2019年8月21日更新 6270 14
タミヤの3輪ラジコン「ダンシングライダー」を室内で満喫する5つの遊び方
小学生のノリで遊んでみたい! そんな方におすすめなのがタミヤ「ダンシングライダー」です。完成品セットならすぐに遊べるので大人でも盛り上がれること間違いなしです。小学生に戻った気持ちでまずはダイジェスト動画からどうぞ!
“年を取ったから遊ばなくなるのではない、遊ばなくなるから年を取るのだ”
みなさま最近遊んでますでしょうか? こちらイギリスの劇作家「バーナード・ショー」の名言ですが、40代の自分としてはこの言葉が最近ズシりと感じる年齢になってきました。 40代に限らず社会人になってからというもの「遊び」というものから日々離れているように感じます。ここでいう遊びとは大人になってからのクルージングでシャンパンを空けるとかリゾート地でのゴルフとかそういうたぐいの遊びではなくもっと原始的な遊びで、言わば「小学生のノリ」の遊びです。もしかしたらもう忘れてしまっているかもしれませんが、小学生の頃は友達が3人くらい集まればそこで自然と「遊び」が生まれていたはずですが、いまそういう感覚って意外と失っていたりしませんか?遊びにもいろんなくくりがあるかと思いますが今回紹介したいのはそんな「小学生のノリ」を思い出せる遊びとして、タミヤの3輪ラジコン 「ダンシングライダー」を使った遊び方を紹介していきます。世間的な肩書きとか社会的な地位は一旦忘れて自分が小学生だった頃を思い出して読んでいただければと思います。「心の老化防止策」としてのラジコン遊びを一緒に楽しんでいきましょう!
遊び慣れていない人が遊ぶのにちょうどいいラジコン「ダンシングライダー」3つの魅力
今回購入したのはタミヤ「ダンシングライダー」完成キットです。プロポと本体がセットになっており電池(別売り)を入れればすぐに遊べます。
元タミヤ少年としてラジコンで遊びたいとは思っていたものの、久しぶりに遊ぶのに本気ラジコンに手を出すのは躊躇していましたが、ダンシングライダーはそんな自分にとって最適なマシンでした。以下に遊びに最適な理由を挙げていきます。
1、室内でも遊べる「ちょうどいい速度」
タミヤ公式のプロモーション動画で見て分かるように室内でも十分遊べる速度です。もっとスペックの高いラジコンだとどうしても室内では厳しく「ちょっと遊ぼうか」という感じにはなれないですが、これくらいの速度であれば気軽に遊べてちょうどいいです。
車体自体のメカニックも非常に特徴的で前輪のステアリングではなく曲がる時は車体を傾けるという独特のメカ構造が見ているだけでもコミカルで楽しいです。
2、転んでも自分で起き上がる不屈の「特殊構造」
車体を揺らせて走行させるためによく転倒もしますが、サイドについているバーによってなんと自分で起き上がることができます。この機能があることで遊んでいてもストレスなく遊びに集中することができます。
3、単三電池で動くという「気軽さ」
一般的なラジコンとなると通常は専用のバッテリーが必要になりますが、ダンシングライダーは単三電池で動きます(本体4本、プロポ4本)
家庭で使用している電池が使えるのは気軽に始めたい人にとっても非常に嬉しいポイントです。とはいえ2台動かすにあたって一度につき16本使用することになるので、今回はAmazonベーシックにて予備の充電池をたっぷり用意しておきました。
ハンデの少ない公平性が遊びにはちょうどいい
このようにダンシングライダーは久しぶりにラジコンで遊ぶ人にとって「ちょうどいいスペック」となっています。遊びをする上で大事なのが「ほどほどの公平性」だと思います。誰か一人だけがめちゃめちゃスキルが高かったり、誰か一人だけがめちゃめちゃ課金したマシンだったりすると遊びが成り立たない場合がありますが、このダンシングライダーは絶妙な公平性があると言えるでしょう。
ダンシングライダーの後継機「デュアルライダー」もカッコいい!
僕らがダンシングライダーを買った直後に発売になったのですが、同じシャーシを使っている「デュアルライダー」も未来的なデザインで非常にかっこいいです!
もっとこだわりたい方にはカスタムパーツでマシンの性能アップも可能!
今回購入したダンシングライダーは完成品ですがオプションパーツでさらにメカの性能アップを追求する楽しさもあります。もちろん組み立てが得意な方は最初から組み立てキットから入ることも可能です。こういう発展した遊びが出来るのもラジコンの嬉しいポイントでもあります。
いい年した大人が4人集まって本気でダンシングライダーで遊んでみた!
今回このダンシングライダーを楽しむために下は20代後半から上は40代までの4人で集まり「どうやって遊べるのか」を真剣にディスカッションした結果、以下5つの遊び方を実践してみました。
- ゴールまで辿りつけるか!? 行く手を阻む障害物レース
- 狭きゲートを通過せよ!走行スキルアップレース
- 紙コップ陣地取りゲーム
- 自爆の恐怖に対峙せよ!風船陣地取りゲーム
- 凶暴性がまる出しに!対決バルーンデスマッチ
素晴らしいほどの「小学生ノリ」のゲーム案です。この時点ですでに最高です。こういう話をしているだけですでに気持ちが若返ってきます。では以下にゲーム毎の説明をしていきます。各ゲームには動画での説明もありますので合わせてお楽しみください。
1,ゴールまでたどり着けるか!? 行く手を阻む障害物レース
こちらのコース作成のポイントはズバリ「どれだけ嫌な感じにするか」です笑 身近なものや100均ショップでも手に入るようなものも実はいい障害物になったりします。コース全体図はこんな感じに設定しました
足つぼマットですら小さいラジコンにとっては大きな障害物になります。
雑誌を積み重ねるだけでも大きなジャンプ台に! 着地失敗連発!
