2019年11月29日更新 4702 7
1人3,500円の都内バーベキュー場・スポル大井町でデキる幹事に!
普段は外で飲食をする機会があまりないため、青空の下でやるバーベキューはやっぱり楽しいですよね。とはいえ都心に住んでいると、周りを見渡せばビルばかりでバーベキュー本来の「解放感」からは遠ざかってしまうものです。今回は都心にあるにもかかわらず開放感抜群で、かつ非常にアクセスの良い場所にある「スポル大井町」というバーベキュー場の魅力と、幹事として参加者達により楽しんでいただける方法をご紹介します!

都内で安く便利にバーベキューできる新穴場スポル大井町
2020東京オリンピックに先駆けて2018年の8月に品川区に出来た、複合スポーツエンターテインメント施設「スポル大井町」。様々なスポーツやエンターテインメントを楽しめるということもあり、一度は耳にしたことがある方もいらっしゃるかもしれません。
実はここスポル大井町ではバーベキューもできるのですが、まだ認知度が低いのか休日でも空いているスペースがちらほら見受けられます。そんな立地抜群のバーベキュー場を何度も利用してきた私が幹事目線で、スポル大井町だからこそできる、最大限に楽しめるコツとその魅力をご紹介して行きます!
スポル大井町のバーベキューで幹事のこんな悩みを解決!
「どこでやるの?」「一人いくら?」と言われるたびにビクつく
バーベキューの幹事を任されると、日程調整をするためにまずは参加者集めからはじめ、その後に『場所』や『料金』を設定していくパターンがほとんどだと思います。私は知っています。当初参加予定であった人達が「予定が入って行けなくなった」と言ってくるのは、この『場所』と『料金』を伝えた後です。せっかく男女のバランスなどを考慮して誘っているのに、また他の人を誘い直さないといけないのは本当に大変です。先発に選ばれなかった彼等が気にするものまた、『場所』と『料金』だからです。毎回参加者集めにビクビクするのは、本当に嫌なものですよね。
参加者集めの広告塔になる「人気者」を逃がしたくない
先程、参加要因に『場所』『料金』と言いましたが「だれがくるの?」という質問も多く受けます。苦手な人がいるバーベキューなんて面白くはないですからね。しかし不思議なことに、その参加者の中に人気者がいると話が変わります。この苦手な人がいるというハードルを超えて、喜んで参加してくれます。そういった人気者達を集められるのも幹事の技量と判断されてしまうものです。優劣をつけるのは良くないですが、人気者が来てくれるバーベキューは絶対に満足させて次に繋げようという努力を無意識でしてしまうものです。
バーベキューの原価をもっと抑えられたらという、永遠に無理と思った願い
「また開催して欲しい!」というその一言をもらうために、バーベキューの幹事は大変な努力をしています。バーベキュー場の立地・雰囲気・メニューの質・施設料などを予算の中で考えていく必要がありますし、人数が多くなれば当たり前のようにドタキャンをしてくる人も現れます。楽しいバーベキューが終わった後、何度計算をしても清算が足りず結局不足分を追加集金。その際の参加者の不機嫌そうな顔たるや、中古で買ったゲームソフトのパッケージを開けたら全く別のゲームが入っていた時のような表情をしているものです。
もし原価を安く抑えることができていれば、あらかじめ余裕のある料金を徴収しておくことでこのようなトラブルにはならないということです。しかし単に原価を抑えても場所や料理の質が落ちてしまうものですが、ここスポル大井町というバーベキュー場を利用すれば全て上手くいくことが分かりました。今回は、このバーベキュー場を利用して群衆達の満足と「名幹事」という称号を獲得した私の実践した内容を紹介します!
