2019年11月1日更新 475

ゴメクサスのフィールドテスターと徹底インプレ!ハンドル・リールスタンドを身解く

ゴメクサスといえば低価格のリールカスタムパーツをリリースする新進気鋭のメーカーです。実店舗での販売がされていないため、コストパフォーマンスが高くても購入を躊躇ってしまう方も多いのではないでしょうか。ここではそんなゴメクサスのフィールドテスターとして活躍する2人のアングラーからゴメクサスの人気アイテムであるハンドルやリールスタンドなどのインプレを徹底的に行なっていきます。アングラーのリアルな声を購入の参考としてぜひ活用してください。

MORITA

MORITA

道産子ロックフィッシュライター

格安で購入できるカスタムパーツメーカーとして知名度が急上昇中のゴメクサス。アルミ製のダブルハンドルを5,000円前後の価格帯で購入できることから、手軽にリールのカスタムを楽しみたい方にはぴったりのメーカーです。しかし、中国の釣具メーカーであるため、日本の店舗では流通しておらず、実物が見られないことから購入を躊躇ってしまう方も多いのではないでしょうか。

ここではゴメクサスのテスターとして北海道と東北で活躍する2人に取材を敢行。ゴメクサスの魅力やインプレはもちろん、ここでしか話せない裏話をたくさん取材することができました。正直、取材をする前はリールのカスタムに興味のなかった私ですが、取材後にはゴメクサスのラインナップを眺めながらどれを買おうか迷ってしまう、そんな魅力的な取材ができました。

ゴメクサスの取材に協力してくれたアングラー

ゴメクサスのフィールドテスターとして北海道と東北で活躍する2人のアングラーに取材を行い、ゴメクサスのアイテムについて徹底的にインプレしていきます。取材に協力してくれた2人を紹介します。

小野さん

アイナメを釣った小野さん

北海道でロックフィッシュなどのルアーフィッシングを楽しむアングラー。バスフィッシングのハードルアーを釣りに取り入れた独自のスタイルで多くのランカーフィッシュをキャッチしています。ロックフィッシュのローカルトーナメントを主催するなど北海道のロックフィッシュシーンを盛り上げるための様々な活動している若手アングラーです。

鷲谷さん

アイナメを釣った鷲谷さん

東北の八戸を拠点にロックフィッシュを楽しむアングラー。ゴメクサスの他にもルミカのテスターとして活躍しています。東北の中でもロックフィッシュを釣り上げることが非常に難しい八戸の海を巻きのアクション一つで攻略する姿は現地アングラーから「巻きの匠」と称されます。釣り場の清掃活動など東北の釣り場を守るための様々な活動を行なっています。

ゴメクサスの最大の魅力は?

カーボンダブルハンドルで釣った産卵期のアイナメ

ゴメクサスは中国のメーカーが開発する新進気鋭のリールパーツメーカーです。日本国内ではまだ店頭販売されていませんが、Amazon.co.jpや楽天市場で誰でも手軽に購入ができます。まずはそんなゴメクサスの魅力を見ていきます。

ゴメクサスは価格がやばい

ゴメクサスのアルミノブ

リールのカスタムパーツといえば、メーカーの純正品であっても非常に高価でカーボンやアルミなどの素材を使ったハンドルであれば、20,000円前後の価格が付けられることも珍しくありません。スタッフの2人が口を揃えて言ったゴメクサス最大の魅力は抜群のコストパフォーマンス。アルミ製のハンドルでも価格が5,000円台という、まさに価格破壊といっても過言ではありません。小野さんはスタッフになる以前からゴメクサスのカスタムパーツを愛用していますが、この価格帯で細部までこだわったパーツが購入できるとなると、他メーカーのアイテムはちょっと物足りなさを感じてしまうとおっしゃっていました。

価格に見合わない品質の高さ

ゴメクサスの細部のパーツ

ゴメクサスの魅力は価格だけではありません。値段相応ではなく「この価格でこのクオリティ!?」という良い意味でユーザーの期待を裏切ってくれる点がゴメクサスのもう一つの魅力という鷲谷さんのコメント。実際に、私も製品を直接触らせていただきましたが、ブレの少ないパワフルな巻き感は他メーカーから販売されている高価なアイテムにも負けないクオリティです。写真は外観のディテールだけでなく、内部のパーツにまでこだわったアルミハンドルです。

早速、ゴメクサスダブルハンドルをインプレ!

