2019年10月7日更新 148

脱ラジコン初心者!サーキットデビューをしてみよう!

ラジコンを走らせることができるサーキットは全国にあります。サーキットでは遠慮することなく全開走行が可能、基本的な操作の練習をすることも、コーナーを攻めてタイムを詰めることも可能です。最初は敷居が高いと感じるかもしれませんが、実際にはアットホームなことが多いです。この記事をきっかけにサーキットに足を運ぶ方が増えれば幸いです!

OutSeekers編集部

OutSeekers編集部

ラジコンサーキットを探してみよう!

ラジコンサーキットは全国にあります。現在発行されている唯一のラジコン雑誌「ラジコンマガジン」には、現在営業しているラジコンサーキットの一部が掲載されています。雑誌の情報は毎月更新されているので一番信頼度の高い情報かもしれません。

ネットで「ラジコン サーキット」で検索すると、地域ごとに分かれてサーキットが掲載されているまとめサイトもありますが、こちらは有志による運営も多い為、全てのサーキットが網羅されているわけでは無く、閉鎖されたサーキットが掲載され続けていることもあります。
近くのサーキットを見つけ検索しても、HPの更新が長く止まっていたりすると営業中なのか潰れてしまったのか、わらないと思います。最終的には自分で直接電話をかけて確かめるまたは電話が無いようなサーキットでは実際に行ってみる、といったことが必要になります。

走行可能な車種も確認しましょう!

サーキットを探す際は「1/10」の「オンロード」「グリップ」のカテゴリが走行可能なサーキットを探してください。「ドリフト」や「ミニッツ」のみしか走行できないサーキットでは1/10オンロードグリップ車は走行できません。せっかくサーキットに来たのに走行できないと残念な気持ちになるので行く前にここはしっかり確認しておきましょう!

関東近郊で1/10オンロードを楽しめるサーキット

残念ながら東京都内で1/10オンロードグリップ車を走らせることが出来るサーキットはありません。(2019年10月現在)一昔前までは吉祥寺のユザワヤ屋上にサーキットがあったのですが、改装と同時に閉鎖されてしまいました。都内の方が1/10オンロードグリップ車を走らせる場合は、神奈川県厚木にある「神奈川レジャーランド厚木店」か、さいたま市にある「スーパーラジコンさいたま大宮店」が比較的近く利用する方が多い印象です。近いと言っても、新宿からレジャーランド厚木店までは車で1時間半、スーパーラジコンさいたま大宮店まででも1時間程度かかります。

レジャーランド厚木店はショップが無く予備部品の用意が必要ですが24時間営業と利用しやすいサーキットです。スーパーラジコンさいたま大宮店はショップ併設で安心です。ただし、どちらのサーキットも駅から離れているため、車の使用が前提になっています。

神奈川レジャーランド厚木
スーパーラジコンさいたま大宮店

どうしても不安な場合は「見学」からスタート!

ラジコンのサーキットを初めて訪れる場合は非常に入りにくいと思います。まず入口がどこかわからないようなサーキットが多く、利用するにあたってただでさえ高く感じる敷居をさらに上げてしまっています。常連さんに奇異な目で見られないか、知らないうちにマナー違反をしていないか、など気になってしまう方もいるかもしれません。気になる場合は、まずは見学から行くことをおすすめします。
大抵のサーキットは見学は無料です。受付やレジカウンターに「サーキットを見せてください」と言えば大丈夫です。将来の常連となるかもしれないお客様候補を邪険にするお店はまずありませんから安心してください。許可を得たら心ゆくまで見学してください。ただ、ピットスペースの奥まで入ったり、コースに入ったりすることは辞めましょう。他の利用者の迷惑になります。見学する際は、どんな車が走っているのか、どんなコースで周回方向は?、利用者はどんなものを持ってきているのか、といったことを見ておきましょう。帰り際には不安に思ったこと、例えば営業時間や利用料金、飲食の可不可、空いている時間帯などを、店員さんに聞いておくといいでしょう。

ラジコンサーキットのイメージ

初めてのサーキットは空いている日を狙おう!