幹事が待ち望んだ「都心」「駅近」「安い」の三拍子揃ったスポル大井町のバーベキュー場
最近は「都市型バーベキュー」というものが流行していて、アクセスの良いバーベキュースポットは至るところにあります。ただそのほとんどがビルの最上階を利用しているために、スペースが狭くなってしまい一人あたりの単価が非常に高く設定されていることが多いです。このことから「都心」「駅近」「安い」という3つの条件がそろっているバーベキュー場というのは少なく、あったとしても毎回人がいっぱいで予約が取れないことがほとんどです。
ここスポル大井町は駅から徒歩5分と非常に近く、JR京浜東北線、JR埼京線、東急大井町線、りんかい線と様々な方面から集まることができ、都心からのアクセスも非常に良いです。後述しますが、スポル大井町周辺にはイトーヨーカドーや肉のハナマサといったスーパーもあり、買い出しにも便利ですし居酒屋も沢山あるので2次会への移行もスムーズに行えます。また施設が広く一人当たりの利用費を抑えることができるので、奇跡のバーベキュースポットであるともいえます。
スポル大井町の料金システム
スポル大井町でバーベキューができるゾーンは3つあり料金と収容人数がそれぞれ異なります。機材などのレンタル込みの価格で、追加料金はかかりません。料理のコースなどは別料金になりますが、基本的に持ち込みが可能です。各ゾーンの詳細は後ほど詳しく解説しますので、参加者の要望に合わせて使い分けると良いでしょう。
ゾーン | 料金/人(税込) | 持込み | 予約人数 |
---|---|---|---|
ビーチ | 2,000円 | ◯ | 4名以上 |
ラグジュアリー | 3,980~5,480円 | 平日◯ | 4名以上 |
デイキャンプ | 2,000円 | ◯ | 6名以上 *上限12名 |
スポル大井町の利用時間
スポル大井町のバーベキューは利用時間の枠が決まっていて、平日・土日祝日で異なります。基本的には3時間ですが、平日の2部だけは4時間の利用ができます。平日は比較的空いているので狙い目ですね。
部 | 平日 | 土・祝 | 日 |
---|---|---|---|
1部 | 12:00~16:00 | 11:00~14:00 | 11:00~14:00 |
2部 | 18:00~22:00 | 15:00~18:00 | 15:00~18:00 |
3部 | – | 19:00~22:00 | – |
スポル大井町のバーベキューで選べる3つのシーン
スポル大井町には個性に富んだ4つのゾーンがあり、そのうちの3つでバーベキューが可能です。用途や気分に合わせて選べる各ゾーンの特色を見てみましょう。
ビーチゾーン
人口の砂浜が敷かれているゾーンです。隣の席との距離が近いので、大人数で貸切る時にはこちらを利用すると良いです。お子様連れも多く、ご家族同士のバーベキューで利用されている印象が有ります。予約は4名以上からです。
ラグジュアリーゾーン
ビーチゾーンの2階にあるゾーンです。広い席になっているので圧迫感はありません。こちらは平日以外は持ち込み不可で、コースの注文が必要になります。コースにはアルコールが含まれておらず、利用料は割高になります。
デイキャンプゾーン
大きめのテントの中で楽しめるゾーンです。6名以上からの予約で、最大12名まで入れます。ただ、全部で14サイトあるので大人数でも予約は可能です。
スポル大井町にはもうひとつサーフゾーンという場所がありますが、こちらではバーベキューはできません。私のオススメは俄然デイキャンプゾーンです。居酒屋でいうと完全個室といった感じなので、ゆっくりと落ち着いてお洒落なバーベキューができます。また他のゾーンと異なり、スピーカーを持参して音楽を流しても大丈夫だというのもメリットです。
スポル大井町で借りられる備品
場所代を支払うことで、追加料金なくスポル大井町からレンタルできる備品を記載します。キッチンツールは1セットのみのレンタルとなりますが、消耗品と調味料はいくらでももらうことができます。最小限の準備ですぐ本格的なバーベキューが楽しめますね。この料金でここまで取り揃えが良いのはすごいと思います。
