2019年8月28日更新 3432

モンスタビートルを週末で組み立てる!ブランク30年おじさんがラジコンに挑戦

33年にわたる片思いを経てついに「モンスタービートル 」を手に入れました!! ラジコンブランク30年の自分は無事に完成させることができるのか?! 今回の記事では組み立てたから塗装による完成に至るまでの苦労と喜びを動画を交えながら紹介していきます。

Atsushi Matsumoto

Atsushi Matsumoto

コンテンツプロデューサー

30年のブランクがあったけど14時間かけてモンスタービートルを完成させました

ついに手にした憧れの「モンスタービートル 」 ですが、手にしただけではもちろん意味がないので今回の記事では組み立ての模様をお伝えして参ります。とはいえ実際にラジコンを組み立てるのは小学生以来で実に30年ぶりのラジコンの組み立てになるのでもちろん不安はありました。
この記事を読んでいる方の中には「ラジコンやってみたいけど組み立てが不安」という方もおられるかもしれませんが、ラジコン制作全体のイメージをお伝えすることでその不安が少しでも解消されればと思います。結論から言いますと約14時間3日に分けて完成することができました。今回の記事では制作する中でどのような気持ちの変化やモチベーションを維持していたのかなどの心の動きも含めてレポートしていきたいと思います。

DAY1 気合いで車両完成までこぎつける

まずは1日目のおさらいから。14:00頃から作業をスタートしました。夜にはなんとか作業が終わりましたが途中の過程では心が折れそうになる場面もありましたが、その過程を振り返っていきます。

組み立ての前に「味わう」のが大人の流儀

せっかく手に入れた憧れのラジコンです。いきなり着手する前にしっかりと余韻に浸りましょう。

モンスタービートルの組み立て

ドライバーの真剣な表情もちゃんと確認

モンスタービートルの組み立て

パーツ一つ一つ手にしながら、これからの組み立てに思いをはせます。

モンスタービートルの組み立て

あとタイヤの匂いは嗅いでおきます。(みんなやりますよね?)

モンスタービートルの組み立て

説明書を開き、圧倒的な情報量にちょっと心が折れそうになります。

モンスタービートルの組み立て

いったん入っているパーツを確認していると、時間はすでに40分を経過していました。余韻に浸りすぎていたようです。巻きで作業していきましょう。

モンスタービートルの組み立て

多分一番しんどいと思うのが「ネジの照合」

モンスタービートルの組み立て

その日人類は思い出しました。ネジの量が多かったことを、、、

ネジの量、本当に多いです。使うネジは袋ごとに分類されているものの、似ているネジもあるのでこの照合に時間がかかります。そしてたまに間違えます。ほぼ全てのパーツにネジを使用するので、この照合作業が面倒臭いと言えば面倒臭いですが、逆に言うとこの照合さえクリアすれば組み立てはさほど難しくありません。ちゃんと一個づつ丁寧にやっていけば「憧れのマシン」は完成できますので心配はいりません。

それでも心が折れそうになった時には一旦作業を中断して、タイヤと塗装前のボディを組み合わせて「完成したらこうなる」という形を組み上げてみましょう。きっとモチベーションは維持できることでしょう。(実際は現実逃避)

モンスタービートルの組み立て

作業開始から1時間。「これ本当に進んでいるのだろうか」

ようやく1時間経ってこの有様。

モンスタービートルの組み立て

大丈夫です。この形が組み立てることができたらきっと最後まで組み立てることができます。

モンスタービートルの組み立て

さらに1時間後にはようやくサーボを組み込むところまでやってきました。

ここまでのダイジェスト動画はコチラ

「進んでいるかどうか」考えることをやめると作業スピードは上がっていく

これはもしかすると大人になったからの悪いクセなのかもしれないですが、ついつい仕事と同様に「進捗状況」を考えてしまいますが、思い返せば子供の頃はそんなことを気にせずに「目の前のことに集中する」という才能が誰しも備わっていました。このラジコン制作において大事なことはとにかく「目の前の作業」「目の前のネジ」にのみ集中するのが一番大事だということを再確認しました。あと最初の1時間をクリアしたらおそらく一気に最後まで作れてしまうのではと思いました。

