワーフィネスにおすすめのスモラバ

パワーフィネス用のスモラバ

バスフィッシング用の人気メーカーからはたくさんの形状のスモラバが販売されています。スモラバは見た目ではその違いがわかりにくいアイテムですが、パワーフィネスへの向き不向きが存在します。パワーフィネス用のスモラバを探している方にに向けておすすめの2種類をピックアップしてもらいました。ウエイトは3〜5gを目安に考えると扱いやすいそうです。

レイドジャパン エグダマ Type-LEVEL

小田島さんがパワーフィネスで愛用している定番アイテム。トレーラーをつけても水平姿勢が崩れにくいので、魚に見切れられにくく食わせに特化しています。パワーフィネスに挑戦するビギナーの方にも扱いやすく、プレッシャーがかかった人気ポイントのサイトフィッシングにもぴったりです。

ノリーズ カメラバ

小田島さんがパワーフィネスでテンポ良くアプローチしたいシチュエーションで活用しているスモラバ。表層からボトムまでを、素早くチェックできるアイテムで、パワーフィネスに慣れてからレンジを意識してアプローチしたい方におすすめです。

パワーフィネスにおすすめのトレーラーは?

パワーフィネス用のトレーラー

パワーフィネスのトレーラーはバスフィッシング用に販売されているホッグ系ワームであれば、様々なアイテムを流用できます。スモラバの食わせ力を活かすためにはパーツができるだけ細かいアイテムをセレクトしてください。サイズ感は2〜3inch前後を基準に考えましょう。

不安な方は専用トレーラーを使おう!

エグダマやカメラバにはパワーフィネス用の専用トレーラーも販売されています。どんなワームを選べば良いか迷っている方は専用のトレーラーを選ぶのが安心です。パワーフィネスのトレーラーはスモラバのカラーに、ワームカラーを合わせてセッティングすることが多いので、専用のアイテムであればカラーを合わせやすいメリットもあります。

ノリーズ スイッチオントレーラー

伊藤巧がプロデュースするパワーフィネス専用のトレーラーワーム。パワーフィネス用を想定した専用のディテールとなっており、小田島さんも愛用しているおすすめのアイテムです。パワーフィネスのトレーラーに悩んだ方はまず選びたい定番のアイテムになります。

レイドジャパン エグバグ

レイドジャパンからリリースされるエグダマ用のトレーラーワーム。ラバーの繊細なシェイクアクションを損ねない微波動が魅力で、パワーフィネスで愛用するアングラーも多いです。

O.S.P ドライブクロー

O.S.Pの定番クロー系ワーム。テキサスリグを使ったカバー撃ちに使われることが多いですが、艶かしいパーツはパワーフィネスのトレーラーとしても秀逸です。サイズは2〜3inchを選びましょう。

ボトムアップ MPS

ボトムアップからリリースされる食わせ力に特化したワーム。ボディに搭載されたクビレをカットすることで、スモラバのフックサイズにジャストフィットさせることができます。クビレはクッションの役割もするため、微波動シェイクアクションも引き出しやすいです。

パワーフィネスを上達するポイント

パワーフィネスで釣り上げた春のブラックバス

パワーフィネスは釣るためのポイントをいくつか押さえることで、初心者でもバスからの反応が得やすくなります。パワーフィネスで釣果があがらずに悩んでいる方は上達のポイントをチェックしてみましょう。

狙ったレンジでのシェイクアクションがベース

パワーフィネスはロッドワークを使った繊細なシェイクアクションがベースになります。キャストしたルアーをカバーに引っ掛け着水させたら、狙いたいレンジをキープしながらシェイクさせましょう。ロッドワークを使った大きなアクションではなく、ティップやラインを振動させるような僅かなシェイクを心がけてください。

パワーフィネスはキャスト精度が大切!

スピニングリールのサミング

スモラバのパワーフィネスはカバーにタイトにキャストする精度が大切です。カバーにラインを絡めてバスにプレッシャーをかけないようにすることはもちろん、ワームがしっかりとアクションするピンポイントを狙う必要があります。キャスト精度を高めるために小田島さんが意識しているポイントは人差し指でスプールを押さえるサミングで、ベイトリールと同じ要領でラインの放出を止めることで、狙いたいピンポイントに確実にルアーをキャストできます。

焦らず細かいレンジキープをする

スモラバのパワーフィネスは表層直下の細いレンジキープを心がけましょう。カバーにタイトについたバスは表層直下のレンジで口を使うことが多いです。スモラバをアプローチするときは、焦ってリグをフォールさせずに表層から中層までに神経集中をさせて釣りをすることが大切です。ルアーのレンジを変えるときもできるだけ細かくレンジを変えながらアプローチしましょう。

バスをかけてからは強引なゴリ巻きファイト

スモラバのパワーフィネスはタックルのパワーを生かしたパワーファイトが大切です。スピニングリールのドラグセッティングはラインが放出されないようにフルロックにし、タックルのパワーを生かして強引にファイトしましょう。パワーフィネスではラインテンションを張ってる状態でスモラバを食ってくることが多いので、バイトを感じてからは即アワセが基本になります。

スモラバを使ったパワーフィネスでタフコンディションのバスを攻略

スモラバを使ったパワーフィネスは小さなスモラバと強めのタックルという極端なセッティングを活かした釣り方です。バスフィッシングでは定番のカバー撃ちで反応しないバスにも効果的で、メジャーフィールドのデカバスにも有効な釣り方になりそうです。小田島さんは真冬を除くオールシーズンで釣果実績をあげている釣り方なだけに、パワーフィネスの専用タックルを用意して積極的に活用してみてください。

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