- バーベキューグリル
- ランタン(夜のみ)
- キッチンツール
トング、包丁、まな板、キッチンバサミ、栓抜き缶切り - 消耗品
アルミプレート、紙皿(大・中)、わりばし、プラフォーク、おしぼり、BOXティッシュ、キッチンクロス、アルミホイル、ラップ、プラコップ - 調味料
バーベキューソース、塩、コショウ、醤油、油
スポル大井町近くのバーベキュー食材買い出しスポット
スポル大井町の近くにあってバーベキュー時の買い出し用に利用できるお店を紹介します。都内ならではの利便性ですね。
肉のハナマサ 大井町店
東京都品川区東大井5丁目2-3 大井元気館 B1F
お肉1パックの量が多いので、一人当たりの単価が安くなりバーベキューの強い味方になります。お肉だけではなく魚介類や調味料も揃っています。
イトーヨーカドー 大井町店
東京都品川区大井1丁目3-6
ハナマサよりも品揃えは良いです。ハーブやミントなどを購入する場合は、こちらが便利です。また、スポル大井町との距離が近いので、重めの飲料系はこちらで購入すると楽です。
カクヤス 大井町店
東京都品川区大井1丁目53-6
バーベキューを大人数で開催する場合は飲み物はかなり重くなるので、カクヤスで購入してスポル大井町まで配達をしてもらうことができます。なお、直前の予約だと品切れすることがあるので、遅くても1週間前には予約をしておくことをオススメします。
筆者は、肉のハナマサでおおよその食料品を買い、足りない調味料や、お酒などをイトーヨーカドーで購入するようにしています。
バーベキューを「また開催して欲しい!」と言ってもらうために
スポル大井町のバーベキューで単価を抑える買い出しのコツ
スポル大井町は買い物に便利なので事前に買いすぎない
食材やお酒は少なめに買うことをオススメします。足りなければ、近くのスーパーで買い足せるというのがスポル大井町のメリットでもあるからです。余っても勿体ないので、できる限り単価を抑えるように調整していくことがポイントです。
肉の仕入れは鶏メイン
鶏肉メインのメニューにすると単価を抑えることができます。高単価の牛肉は少量にし、炭水化物(パン、ごはん、麺)系の料理を増やすことで、ボリュームとしては十分に満足できます。後述しますが、少量の牛肉でも、パンやタコスに野菜と一緒に挟んで食べると美味しいです。
お酒の買い出しはボトルで
お酒は、缶のものを購入すると単価が上がります。焼酎やウイスキーをリキュールとして、他に割りものでドリンクなどを買った方が確実に安くできます。スポル大井町ではプラコップももらい放題なので、買っていく必要もありません。
持ち寄りを依頼する
買い出しではないのですが、事前に持ち寄りの案内をしておくと、意外と何か持ってきてくれる人が多いです。単価を抑えられる上に結構盛り上がるのでオススメです。
スポル大井町には喫煙所があることを伝える
愛煙家の私にとってバーベキューでタバコを吸えないということは、おかず抜きで白米を食べているのと同じことです。近年は様々な施設や飲食店で禁煙化が進んでおり、喫煙者の肩身も狭くなってきました。ところがここスポル大井町には施設内に喫煙所が設けられています。参加者の中に喫煙者がいたら、教えてあげると大変喜ばれると思います。
スポル大井町で実践!映えるバーベキューメニュー
ここで筆者が過去にスポル大井町で作ったバーベキューメニューをいくつか紹介します。見た目が良いだけでも、「結構お金を掛けている感」を出せます。全て、近くのスーパーで購入した食材のため、どなたでも簡単に作れると思います。参考にしてみて下さい。
カプレーゼ
モッツァレラチーズとトマトをカットしてお皿に並べ、オリーブオイル、ハーブソルト、バジルを添えれば、お洒落なカプレーゼの完成です。肉が焼きあがるまでに皆で簡単につまめるので、すごく喜ばれます。お皿は、スポル大井町からもらい放題の紙皿です。
タコス
焼いたお肉が余ったら、カットしたトマト・レタス・ピクルスなどを、軽く炙ったタコスで挟み、サルサソースをかけて食べると、絶品です。参加者のお腹が空いている前半に持ってくると喜ばれるメニューです。
アクアパッツァ
