2019年10月28日更新 122

ワインドは青物狙いに効果アリ!状況に応じてショアジギングと使い分ける

ワインドはダートアクションでフィッシュイーターを狂わせる釣法。メインターゲットとして有名なのはタチウオですが、青物も立派なターゲットです。ワインドは難しい釣りと思われるかもしれませんが、実は意外と簡単です。そんなワインドを初心者アングラーでも楽しめる様に徹底解説します。

OutSeekers編集部

OutSeekers編集部

ワインドはタチウオを狙う釣法として知られています。タチウオにしか効果がないのかというとそんな事はありません。ワインドはダートアクションで食わせるルアーですが、ダートの動きが逃げ惑う小魚に見えるためタチウオだけでなく青物にも抜群の効果を発揮します。今回はワインドで青物を攻略するための使い方やタックルについてだけでなく、実釣中にやってしまいがちなミスについても徹底解説します。

ワインドに使用されるルアーには2種類ある

ワインドでは基本的に2種類のルアーが存在しています。ワインドでよく使われているワームを使ったソフトルアー、メタル素材やプラスチック素材等で作られるハードルアーの2種類です。分かりやすく言えば柔らかいか硬いかの違いですが、ソフトルアーにもハードルアーにもそれぞれ長所短所があります。それぞれの長所短所を知っておくことで状況に応じた使い分けが可能になるので、早速チェックしていきましょう。

ナチュラルな動きが強みのソフトルアー

3つのソフトルアー

ソフトルアーのメリット

ワームをジグヘッドに付けて使われるソフトルアーは、何よりも柔らかい事でナチュラルなアクションを生み出す事が出来ます。ナチュラルなアクションは魚に違和感を与えにくいため、スレにくいというメリットを持っています。食いが渋い状況にも強く、なかなかアタリがないといった状況で使う事をおすすめします。

ソフトルアーのデメリット

食いが渋い状況に強いソフトルアーですが、デメリットを挙げればアピール力が弱めという事になります。魚の活性が高いマズメ時にしっかりとアピールさせても、ナチュラルなアクション故に魚が気付かないなんて事にも。他にも歯の鋭いタチウオやサゴシなどが掛かった場合、ワームを噛みちぎられるという事も珍しくありません。ソフトルアーを使用する際は、交換用のワームを用意しておく様にしましょう。

抜群の飛距離が強みのハードルアー

ハードルアー

ハードルアーのメリット

ハードルアーはソフトルアーとは違い、ワームを使用しないため硬いボディが特徴的。そのため風の抵抗を受けにくく、飛距離を稼ぐ事に秀でています。比重のあるボディなのでボトムも取りやすく、任意のレンジを攻めやすい事も大きなメリットです。青物狙いの場合は沖の潮目を狙ったりボトムを狙ったりする事が多いので、大きな強みとなりますね。それだけでなく、歯の鋭いタチウオやサゴシが掛かっても噛みちぎられる事がないのもハードルアーならではの強みです。

ハードルアーのデメリット

しかし、その反面ハードルアーはスレやすいという一面を持っています。ハードルアーはソフトルアーよりも激しい動きになりがちなのに加え、スプリットリングの擦れる音が魚に違和感を与えてしまいます。食いの渋い状況ではハードルアーは向かないので、マズメ時の活性の高い時間帯に使用する事をおすすめします。

ソフトルアーとハードルアーのどちらを選べば良いのか

ソフトルアーとハードルアーにはそれぞれ一長一短ある事が分かりましたが、結果的にどちらを選べば良いのか疑問を抱く方もいらっしゃると思います。もちろんソフトルアーとハードルアーの両方を揃えておく事がおすすめですが、ルアーはそんなに安い物ではないので厳しいなんて事もあります。筆者もその一人です。

どちらを選べば良いのかとなった場合は、まずはソフトルアーを選ぶ事をおすすめします。ハードルアーよりもラインナップ数が多い事に加えて、ワインドに慣れていない状態でもフォールの動きがナチュラルな動きになるので青物が食ってくる確率が上がります。また、重量も軽めなのでしゃくる際の力を軽くする事が出来、疲労の軽減にも繋がります。