初めてサーキットを利用する際は、他の人の迷惑にならないか、他の人におかしく思われないか、といったことが気になる方が多いとおもいます。実際私も初めての利用の際は不安でしたが、結論からいうと一切気にする必要はありません。初心者だとしてもマナーさえ守れば自由に走っていただいて全くかまいません。ある程度慣れた人の場合、あからさまな初心者が走っている場合は、終わるまで待って走行時間を少しずらしたりします。ほとんどの方はそれくらいの気遣いをしてくれます。それでも最初の1回目は、なるべく人の居ない空いてる時間に、と思うのが普通です。というわけで、サーキットが空いている時間を教えます。

平日昼間

平日に営業しているサーキットの場合、平日昼間は狙い目です。ほとんど人がおらず貸切になることもしばしば。私が初めてサーキットを利用したのも平日、有給を取って訪れました。貸し切りになった場合はそれこそ気兼ねなく走行できます。

レース翌週

意外と穴場なのが、「レースの翌週」です。月に1度など、定期的にレースが行われているサーキットの場合、レースが行われた翌週というのは利用者が少ない傾向があります。レースはたいてい土日のどちらかに行われますので、翌週の土日に訪ねてみるのはいかがでしょうか。逆にレースの前の週は、練習する方で混むことが多いです。また、近隣で「タミヤグランプリ」が行われる場合も、半月から1か月位前から混んでいることが多いです。レーススケジュールはたいていはサーキットのHPに記載がありますが、HPの更新が無いようなサーキットの場合は電話で尋ねてみましょう。

貸し切りになったサーキット

人が多くても大丈夫!「空き時間」はあります!

自分の他に利用者がいたとしても、しばらく眺めていると誰も走らなくなる時間があります。逆にこちらが気を使うべきシーンとしては、仲間内でレースを始める方がいるタイミングです。何台かでレギュレーションを統一し走行を始める方がいます。「チキチキ」と呼ばれていたりしますが、これが始まったら終わるまで待つ、自分が走行していた場合はいったん引き上げるといった気遣いが必要です。バッテリー的にもせいぜい5分から10分も待てば終わりますので、終わったあとに改めて走行を始めるといいでしょう。ちなみにこの仲間内のレースは見ていると非常に参考になります。むしろレースが始まったらラッキーと思って良いでしょう!

抑えておこう!ラジコンサーキットを利用する際のマナー

サーキットを利用する際は、最初に受付をするのですが、その際に「サーキット利用が初めて」の旨を伝えましょう。そのサーキットのシステムやマナーを説明してくれるはずです。
最初にピットエリアに入る際に「おはようございます」とか「こんにちわー」といった挨拶をしています。知らない人ばかりだとしても、この一言があると後から話しをするきっかけになったりします。走行中、転倒して動けなくなった場合は衝突事故を防ぐために「すいません、止まってます」と周りに聞こえるように言いましょう。また、転倒した車を誰がが起こしてくれた場合は「ありがとうございます」、ぶつけた場合は「すいません」と言っておきましょう。
他には、クラッシュした車を回収する場合は他の車の迷惑にならないように、修理はコースの中では行わずにピットに戻ってから、といったことを覚えておけば十分です。ぶつけた場合でもぶつけられた場合でも、「すいません」と一言言うだけで空気が変わります。ラジコンに限らず、実社会でもこういうったちょっとしたコミュニケーションが会話のきっかけとなったりします。

操縦台に立つ際には、あまり前に乗り出さず隣の方の邪魔にならないようにしましよう。自分の前にある柵に触れない程度に、普通に立っていれば大丈夫です。他に利用者がいる場合は、10分程度で一度走行を終わらせ、少し休んでからまた走らせるのが良いでしょう。

操縦台イメージ
初心者のうちからグリップ剤を使う方もいないと思いますが、グリップ剤の使用可不可はサーキットによって違います。受け付けで確認しましょう。サーキットの路面は結構デリケートかつ高額なので、グリップ剤使用が不可のサーキットでは、絶対にグリップ剤は使用しないでください。飲食についてもサーキットによって違います。これも受け付けで確認してください。

サーキットに行く時の持ち物リスト

サーキットに行くにあたって持って行くものをまとめました。最初のうちはこの程度で十分です。通うに連れて必要な物が増えていき、荷物は増えていくと思います。

最低限必要なもの

・走行可能にした状態の車とプロポとバッテリー
・充電器
・工具一式
・スペアパーツ
・シャーシとプロポの説明書

最低でもマシンとプロポとタイヤとバッテリーがあればバッテリー1本分は走行できます。バッテリーは前日に1本充電して車にセット、一通り接続して動作確認しておけばサーキットに着いてから即走れます。動作確認後、バッテリーコネクタは外しておきましょう。
工具は組み立てに使った工具一式があれば大丈夫です。スペアパーツは足回りの部品が一式あれば安心ですが、TTの場合はそうそう壊れません。ショップが併設されているサーキットでしたら現地調達でも問題ありません。また走行していてクラッシュした際などにはその場で分解する必要が出てくるので、メカの構造を理解していないうちは説明書も持っていくことでスムーズに修理が行えます。