スポル大井町でもらえる、アルミプレートを使っています。調理には時間が掛かるので、早目に調理をしておいて、〆に提供すると良いメニューです。残った汁に茹でたパスタを絡めて食べても美味しいです。下記にレシピも記載します。
材料
- アサリ
- 白身魚
- 玉ねぎ
- パプリカ
- プチトマト
- パセリ
- にんにく
- ブラックオリーブ
- アンチョビ
- オリーブオイル
- 白ワイン
- 塩コショウ
- 赤唐辛子
- ハーブ
作り方
- ニンニクは潰して、アンチョビは少量をほぐし、ブラックオリーブ・玉ねぎ・パプリカは厚めにスライス、プチトマトは半分にカットする。
- 白身魚には塩コショウで下味をつけておく。
- アルミプレート上にオリーブオイルを引き、潰したニンニクに火を入れて香り付けする。
- 白身魚も入れて軽く両面に焼き目を入れる。焼き目がついたらニンニクは取る。
- プチトマト、ブラックオリーブ、玉ねぎ、パプリカ、アンチョビを入れてから、白ワインを魚が半分浸るまで入れてアルミプレートでふたをする。
- 軽く煮たったら泥抜きしたアサリとハーブと輪切の赤唐辛子を少量入れる。
- アサリの殻が開いたらBBQ台から外し、パセリを乗せて1~2分蒸らしたら完成。
シーフードパエリア
こちらは、ダッチオーブンを持参して作ったものです。キャンプでもないのに、バーベキューでお米を食べるというのは、不思議と楽しい気分になるものです。
最近のダッチオーブンは、シーズニングという事前準備が不要なモデルも発売されており、初心者でも簡単に扱えるものが多いです。
スポル大井町バーベキューの弱点とカバー策
そんな良い事尽くめに思えるスポル大井町も、ヘビーユーザーだからこそ思う不便な点がいくつかあるので、上手くカバーする方法をご紹介しておきます。ほんの少し事前に対策しておくことで低予算でも快適なバーベキューが実現できる幹事になれるというものですね。
レンタルできる包丁が少ない
バーベキューはみんなで料理を作るからこそ、その美味しさをより共有できるものだと思います。ところが、ここスポル大井町の包丁レンタルは1組1セットまでとなっております。そのため、手持ち無沙汰な参加者が目立ってしまうものです。そこでオススメするのは、キッチンバサミの持参です。まな板も必要ないですし、基本的な食材は綺麗にカットできます。アウトドアで使うキッチンバサミはあまり安いものだとすぐに切れ味が悪くなってしまうので、それなりに良質なものを準備しておくとよいです。皆で作業ができてバーベキューも楽しくなります。
スポル大井町の流し台は小さい
バーベキュー場によくあるような大きい流し台というものはありません。特設に作られた、10Lくらいのタンクが2か所あるだけです。
他のグループも利用するため、結構込みますし、いざ順番が来てもタンクの水が空になっていることがよくあります。時間に余裕があるならば、泥のついた野菜などは事前にカットをしておき、Ziplocなどに入れて持って行くとスムーズにバーベキューが開始できます。
スポル大井町の夜は暗い
スポル大井町ではナイトタイムにおいて、ランタンを1つレンタルできるのですが、あまり明るくなく、肉を生焼きのまま食べてしまう危険性もあります。ネットショップに売っているLEDランタンのようなものも持って行くと非常に明るく、お互いの表情も見られて楽しい時間を過ごすことができます。
スポル大井町で都内でもフルにバーベキューを楽しもう
このように、スポル大井町では工夫次第で一人3,500円以内で完璧なバーベキューを開催することが実際に可能です。筆者の場合は、一人4,000円を徴収し、お金が余ったら持ち越しする旨を伝えることで、その後の2次会や次回開催時の参加率を上げています。また、平日は比較的空いているため、仕事終わりの飲み会などをスポル大井町でのバーベキューにすることで、ついに『名幹事』の称号を頂きました。
まだあまり認知度が高くなく、都内では穴場のスポットだと思いますので、ご家族や友人と。広告塔である人気者達との接待バーベキューなどとして。近くにバーベキューをお考えの方は、是非利用してみてはいかがでしょうか。