モンスタービートルの組み立て

モンスタービートルの組み立て

14:00から作業をスタートして、スイッチが入るまでは2時間近くかかりましたがある程度作業が進んでいくと気がつくと目の前のことに没頭して時間を忘れて作業していました。多分この「フロー状態」こそラジコン作りの魅力なのかもしれません。それは小学生の時に皆が持っていたはずの「没頭力」とも言えるでしょう。

気がつけば時計の針は21:00を回っていました。

一度スイッチが入ってしまえばこっちのものです。今まで断片的に組み立てていたパーツが一つの車になっていく姿はさながら推理小説のクライマックスを読んでいるような気分になります。

モンスタービートルの組み立て

そしてついに車体が完成! しかしこのあと悲劇が、、、

モンスタービートルの組み立て

いざスイッチを入れるとモーターが動かない、、、

完成の喜びを噛み締めながら、プロポのスイッチを入れていざスロットルを全開にしたところ、、、

動かない。モーターが空回りする音だけが部屋に響きます。

モンスタービートルの組み立て

ドラクエのレベルを99まであげておきながら、セーブするのを忘れてレベル35まで引き戻された絶望感ハンぱないです。
そうは言っても仕方がないというのと、「ここまできたら絶対にやり遂げる!」という謎の使命感を帯びて再度ギアボックスを分解。

モンスタービートルの組み立て

22:00、ついにモンスタービートルに命を吹き込む

格闘すること1時間。最終的な原因はモーターの取り付け位置が逆だったということが判明。確かに面倒ではありましたがおかげさまでメカの機構とどこを解体したら直すことができるのかというのを1時間で理解することができました。

モンスタービートルの組み立て

正直このメカの組み立てというのは車の整備士さんでもない限りほぼ知らないことだったりします。ただこれは大人になってからはなかなか味わえない「成長している」という感覚を自分の手を動かすことでも実感できる時間でもあります。

14:00から組み立て作業をスタートしてから8時間、憧れのモンスタービートル に命を吹き込むことができました。

モンスタービートルの組み立て

ここまでのダイジェスト動画はコチラ

DAY2 マスキングテープでボディに塗装をしていこう

1日目のマシン組み立てを終えて2日目はボディ塗装に入ります。本日も14:00くらいからスタートしてます。今回初めて「マスキングテープ」を使用して塗装していきます。モンスタービートル のボディはプラスチック製で、一般的なバギーラジコンで使用されている透明のポリカーボネート製のボディとは塗装方法が異なります。プラモデルの塗装と同様に表面から塗装していきます。

1、スプレーでボディ表面を塗装

もともと赤い成型パーツのモンスタービートルでそのままでも良いかもしれませんが、ここはしっかりスプレーで塗装します。まず細かい部分を塗る前にスプレーで4回くらいに分けて塗装しました。

モンスタービートルの組み立て

一度スプレーをしたらちゃんと乾くまで「待つ」作業が必要になります。乾いてない状態で重ねてしまうとムラになったりしてしまうのでしっかり待ちましょう。昨日のマシンの組み立てとはうって変わって気持ち的にゆとりが生まれています。

モンスタービートルの組み立て

スプレーをすることでボディにツヤが出てきました。

モンスタービートルボディの塗装

2,窓枠部分はマスキングテープを使用

今回使用したのはTAMIYA製のマスキングテープ10mm。

モンスタービートルの組み立て

使用するのは窓枠の黒い部分で、まずおおまかにマスキングテープを窓枠に貼っていきます。おおまかに貼ったらカッティングナイフを使って塗りたい部分をカットしてから剥がします。

モンスタービートルの組み立て

実はマスキングテープを使用するのは初めてでしたが、かなり緊張しました。テープがうまく貼れていなくてはみ出てしまっていたらどうしようなどと思っていましたが、いざ剥がしてみると初めてにしてはなかなかの精度で仕上がってるではありませんか。