ソフトルアーを使ったワインドに慣れてきたら、ハードルアーを使って青物を狙う事にチャレンジしていきましょう。

ワインドのアクション方法はとてもシンプルで簡単

ワインドはロッドをしゃくる事でダートアクションを生み出しますが、そのアクションはいたってシンプル。ルアーをキャストした後、任意のレンジまでルアーをフォールさせます。任意のレンジまでフォールさせた後は一度糸ふけを取り、ロッドを2時の方向まで上げます。ロッドを上げた後にロッドを下げると糸ふけが出来るので、リールを巻かずに軽い力で糸ふけを弾くイメージでロッドをしゃくります。そうするとラインが張った瞬間に力がルアーに加わるので、ダートアクションが生まれます。

このダートアクションを連続して行いますが、一度ロッドをしゃくるとルアーがアングラー側に近づいてくるのでロッドを下げる動作と同時にリールを一巻きします。そして、またリールを巻かずにロッドをしゃくり上げるという動作を繰り返せばワインド釣法になります。

ショアジギングの様にしゃくる動作とリールを巻く動作を同時に行う必要がないので、初心者アングラーでも簡単に行う事が出来ますよ。

ワインドは焦らず確実にダートさせるのがコツ

ワインドのアクションを行う際は焦らず確実にダートさせる意識を持つ事が大切。早くても一秒に一回のアクションで十分なので、周りが釣れている状況だからといって焦って早くしゃくりすぎない様に気を付けましょう。ワインドに慣れていない間は二秒に一回の遅めのペースでも良いので、確実にルアーにダートアクションをさせる様に意識しましょう。

ワインドでやってしまいがちなミスを無くして釣果アップを狙おう

ワインドをしているとやってしまいがちなミスがあります。これらのミスはアングラーが気付かない内にやってしまっている事がほとんどなので、実釣中でも忘れる事のないようにしておきましょう。常に忘れる事のないようにしておく事で、釣果アップに繋げる事が出来るので要チェックですよ。

早すぎるアクションでダート出来ていない

ワインドのアクションは早ければ良いというものではありません。早すぎるアクションではルアーがダートしようとしていてもその動きを妨げてしまい、ただルアーを引っ張っているだけになってしまいます。これではダートアクションが生まれないので青物にアピールする事が出来ず、釣果に恵まれる事はありません。頭の中でゆっくりとカウントを取ればしっかりとダートアクションをさせる事が出来るので、ロッドをしゃくる間隔が早くないか注意しておきましょう。

ロッドを強くしゃくりすぎて綺麗なダートを生み出せていない

ロッドをしゃくる際はついつい力が入ってしまいがちになりますが、ワインドにおいてこの行為は良くありません。ロッドを強くしゃくるという事はルアーを引っ張る力が強くなる事になり、綺麗なダートアクションにならずに違和感のある動きになってしまいます。魚は違和感のある動きには非常に敏感なため、少しでも違和感のある動きになると見向きもしなくなるなんて事も。ロッドをしゃくる際はリラックスした状態で、軽い力でラインスラッグを弾くイメージで挑むようにしましょう。綺麗なダートアクションを生み出す事が出来れば青物が掛かる確率も上がり、良い釣果が期待出来ますよ。

ワームが曲がっていてもそのままキャストしてしまう

ワインドをしている際にやってしまいがちなミスとして最も多いのがワームが曲がった状態でのキャストです。ハードルアーであれば関係ありませんが、ソフトルアーの場合はジグヘッドにワームを刺して使用します。最初は綺麗にまっすぐ刺していてもダートアクションによってずれたり魚がアタックしてきた事でずれたりと、ずれる事が非常に多いです。ワームが曲がったままダートアクションをさせると綺麗なダートアクションが生まれないため、釣果が悪くなってしまいます。適度にワームが曲がっていないかどうかを確認してからキャストする事を癖にしておく事をおすすめします。ワームが曲がっているかどうかを確認する方法として、軽くちょい投げをして表層をただ巻きで泳がせる方法があります。まっすぐアングラーの方に泳いでくればまっすぐ刺さっていますが、斜めに泳いだり変な方向に泳いでいる場合はワームが曲がっていますので修正するようにしましょう。

ワインドで青物を釣る確率を上げる方法

ワインドでは青物を狙う事が可能ですが、闇雲にキャストしているだけではせっかくの青物も釣りあげる事が出来ません。どこを狙えば青物と巡り合えるのかを知っておくことで、釣果アップに期待を持つ事が出来るのでぜひ押さえてほしいポイントです。それでは早速見ていきましょう。

