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2020年6月17日更新 8115

ロマンのかたまり! エレキット「サイボーグハンド」は塗装するとSF映画のアイテムに変わる!

SFガジェット好きにはたまらない!エレキット 「サイボーグハンド」を重機風塗装にカスタムペイント!置いているだけでも存在感があるのに、なんと水圧式で指の動きに合わせて可動ギミックまで!!ぜひ自分の好みの色で塗って欲しい一品です。

OutSeekers編集部

OutSeekers編集部

SNS界隈をざわつかせた 「サイボーグハンド」とは?!

2020年3月中旬にTwitter界隈で話題となった株式会社イーケイジャパンのブランド「エレキット 」の新製品「サイボーグハンド
一目見た瞬間に「これは作らなければならない」と思いました。

発売と同時に様々なネットショップでも品薄状態が続きましたがなんとか再入荷のタイミングで購入することができました。

サイボーグハンドを買わない理由が見つからなかった。

サイボーグハンドのパッケージ

Twitterで見た情報は発売前の画像一枚だったにもかかわらず一瞬で「買わなければならない」と思ったのにはいくつか理由があります。

まずは最強に覚えやすいネーミング「サイボーグハンド」。サイボーグの手です。それ以上でもそれ以下でもない。こんなに分かりやすいネーミングあるでしょうか。もしかしたら「ロボットハンド」でも良かったのかもしれないですが、「サイボーグ」にすることで「半分は自分が入っている」という感覚がたった7文字の中に集約されているってなんてすごいセンスなんでしょう。そしてメインディッシュのネーミングの横に添えられたキャッチコピーは「キミの手をパワーアップ!」完璧以外のなにものでもないでしょう。

Twitterなので最初は文字に目が行くのですが、次に目にしたのがそのビジュアル。完全にネーミングを上回るビジュアルセンス。飛び出たケーブルがロボットではなくサイボーグ感を出しているところもグッとくるポイント。さらに読んでいくとなんと水圧式で可動するということ!

サイボーグハンドの動き

人体に装着するギアという点においては映画「エリジウム 」を彷彿とさせてくれます。

イーケイ株式会社さんには是非この流れでエレキットブランドでリアル「エリジウムごっこ」ができるシリーズを作って欲しいです。

そして極め付けはお値段。これだけのワクワクポイントが詰まっていながらお値段なんと3,520円(税込み)! この時点で買わない理由はなくなっていました。

サイボーグハンドは塗装したらどんな色でもカッコよくなる

今回も大好きな「重機風塗装」で塗ることにしました。

エレキット「サイボーグハンド」の重機風塗装

発売したてということもあり、まだ塗装例がほとんどネット上になかったのでかなり冒険ではありましたが、箱のカラーリングを見ながら色をどのように割り当てるかシミュレーションして塗装しました。プラモデルの塗装で迷った時にはとりあえず重機風に塗装しておけば間違いないのではないかと思っています。

サイボーグハンドのパーツ

もともと成形色で色分けされており、パーツの見分けもつくし作りやすいようにしてあるのでしょうが、個人的な意見としてはこのサイボーグハンドは使用する色数を少なくした方がかっこいいです。全てシルバーで塗装したらおそらくターミネータのようなアイテムになることでしょう。なんなら全てショッキングピングで塗装しても似合うのではないでしょうか? フォルムがいかついのであえてのポップな組み合わせもランチボックスジュニアのように「ゴツかわいい」感じになるのではないでしょうか。

タミヤのワイルドミニ四駆ランチボックスジュニアの塗装

サイボーグハンドの重機風塗装で使用した塗料

サイボーグハンドの塗装で使用した塗料

メインカラーをキャメルイエローに、NATOブラックをアクセントに入れて鉄の部分はガンメタルとアルミシルバーを使い分けて使用しました。




塗装はほぼこの4色で塗装。

塗りながらの組み立ては時間がかかる!

これは最初からわかっていたことですが、塗装をしながらの組み立てはなかなか時間がかかります。

エレキット「サイボーグハンド」の重機風塗装

エレキット「サイボーグハンド」の重機風塗装

エレキット「サイボーグハンド」の重機風塗装

3つのパーツを埋め込むのはおそらく10分もかからずにできる作業ですが、塗装してちゃんと乾燥させてから組み立てるので通常よりも倍以上の時間はかかります。乾燥させている間はパーツのどの部分を何色で塗るのか箱の写真を見ながら計画をしながら進めていきます。一気にパーツを切り落として塗装してしまっても良いのですが一度切り落としてしまうとどのパーツだったのか照合させるのに時間がかかってしまうので、あえてゆっくり進めました。

組み立ての精度は非常に高い!