人為的に動かすペニーボードはもはや嫌がらせ以外のなにものでもなくなっていました。
ぶっちゃけ途中から「レース」という概念は無くなり、ただ単にクラッシュを楽しむ大会になっていました。
それでいいんです、なんせ気持ちは小学生ですから。
2,狭きゲートを通過せよ!走行スキルアップレース
2つ目のゲームはちょっとスキルアップにつなげるためにコースの難易度を上げてみました。通過するポイントを設置してのコースです。
棚をスタート直後に設置
これが意外と難しい!!!
観葉植物という密林地帯をくぐり抜けて次なる難関は、、、
通称「地獄の谷」という名のただの狭い通路。気分はマッドマックス! 通過する時は「イモータン・ジョー!!」と叫んでみましょう。
障害物コースに比べてシンプルではあるものの、スキルアップに集中しているために全員無口になります笑
人間の学習能力がすごいと思ったのが、みんなほぼ初心者であったにも関わらず、何周かしているあいだにほぼノーミスで走らせることに成功していた点です。こちらもレースというよりは「どれだけぶつけずに走行するか」ということに集中したために「レース」という概念はどこかへ行ってしまい、無口に「自己成長」にのみ集中していました。小学生とはそういうものなのでこれもよしです。
3,紙コップ陣地取りゲーム
次のゲームは趣向を変えてレースではなく「対戦型」にシフト。センターにラインを引いて相手陣地の紙コップをどれだけ自分の陣地に取り込めたか競うゲームです。それぞれの陣地の奥にあるのが王将フラッグ的な位置付けです。一旦取られた紙コップは取り戻してもOKというルールです。
ダンシングライダーに紙コップが引っかかるように調理用の竹串を使用します。
やってみると分かりますが意外と紙コップをひっかけるのが難しいです。この絶妙な難しさこそ遊びの醍醐味!!
たまに発動される「カップ2個同時移動」などのスーパープレイが出ると会場はスタンディングの大盛り上がり!
レースとは違い、細かい操作性が必要となりますが基本的には運による要素も大きかったりします。
ただちょっと絵面が、、、地味でしたね。
4,自爆の恐怖と対峙せよ! 風船陣地取りゲーム
こちら先ほどの陣地取りゲームの応用となります。ルールはシンプルで自分の陣地の風船が多く残った方が勝ちです。このゲームのポイントはスタート地点が陣地の奥からになっているという点です。つまり相手の陣地に急いで行こうとすると自分の陣地の風船も割ってしまうリスクがあります。「度胸」と「スキル」の両方が試されるゲームとなります。
今回のゲーム用に車体には紙コップゲームで使用した竹串を風船を割るように装着しました。(小さいお子さんがおられる場合は近づかないようにご注意くださいませ)
どんなに慎重に進んでも目の前の風船は割ってしまいます、、、
上から見ると戦局がよく分かります。
戦略的にも見た目にもインスタ映えする非常に面白いゲームではありましたが、唯一の難点は「設置が大変」ということでこの1ゲームのみとなりました笑
5,凶暴性がまる出しに!対決バルーンデスマッチ!
文句なしで一番盛り上がったゲームはこれです。マリオカートでもあったこのゲーム。シンプルでありながら白熱バトルを楽しめます。上記風船陣地取りゲームとは違い、こちら完全に操縦者の「凶暴性」があらわになります。
マシンには上記風船陣地取りゲームと同様に竹串を装着します。(くれぐれも小さいお子様の近くではやらないようお気をつけください)
並んだ時点で緊張感が走ります。
会心の一撃が見事にヒット!!!
残り一つとなった状態、同じダンシングライダーであるにも関わらず、その様子はまるでサバンナの大草原でライオンに追いかけられるシマウマのようでした。
無条件で対決ものって盛り上がりますね!そしてラジコンで遊びながら弱肉強食の食物連鎖の体験までできてしまうなんて思ってもいませんでした。
一番準備に手がかからないシンプルな遊びが結果的に一番盛り上がるっていうところが遊びならではの発見だったりします。
全てのゲームを終えた時、僕らは子供に戻っていた
今回の企画、スタートは朝の10時で終わったのはすでに夜でした。夜でしたが心は完全に小学生に戻ってました。
動画の撮影もあったのでおそらく普通に遊ぶより倍近く時間はかかっていると思いますが、とにかくあっという間の時間でした。もちろんゲーム自体が面白かったというのはありますが、一番楽しかったのは「このゲームがどうやったら楽しくなるか」というのを考えて試行錯誤している時間でした。すでに忘れてしまっているかもしれないですが、実はみんな子供の時ってこういう遊びを作り出す天才だったはずでした。
たまには意味のないことを全力でやってみてもいいのではないでしょうか
大人になると「仕事」が中心となり、さらに結婚をした場合はそこに「家庭」が入ってきて、いつの間にか「遊ぶ」ということを忘れがちかと思います。今回の記事では「ダンシングライダーの遊び方」というテーマで書かせていただきましたが、ラジコンに限らずに子供の頃に夢中になったことに大人になったからこそ取り組んでみるのはとても大事なことではないでしょうか。
今回の企画も含めて「遊び」自体に特に深い意味なんてありません。ただこの意味のないことにこそ、心が元気になる要素が含まれているような気がしてなりません。冒頭で「心の老化防止」と書きましたが、「心の活性剤」というポジティブな方が意味合いとして正しいのかもしれません。
この記事をここまで読んでいただいた方にはぜひ仲のいい友達を「昔やってた遊び」に誘ってみてください。
おそらく友達も遊びの誘いを待っているはずですよ!