潮目がどこにあるかを確認しよう

青物狙いの際に見てほしい海の状況として、潮目がどこにあるのかという点です。潮目はどんなものかというと、海を見ていると線上に伸びる他とは色の違う部分の事を指します。潮目にはプランクトンが豊富に存在し、それを餌とする小魚等が集まるため青物もそれを狙って集まってきます。魚にとって居心地の良い場所が潮目になるので、そこにルアーを直撃させれば青物がヒットする確率が大きく上がります。

朝マズメ、夕マズメを狙おう

青物は本来沖の方を回遊している魚ですが、朝マズメ、夕マズメになると接岸してくる小魚を狙って岸に近づいてきます。そのため、岸からルアーを投げても青物を狙う事が可能となってきます。マズメの時間帯を狙う方が日中や夜間帯よりも確率が大きく上がりますので、ぜひ朝マズメ、夕マズメを狙ってみてくださいね。

様々なタナを念入りに探ろう

青物は朝マズメの最初の方は表層を狙うのがセオリーのようにされています。しかし、絶対に表層を狙わなければいけないというものではありません。釣りは自然相手の遊びなので、絶対という事はありません。概念に囚われる事なく、様々なレンジを念入りに探っていく事で青物がヒットする確率が上がります。まずは表層を探ってアタリが無ければカウント5秒ずつレンジを落とすなどして、探るレンジをどんどん変えてみましょう。

青物の釣果があるかを事前に確認しておこう

最も大事なポイントでもある事が、青物の回遊情報があるかどうかです。意気揚々と青物を狙いに行っても、そもそも青物が回ってこないような釣り場では釣れないですよね。行こうとしているフィールドに青物が回遊しているのかどうかを確認しておく事で、アングラーのやる気にも繋がります。青物が連日釣れている様な釣り場では大混雑が予想されるので、早めにフィールドに行き場所を確保しておく事をおすすめします。

青物狙いにはワインドとショアジギングどちらを選ぶべきか

青物狙いといえばショアジギングを連想するアングラーが多いと思いますが、ここで悩むのがワインドとショアジギングどちらで青物を狙った方が良いのかです。どちらも青物狙いには効果的な釣法ですが、使い分けをする事で釣果アップに期待が持てます。朝マズメのまだ薄暗い時間帯にはグローカラーのワームを使ってワインド、少しずつ日が昇って明るくなってきたらグローカラーのメタルジグを使ってショアジギング、そこから様々なカラーのメタルジグをローテーションしてアタリがなければワインドに変更するなどすれば変化をもたらす事が出来るので、より青物に近づく事が出来ます。もちろん、常にワインド、ショアジギングどちらかのみで攻めても良いですので、お好みで青物を狙ってみてくださいね。

ワインドで青物を狙うためのタックル

ワインドで青物を狙う場合のタックルは、タチウオを狙うようなタックルでは少々力不足になりかねません。釣り上げる事は可能ですが、他のアングラーとお祭り状態になる確率が上がってしまいますので少し強めのタックルに仕上げる事をおすすめします。それではどんなタックルが青物狙いに最適なのかをチェックしていきましょう。

ワインドで青物を狙うためのロッド

ソルティースタイル

ワインドを楽しむ際におすすめなのが、ワインド専用に作られたロッドです。ワインド専用に作られたものはしゃくりやすさに力を入れており、快適にしゃくり続ける事が出来ます。硬さは様々ありますが、青物狙いならMHクラスのものがおすすめ。MHの硬さであれば青物の突っ込みに対応する事が出来るので、柔らかすぎるものを選ばないように注意しましょう。ロッドの長さはワインドをする場合長すぎるとしゃくり難くなるので、8ft前後のロッドがおすすめですよ。

ワインドで青物を狙うためのリール

2つのスピニングリール

ワインドで青物を狙う場合のリールは、タチウオ狙いの場合よりも大きめの番手がおすすめです。番手としては3000番がおすすめで、青物の強い引きにもしっかりと対応してくれます。悩むポイントがギア比ですが、ワインドの場合はハイギア、ローギアどちらでも問題ありません。しゃくった後の糸ふけを取る事が出来れば良いので、お好みで選んで頂いても構いません。

どちらかどうしても決められないという場合は、ハイギアにしておく事をおすすめします。青物狙い用に揃えるワインド用ロッドは1oz程度までキャスト出来る事が多いため、20g前後のメタルジグを使ったスーパーライトショアジギングにも対応しています。メタルジグを使う場合はハイギアの方が有利になりますので、メタルジグもワインド用ロッドで使いたいというアングラーにはハイギアをおすすめします。