モンスタービートルの組み立て

ただこの窓枠も1箇所だけではなく、前後左右とあるのでその全てにこのマスキングテープを貼り、窓枠に沿ってカットしてから塗装するというのは思いのほか時間がかかります。さらに塗装は一度ではなく乾かして何度か塗るのでこちらも気がつくとあっという間に時間が経っています。

モンスタービートルの組み立て

だいたいの塗装が終わって、モンスタービートル の顔とも言えるフロントライトを差し込んだ時は感動の瞬間です。

モンスタービートルの組み立て

ほぼ完成が見えてきましたが、この時点ですでに21:00を回っていたためにステッカー作業は次回へと持ち越しとなりました。

モンスタービートルの組み立て

ここまでのダイジェスト動画はコチラ

「俺のモンスタービートル 」ついに完成。ステッカーで魂を宿す。

ドラクエで言うならレベル99で装備は最強、あとは魔王を倒すのみです。最後の砦「ステッカー貼り」にようやく着手します。マシン部分で命を吹き込んだモンスタービートルにステッカーを貼ることで魂を宿します。シート状になっているステッカーをパーツごとに切っていきます。

モンスタービートルのステッカー

パーツ点数も多いので意外と時間かかります。おそらく30分くらいかかりました。

モンスタービートルの組み立て

一枚貼るごとに高まる鼓動。「早く完成形が見たい!」という衝動を抑えながら丁寧にステッカーを貼っていきます。

モンスタービートルのステッカー

オリジナルステッカーを使わなくても良いのではないか

ここまで説明書通りに進めてきましたが、オリジナルデザインのステッカーを貼る前に忘れかけていた「自我」が芽生え始めました。

モンスタービートルのステッカー

もちろん車体の組み立ては説明書通りに作らないとちゃんと走ることはできないですが、「ボディは好きにしても良いのではないか」と。ここで塗装になれている方はそもそもカラーリングから赤を選んでないのかもしれませんが、やはりモンスタービートルと言えば赤というのは外せません。

そこで今回は赤のカラーリングを生かしてあえてボンネットとサイドのデザインパーツは使用しないことにしました。

モンスタービートルのステッカー

DAY3 作業開始から14時間、ついに「俺のモンスタービートル 」完成

思っていたよりも時間がかかりましたが、思っていたよりもあっという間の時間でした。小学生時代から憧れていたモンスタービートルが自分の手で組み立てることによって「俺のモンスタービートル 」としてついに目の前に現れました。作業開始から14時間、長いようであっという間だったとても尊い時間がそこにはありました。

タミヤモンスタービートル

タミヤモンスタービートル2015復刻版

週末にラジコン作ってみませんか?

特別なノウハウが盛り込まれているわけでもないごく個人的なラジコン制作の過程をここまで読んでいただきましてありがとうございます。この記事を読んでいる方の中にはもしかしたらラジコンをまだ作ってないけれど、興味を持っている方も多いのではと思います。そんな方へ向けてラジコン作りの楽しさが少しでも伝われば幸いです。

組み立てや塗装の手間を考えるともちろん誰にでも気軽に勧められる趣味でないことはもちろん分かりますが、手がかかる分「味わえる達成感」というのは言葉では説明できません。(それを説明するためにブログを書いていますが)今回土日(プラス1日)ぶっ通しで作業をしてトータル14時間でモンスタービートルを制作してみましたが、器用な方でしたら半分くらいの時間で作ってしまうことができるかしれません。また土日だけでなく仕事が終わった後の1時間だけというように毎日少しづつ仕上げていくという楽しみもあるかもしれません。大人になってからというもの「何かを作り上げる」という感覚は年を取るごとに減っていくような気がしますが、このラジコンというのはその達成感も味わえるとても素敵な趣味だと改めて認識しました。今回は「組み立て」ということにのみフォーカスしましたが、ラジコンにはここからさらに「走らせる」という楽しみも待っています。新たな趣味としてラジコンに興味を持っていただければ幸いです!

今回は「モンスタービートル(2015年復刻版)」を作ってみましたが、2019年9月には「モンスタービートル ブラックエディション」と「モンスタービートルトレイル」の2台が発売となります。どれを選んでも間違いないでしょう。

自分だけの「モンスタービートル」を作ってみませんか?