エレキットブランドを初めて組み立てるので「噛み合わなかったらどうしよう」などの若干の不安がありましたが、そんな心配は全くいりませんでした。

エレキット「サイボーグハンド」の重機風塗装

基本的に接着剤を使用せずに、重要なポイントはビス止めしてしっかりと組み立てることができます。パーツの組み合わせの精度もゼロに近いくらいにズレがなく塗装していたにもかかわらず歯車等のかみ合わせのズレも全くありませんでした。パーツ一つ一つは思っているより大きいのでもしかしたら車や戦車のプラモデルよりも組み立てのハードルは低いのかもしれません。

サイボーグハンドの組み立て

ベースとなるパーツ部分の組み立てが完了。ここまでくるのに5時間くらいかかってしまいました。塗装せずに組み立てる場合はおそらく1時間くらでいけるかと思います。

サイボーグハンドは「プラモデル×工作」がアツい!!

サイボーグハンド水圧システム

さて、ある程度組み立てた段階でサイボーグハンドの心臓部「水圧システム」を組み立てます。付属のチューブをカットして組み立てていきます。水が入るポンプの部分も元々はクリアブルーでしたが、ちょっと工業感を出すためにスモークを吹きかけてみました。

サイボーグハンド水圧システム

水が入るパーツを組み立てていき、つないだパーツの間を水で埋めるようにします。

サイボーグハンド水圧システム

するとこのような動きになります。

サイボーグハンド水圧の動き

このあたりからプラモデルの範疇から「学研の科学」を作ってるような感じになってきます。ラジコンもそうなんですけどこの「作ってるものが動く」っていう感覚は何を作っていても新鮮です。プラモデル的な感覚で作っていながらも「工作の時間」を楽しめるなんてとてもお得ではないでしょうか。

ここに指パーツをつけるとさらにリアルになります。

サイボーグハンド水圧の動き

めっちゃリアルです。生身の人間の手で動かしているのでむしろちょっと気持ち悪いくらいです(← ほめてます)トカゲの尻尾が切られたような動きに近いです。

各パーツをつなげ合わせて「サイボーグハンド」に命を吹き込む

サイボーグハンドの組み立て

手順的に時間を取られるのが大きく分けると2つで、骨組みとなるパーツの組み立てと「水圧システム」の組み立てです。ここまで作ってしまえばあとはどんどん形になっていくので心配いりません。

サイボーグハンドの組み立て

チューブはあえての無塗装です。このチューブは赤とか黄色とかでも良かったのかもしれないです。ただポンプの色と合っているのでこれはこれで良いです。

汚し塗装とステッカーでリアル感の演出

サイボーグハンドの仕上げ

ここまできたらあとは自由演技タイムです。いま持っているスキルを使って簡単に汚し塗装の演出を加えていきます。最初にスミ入れをして次にステッカーを貼っていきます。

サイボーグハンドの仕上げ

油っぽい汚れはシタデルカラーを大胆に塗装

サイボーグハンドの仕上げ

サイボーグハンドの仕上げ

「サイボーグハンド」重機風塗装の完成!

サイボーグハンド重機風塗装

サイボーグハンド重機風塗装

実際に手に装着してみるとかなりでかいです。
装着感的にはサイボーグというよりは「地獄先生ぬーべー」っぽいかもしれません。(←分からない方は画像検索してみてください)

サイボーグハンド重機風塗装

薬指と小指は2本で一本の指を動かす仕組み。水圧がしっかり効いているので連続でやると意外とつかれる。握力トレーニングにもなりそうです。

サイボーグハンド重機風塗装

サイボーグハンド組み立ての過程を動画で見てみる

Yahoo!Creatorsにて制作プロセスの動画をアップしてます!Yahoo!アプリお持ちの方はぜひこちらからフォローお願いいたします。

カッコいいと思ったものが動く。それだけで十分。

エレキット「サイボーグハンド」の重機風塗装

一通り完成して動かした状態で今はすでに満足している。モノは掴めるけどあえて何かを掴んだり、ましてや生活の中でこのサイボーグハンドをリアルに使いこなすということはないかもしれない。

ただ最初に出会ったネーミングのインパクトとそのビジュアルに、「重機風塗装をしたらどうなるのか」という「妄想」をしてしまった時点でこれを作らずにはいられなかったのが事実でした。

作っている間は過去に見たSF映画や、昔体験していたであろう工作の時間に没頭していました。日頃仕事に追われている状況の中で、サイボーグハンドを作っている時は子供時代に好きだったものに思いをはせられたのかもしれません。最初に「これは作らなければならない」と思ったのは、こういう気持ちを忘れないためだったのかもしれません。

子供心を思い出すために「サイボーグハンド」を手にしてみてはいかがでしょうか。

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