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2019年8月1日更新 14212

東京・埼玉の荒川うなぎ釣りは、こんなポイントを探せば釣れる!

うなぎの蒲焼きや白焼き夏は夏の風物詩として多くの食卓に並ぶ食材です。うなぎ釣りは昔から伝統的に様々な釣り方・捕獲方法がありました。現在は主に投げ竿を用いたエサ釣りが主流で、意外にも簡単に釣れるターゲットでもあります。筆者が注目したのは過去に荒川にてブラックバス釣りをしていた際に、地元の釣り人の方にうなぎ釣りを教えて頂き、荒川産のうなぎを釣った経験です。この記事では都市郊外から近い荒川からうなぎを釣る方法や具体的にうなぎが釣れるポイントについて解説します。

けーやん

けーやん

餌釣りからジグ使いに転向中の釣り好きOjisan

荒川でうなぎが釣れた!

荒川で釣れたうなぎ

筆者は荒川への釣行頻度はさほど多くはありませんでしたが、ブラックバス釣りにハマり荒川へと足を運んだ経験があります。その際に地元の釣り人の方が荒川にて、うなぎを釣っている姿を見かけました。お話を伺ってみると「荒川には結構な数のうなぎが生息しているよ」とのこと。ブラックバスの釣りを中断し、私はうなぎを釣ってみたい衝動に駆られるようになりました。

後日、その方にお願いをしてうなぎ釣りに同行させて頂くことになりました。場所は埼玉県と東京の近くを流れる荒川で、夜になると郊外の光がうっすらと差し込みます。田舎育ちの筆者にとって夜の郊外は特別で、そのような環境下で釣りができることに気持ちが高揚していました。

釣り場に着いてからは、うなぎ釣り用のぶっ込み仕掛けをキャスト、もしくは落とし込みをして待つだけです。お喋りをしながら待っていると、竿先にコツコツと小さなアタリがきました。ここで合わせてしまうのは早すぎるらしく、少し間を置いてから明確に竿先が絞り込まれるのを待ちます。竿先に十分に重みのある引きがあってから巻き上げると、40-50cmの良型のうなぎが釣れました!

うなぎと言えばなかなか見かける機会はなく、その上釣れるイメージが湧きにくい魚です。それでもいるポイントにはいるし、しかも釣り自体は全然難しくないと感じました。
次に私が荒川でのうなぎ釣りで学んだ、うなぎ釣りのコツについて詳しく紹介します。

清流での釣り方は全く違う釣り方になるので、きれいな清流での釣り方は別記事の下記をご参照ください。

荒川のうなぎを釣るコツは時期と時間帯

時期に関しては、うなぎの活動が低下する冬以外であれば基本的に問題はなく、水温が低下しない一定の水温が保てる状態の時期が良いです。うなぎには夏のイメージがありますが、暑さの和らぐ秋がうなぎにも人間にもベストの時期といえるでしょう。

そしてうなぎを効率よく釣るコツは、釣れる時間帯に釣りへ行くことです。荒川のうなぎだけでなく全国各地のフィールドで共通していることで、うなぎは夜行性の生き物なので日没から2-3時間と日没前となる時間帯に良く釣れます。残念ながら日中のうなぎ釣りは積極的に餌を捕食する時間帯ではないので、あまり期待できません。しかし、朝夕のマズメとなる時間帯であればうなぎからの反応が得られやすいです。

その上、うなぎ釣りには時合となるタイミングもあり反応が著しく良い時があります。複数の竿を出していると突然、どの竿にも反応が出るなんてこともありました。仕掛けや餌をしっかりと準備するのもうなぎを釣る上で大切な要素ですが、まずは時期や時間帯も含めたタイミングを掴めるかが最も重要なキーとなります。

荒川のうなぎが釣れるポイント!どんな所に生息している?

続いて荒川でうなぎ釣行をした際に選んだポイントについて説明します。うなぎといえば水中の影となるポイントや障害物周りに着きやすい魚で、水深に関しては浅場でも深場でも関係なく泳いでいます。驚くことにうなぎは水深が10cm程度でも餌を求めて泳いでいるので、目の前のちょっとした水辺でも釣れてしまうなんてことがあります。日中ではまずありえないことですが、夜間のうなぎは予想外な動きをします。

また、筆者が実際にうなぎを釣ったポイントは流れが緩やかで泥状の水底でした。他にもテトラポッドの穴打ちやその周辺は活発に捕食をするポイントになります。船着場になる杭やロープが入っているポイントでは根掛かりしやすいので注意が必要です。その上で、具体的なポイントを以下にまとめます。

  • 浅場と深場が形成されるポイント
  • 障害物が入っており、うなぎが身を隠せそうなポイント
  • テトラポッド、多数の石が沈んでいるポイントなど
  • 川の流れがぶつかるポイント
  • 濁りの入った流れ込み周辺
  • 河口付近

荒川のうなぎ釣りポイント テトラポッドの先端で落とし釣り

上の写真のように、岸辺のテトラポッドに川の流れが当たるようなポイントで、落とし込みで糸を垂らしても釣れます。実際、一晩で釣れたのは2匹でしたが、何匹もアタリがありました。