あると便利な道具類

特に必須というわけではありませんが、あると便利な物として、

・ピットタオル
・車高ゲージ
・セッティングボード

があります。サーキットに行くと机をピットとして割り当てられます。その机を汚さないためだったり落としたネジが転がっていかないようにだったりとタオルを引きます。

車高ゲージは、車の車高を測る為に必要です。そのうち必須になりますので早いうちに購入した方がいいでしょう。同様に「キャンバーゲージ」というものもあるのですが、無印のTT-02では使用しません。セッティングボードは正確に車高を測る、キャンバー角度を測る、といった際に使用します。机の上にピットタオルを引き、セッティングボードを置き、その上に車を置く、という感じで使用します。

ピットテーブルの例
サーキットによってはゴミ箱が用意されていないこともあります。その場合はゴミ袋も持参して出したごみは持ち帰るようにしてください。

ラジコンの道具を持ち運ぶ為の手段は?

ラジコン用に、ピットバッグというものが販売されています。専用に設計されていますのでやはり便利に使えます。立方体の布製のバッグで、その中にツーリングカーのボディを載せたシャーシがちょうど収まるような大きさの専用の段ボールが、2個から4個入るようになっています。値段は5000円程度から2万円オーバーと幅があり、高額な物はキャスター付きで細かい収納がついています。安価の物を買って、100円ショップで購入したケースで小分けするのも楽しいですよ。キャスターが無いようなバッグはキャリーカートを別途購入し載せて移動するのがいいでしょう。ラジコン用品は重い物が多く、肩に担いで歩くと肩が壊れます。

サーキットでタイヤ選びを楽しもう!

最初のうちはとにかく走り込みましょう。キット付属の標準モーターがおすすめです。遅い方がクラッシュ時に壊れる可能性が低くなりますし操作が容易です。初めのうちはセッティング変更などは不要ですがタイヤだけは変えた方が楽しく走ることができます。ラジコンは8割がタイヤ選びで決まると言っても過言ではないでしょう。

路面がカーペットの場合は「タミヤ ホップアップオプションズ OP.1256 ファイバーモールドタイヤC」と「タミヤ HOP-UP OPTIONS OP-582 モールドインナー ミディアムナロー/ミディアム」を各2セット「タミヤ HOP-UP OPTIONS OP-471 ミディアムナロー5本スポークホイール白 (±0)」 がおすすめです。

アスファルト路面の場合、7月から9月中頃の直射日光の当たるアスファルト路面の場合は、「タミヤ ホップアップオプションズ OP.705 ファイバーモールドタイヤ B3」「タミヤ HOP-UP OPTIONS OP-582 モールドインナー ミディアムナロー/ミディアム」を各2セット「タミヤ HOP-UP OPTIONS OP-471 ミディアムナロー5本スポークホイール白 (±0)」 がおすすめです。路面温度が30度から60度位までちょうど良くグリップします。
それ以外の時期は、「タミヤ ホップアップオプションズ OP.433 ファイバーモールドタイヤ ミディアムナロー A」「タミヤ HOP-UP OPTIONS OP-582 モールドインナー ミディアムナロー/ミディアム」を2セット「タミヤ HOP-UP OPTIONS OP-471 ミディアムナロー5本スポークホイール白 (±0)」 がおすすめです。

コースによって相性はありますが、上記のタイヤを装着しておけば大きく外すことは無い鉄板のタイヤです。このタイヤを装着したら、「減速してコーナーに入り、コーナーの半分を過ぎたら加速する」という走行を意識して、とにかく走り込みましょう。タイヤが減って、中の繊維が出てきたらセッティング変更やチューンナップの開始です。

サーキットだからこそ味わえるラジコンの醍醐味

当然と言えば当然ですが、サーキットに行ってこそラジコンの本当の楽しみが味わえます。「速く走る」ということがもちろん目的にはなってきますが、そこで友達ができたり、知らない情報を共有したりと一人で走っていたら絶対に味わえない世界が広ろがることを体験できる場所です。これを機にサーキットデビューをしてみてはいかがでしょうか!