ワインドで青物を狙うためのライン

ショックリーダー

ワインドで青物を狙う場合はPEライン一択となります。フロロカーボンラインやナイロンラインではラインに伸びが生じてしまい、綺麗なダートアクションを生み出す事が出来ません。ラインを選ぶ際は必ずPEラインを選ぶようにしましょう。

PEラインの号数としては1.2~1.5号がおすすめ。ワインドの場合は200m巻いておけば巻量としては十分な量となります。ショックリーダーを結ぶ必要がありますので、ショックリーダーを選ぶ際は20lb前後のものを1ヒロ程度結べば問題ありません。

タチウオやサゴシを狙う場合、ワイヤーリーダーを使うアングラーも多いと思いますが青物を狙う場合は用意する必要はありません。タチウオやサゴシが混じっていて何度もラインを切られてしまうというような状況であればワイヤーリーダーを使用しても良いですが、基本的には食いが落ちてしまうのでおすすめ出来ません。

ワインドにおすすめのワインド用ルアー5選

ワインドに使用するルアーは各社が力を入れて作ったものが販売されています。ベテランアングラーならどれを選べば良いか判断できますが、初心者アングラーには難しいポイント。そこで、おすすめのワインド用ルアーを5個厳選しましたのでぜひチェックしてくださいね。

オンスタックルデザイン ZZ Head

オンスタックルデザインから販売されているZZ Headは、ワインドと言えばこれと言わしめるほどの実力を持ったジグヘッドです。重さも様々なラインナップが用意されており、アングラーが釣りをする水深や潮流に合わせて重さを選択する事が出来ます。価格は少し高めですが、性能は価格以上のものを持っているので非常におすすめのジグヘッドです。重さはまずは1/2ozのものを購入し、軽くしたかったり重くしたかったりと希望が出てくれば重さの選択を変えてみましょう。

オンスタックルデザイン マナティー

オンスタックルデザインから販売されているマナティーは、ZZ Headと組み合わせて使用する事で真価を発揮するワームです。カラー、サイズ共に様々なラインナップがあり、アングラーの欲しいものがきっと見つかります。グロー系のカラーでサイズ90のものが青物狙いにはおすすめ。グローカラーのものを揃えてからは他のカラーをお好みで揃えてみてくださいね。

Blue Blue ニンジャリ

Blue Blueから販売されているニンジャリは、独特なフック形状をしている事が特徴的なジグヘッドです。ニンジャリをおすすめする一番のポイントとしては、初心者でもワームをまっすぐ確実に付けられるという点です。上下のフックの間にワームをそのまま刺し込むだけなので、非常に付けやすいのが嬉しいポイント。フックも上下に付いているためフッキング率も良く、ダートアクションもキビキビとしているため初心者におすすめのジグヘッドです。

Blue Blue ニンジャリ ワーム

Blue Blueから販売されているニンジャリに使用するワームは、ニンジャリのジグヘッド専用に開発されたワームです。簡単にジグヘッドにセットできる様に専用設計で作られているので、他のジグヘッドには使用出来ないので注意が必要です。カラーは様々なものがありますので、お好みのカラーを選んでみてくださいね。まずは、夜光イカのカラーを揃えてみると夜の釣りにも対応する事が出来ますよ。

ジャッカル 陸式アンチョビミサイル

ジャッカルから販売されている陸式アンチョビミサイルは、ワインドに使用する事の出来るハードルアーです。プラスチックボディなので噛み切られる心配もなく、安心して使用する事が出来ます。このルアーの大きな特徴はテール部にあり、ブレードを付けたり新たにフックを付けたりとカスタマイズ出来る点にあります。基本はワインドで使用しますがブレードを付けてただ巻きで狙ってみたり、フッキングが悪ければフックを追加してみたりとアングラーの考えで自由なカスタムが出来ます。ぜひ、お好みのカスタムで青物を狙ってみてくださいね。

ワインド釣法をマスターして青物をどんどん狙っていこう

4種のワインドルアー

ワインドは青物の本能を刺激する釣法。逃げ惑う小魚を演出する事が出来るので、リアクションバイトを狙いやすいのが大きな特徴です。簡単アクションで初心者も楽しむ事が出来るので、多くの方に挑戦して頂きたいです。ワインド釣法をマスターすれば青物だけでなく、シーバスやタチウオ、サゴシ、クロダイなども狙っていく事が出来るので、ぜひマスターを目指してくださいね。

釣りをする際は必ずライフジャケットを着用し、安全な状態で釣りを楽しんでくださいね。