特に河口付近でのうなぎ釣りは、潮汐に合わせてうなぎが登ってくることがあるので連発ヒットも狙えます。一般的に河口側では数釣り、中流域や上流域では大型サイズが狙えやすいと言われています。うなぎ釣り初心者の方にはサイズは小さめだけど河口側で始めてみるのも良いでしょう。

荒川でうなぎ釣り中に釣れる他の魚

うなぎ釣りの”邪魔”をする魚として、ブルーギルが釣れました。ブルーギルがうなぎと同じ餌のミミズを食べてきます。これは避けようがないのですが、感覚としてブルーギルはアタリがあるとすぐかかるイメージです。一方、うなぎは警戒して様子を伺いながら、一瞬アタリが止まるのですがその後一気に食べてくる感じでした。

うなぎ釣り中に釣れたブルーギル

何発かブルーギルが連発していたので、「あ、またブルーギルか」と半分諦めモードで糸を巻くとうなぎだったこともありました。水面に魚が顔を出すまではうなぎがかかったと信じて巻きましょう。うなぎがかかっていたのにもたもたしてバラしてしまったらもったいないです。

荒川のうなぎは持ち帰って食べられる?

うなぎを釣りたい最大の目的は持ち帰って食べることではないでしょうか?そこで気になるのは、荒川のうなぎは食べられるのかですよね。

筆者は荒川で釣ったうなぎを食べるのは断念しました。理由としては泥臭い臭いが強烈で、2〜3日の泥抜きをしても厳しいのではないかと思いました。個人差はあると思いますが、もう少し水質の綺麗な河川で取れたうなぎでなければ食べるのは難しいのではないかと考えます。他にも荒川は工場用水も流れているので絶対の安全は保証されていないと判断しました。

せっかく釣り上げたうなぎを食べたい気持ちはありますが、釣りだけで満足してしまった私は食べるまでには至りませんでした。もし食べるのであれば蒲焼き等で臭みをしっかりと取った状態で頂くと良いと思います(自己責任で宜しくお願いします!)。

荒川のうなぎ釣りで使った仕掛けはシンプル

うなぎ釣り用タックル

ここでは荒川のうなぎ釣りで使用したタックル・仕掛けについて紹介します。うなぎ釣りには主に2種類の釣り方があり一つは投げ釣り、もう一つはウキ釣りになります。今回は釣りやすさ、汎用性を考えて投げ釣りの仕掛けについて紹介します。

投げ釣り仕掛けは、オモリをはじめに道糸に通します。次にオモリを通した道糸にサルカンを結び、先端にハリスを取り付けて完成となります。簡単な仕掛けではないでしょうか?うなぎ釣りで使用する仕掛けは極めてシンプルで、持ち合わせのタックル等で十分に準備できます。タックルは一本より複数本ある方が水深の浅い場所から深い場所まで、場所を散らしながら狙えるのでおすすめです。

荒川のうなぎ釣りで必要な道具

うなぎ釣りで必要な道具について列挙すると、以下のような仕掛けが必要となります。

  • 釣り竿
  • リール
  • ライン
  • オモリ
  • 仕掛け/餌

釣り竿

うなぎの投げ釣りで使用する竿は3〜5メートル前後の投げ竿や磯竿、万能竿などを使います。竿の調子はあまり硬すぎるとうなぎのモゾモゾとした小さなアタリが取りにくいので、先調子が良いです。とはいえ、普段はルアー釣りがメインで、バス釣り用のロッドしか持っていないというような方でもうなぎ釣りはできます。うなぎの引きは最初にずっしりと重くなり、障害物に逃げ込もうとしたり抵抗して体を捻らせます。このファーストアタックを上手に避けられれば、バスロッドやシーバスロッドを代用しても全然大丈夫です。

リール

リールはスピニングリールの3000〜4000番クラスがおすすめで、ギア比はノーマルギアの通常モデルで十分です。道糸さえ巻ければ年季ものリールや安価なリールでも十分に対応できます。3000〜4000番は一般的に汎用的に使われる番手ですので、うなぎ釣り以外にもアジやサバ、イワシといった初心者でも釣りやすい魚種や、中・上級者が釣るシーバスやクロダイといった魚種に対しても使えます。

うなぎ釣りに使える3000〜4000番のリール一覧

道糸

道糸の太さはナイロン3〜5号をメインに巻きましょう。気になる糸巻き量ですが、河口側などであれば遠投できるように多く巻いておくと良いです。基本の釣りスタイルは足元や近場にキャストするので道糸量はそう多くなくても大丈夫です。テトラポッド周りや杭が入っているようなポイントであると根掛かり負けする可能性もあるので、4〜5号の太めのナイロンラインを選びましょう。

オモリ/スナップサルカン(スナップスイベル)

オモリの重さはフィールドの状況(川の流れ、潮の速さ)などから判断したいです。目安としては6〜12号クラスのオモリを使いたいところで、ナス型オモリや亀通しオモリ、中通しオモリなど投げ釣りに最適なものを使用しましょう。道糸にオモリを通したらスナップサルカンで結びます。もし遠投をするのであればオモリの緩衝を和らげるためにもゴムを挟んでおきましょう。


ハリス

うなぎ釣りで使用するハリスはうなぎ専用のものがおすすめです。うなぎ針の特徴はフトコロが狭く、うなぎの小さな口に掛かりやすい形状をしています。確実にうなぎのアタリをヒットにするために、うなぎ針は欠かせないですね。ハリスの基準としては3〜4号を目安に使用し、長さは30〜50cmほど取ってあげると良いでしょう。あまり長すぎると移動距離の少ないうなぎのアタリが取りにくいので注意が必要です。

荒川のうなぎ釣りでおすすめの餌とつけ方

うなぎの餌のドバミミズ

うなぎ釣りで使用する餌はミミズをはじめイソメやゴカイを使用するのがオーソッドクスです。筆者が荒川のうなぎ釣りで使用した餌はドバミミズでした。ドバミミズの取り方としては筆者は地元が田舎な地域に住んでおり、近くの森林や林の腐葉土を掘るとわんさか取れます。ドバミミズは釣具店でも購入できるので、簡単に入手できる万能餌でもあります。

その他にも鯖の切り身やハゼ、アユなどの死肉でも釣れます。荒川ではありませんが、過去には他の河川でドジョウの泳がせ釣りでも釣れた経験があります。匂いを発する餌に反応が良いので、様々な餌で試してみると良いでしょう。経験上ですが、ミミズやゴカイなどは虫餌を好む魚(コイ、ナマズ、セイゴ)に餌取りされてしまい釣りにならないこともありました。そんな時は魚の切り身等で外道をなるべく避けて、うなぎだけにターゲットを絞れるように工夫しました。

餌は強めの匂いを発する餌を使用しますが、むしろ気をつけたいのは餌の長さです。うなぎは口が小さく、餌を完全に捕食するのに時間がかかります。そのため適度な大きさの餌を付けないとハリ先だけ餌が残ってしまうことが頻繁にあります。ミミズやイソメなどは10cm以下ぐらいの大きさで付けます。魚の切り身などは細くカットしてチョン掛けにしましょう。小さなアタリはあるけど上手く乗らない時は餌の長さを確認すると良いです。

荒川のうなぎ釣りにあると役立つその他の道具

うなぎ釣りで必要なタックル・仕掛け・餌については説明しましたが、他にもあると役立つ道具があります。むしろ、こちらで紹介する道具の有る無しで釣りのしやすさが全然違います。

竿立てうなぎ釣りは置き竿にして待つ釣りが基本スタイル。竿を傷付けないためにもあると良いです。
鈴/ケミホタル夜間の釣りでは音や小さなライトを竿先に付けて、アタリが分かるようにします。
手洗い用バケツうなぎの体表はヌメヌメしているので、手洗い用に使用します。短時間であればキープもできます。
タオル滑りやすいうなぎを掴むにはタオルがあると良いです。
クーラーボックスクーラーボックスは持ち帰ることを想定して用意しましょう。蓋がないとうなぎは脱走してしまいます。

これらの道具があると、うなぎ釣りがより快適に楽しめるので準備しておくと良いですね。うなぎ釣りは夜釣りや朝方など陽が登らない時間帯に釣りをすることが多いので、ケミホタルや鈴のような小さなアタリを取れる道具は必須とも言えます。あとで竿を引き上げた時にうなぎが釣れていても、針を飲み込んでしまっているとラインを切るしかありません。最悪の場合は殺してしまうかもしれないので、細かいですが頭に入れておきましょう。

身近な荒川で腕に関係なく楽しめるうなぎ釣り

今回は荒川のうなぎ釣りについて紹介しました。うなぎ釣りはルアーフィッシングなどのように高度な技術が求められる訳ではないので、初心者の方から釣り上級者まで手軽に楽しめる魅力があります。

うなぎが釣れるかどうかはその日のタイミングとポイント次第になる要素が強く、時期さえ間違わず、基本的な仕掛けと餌さえあれば釣れます。釣りが上手い、下手は関係なしに投げて待つだけの釣りなので、運頼みの要素が強いうなぎ釣りはワクワクしますね。あの都市郊外を流れる荒川で釣れると知った時は衝撃を受けましたし、自分にも釣れるなんて想像もしていなかったです。そして荒川で釣れたうなぎは50cmサイズの良型でしっかりと繁殖していると確認ができました。

荒川のうなぎは残念なことに個人的には食べたいとは思えない泥臭さが体表から感じ取れましたが、うなぎの捕獲量が減少している昨今の実態を踏まえるとリリースしてあげたい気持ちになり、釣りと環境を考えるキッカケにもなりました。

普段はスーパーで蒲焼き用として体が開かれた状態のうなぎ。今まで加工されたうなぎしか見たことのない人も、田舎の川に行かずして都会からアクセス良好の荒川で生きたうなぎをじかに見れるチャンスがあるので、うなぎ釣りにチャレンジしてみてくださいね。

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