2種類のダブルハンドル

ゴメクサスからはアルミ製とカーボン製の2種類のダブルハンドルが販売されています。これらのハンドルはシマノ、ダイワ、アブガルシアの現行モデルはもちろん、過去に販売されていたリールにも取り付けられます。メーカーサイトにはハンドルの適合機種が記載されているため、自分のリールに取り付けられるかどうか購入前に必ず確認しましょう。ここではそれぞれのダブルハンドルを実釣で使用しているお二人に、ゴメクサスハンドルのリアルなインプレをしていただきました。

アルミダブルハンドル

ステラとアルミハンドル

小野さんはシマノから販売されているスピニングリールのフラッグシップモデルステラの3000MHGにゴメクサスのアルミダブルハンドルを使っています。ターゲットはアイナメやクロソイなどのロックフィッシュ。ヤリイカなどのエギングなど汎用性の高い中型の番手を活かして様々な釣りで活躍しています。

軽さによる感度のアップ

小野さんが楽しむロックフィッシュでは、魚のバイトはもちろん地形変化をしっかりと理解できる感度が必要不可欠です。ゴメクサスのアルミダブルハンドルは自重も軽く、手元に伝わる情報をより鮮明かつ確実にできる効果があります。これは、ロックフィッシュだけではなくキャスティングして20m以上のエリアを探ることになるルアーフィッシングにおいて大きな武器になります。

フラッグシップにモデルにも負けないクオリティ

シマノの最上位機種にバリュープライスのリールハンドルをつけて大丈夫なの?と心配になる方もいると思いますが、ゴメクサスのハンドルのクオリティはステラの性能をしっかりと引き出してくれます。私はロックフィッシュ用のタックルとして小野さんと同じステラを所有していますが、小野さんに触らせていただいたアルミダブルハンドルでカスタムしたステラは滑らかな巻き心地を維持しながら、よりパワフルさと安定感を感じる仕上がりでした。

ブレが少なく大型のロックフィッシュとも安定したファイト

小野さんが釣りをする北海道では50cmを超えるランカークラスのロックフィッシュが釣れることも珍しくなく、根に潜られないために強引なファイトをしなければいけないシチュエーションも多いです。スピニングタックルで強引なファイトをする際はリールのリーリングにブレが生じ、フックアウトなどにつながることも珍しくありません。しかし、ゴメクサスのアルミダブルハンドルを使ってからは、そんなリールのブレが非常に少なくなり安定したファイトが楽しめるようになりました。

カーボンダブルハンドル

ストラディックとカーボンハンドルで釣ったアイナメ

鷲谷さんは2019年にシマノから販売されて注目を集めているストラディック3000MHGにゴメクサスから販売されているカーボンダブルハンドルを使っています。カーボンダブルハンドルはアルミダブルハンドルよりもさらに価格が抑えられており、20,000円台で購入できるストラディックと組み合わせることで安価な価格帯で上位機種に負けない性能を手に入れることができます。

巻きの匠も唸るリーリングの安定感

鷲谷さんは東北の人気エリアで主にアイナメやクロソイを狙ったロックフィッシュを楽しんでいます。ロックフィッシュでは通常リフト&フォールなどのロッドワークを使ったアクションが定番ですが、鷲谷さんはリールでのスイミングを軸に置いた独自の釣りを展開しています。カーボンダブルハンドルはそんな鷲谷さんのスタイルにおいてのリーリングの精度を高める必須アイテムの一つ。同じリズムで安定してルアーを引いてくることはもちろん、フワッとテンションが抜けるクロソイなどのアタリにも敏感に反応できるようになりました。

アルミハンドルより軽いカーボンのメリット

カーボンダブルハンドルはアルミダブルハンドルと同じ98mmモデルで見比べても4gの差があります。鷲谷さんはこの4gの差が釣果にも大きく影響を与える大切なポイントとおっしゃっていました。特に、比較的軽めのリグを扱うことの多い漁港でのロックフィッシュゲームでは、キャストする際のフィーリングが大きく変わるためタックルの操作性をアップさせることもできます。逆に自重の重いアルミダブルハンドルをスピニングリールに取り付け、ロッドとリールのバランスが不釣り合いで先重りしているタックルのバランスを整える使い方もおすすめです。

様々なシチュエーションで活躍

カーボンダブルハンドルで釣ったアイナメ

カーボンダブルハンドルはロックフィッシュゲームだけではなく、様々な釣りで活躍します。スイミングの釣りが軸になるシーバスゲームはもちろん、エギングなどのジャークをメインにした釣りでもハンドルが安定するカーボンダブルハンドルは大きなメリットになります。同じくカーボンダブルハンドルを実釣で使っている小野さんは35g以上のシンカーを使ったロックフィッシュゲームにおけるロングスピン釣法にもカーボンダブルハンドルの軽さを活かしています。

手軽にカスタムができるハンドルノブをインプレ

ステラとゴメクサスノブで釣ったアイナメ

ゴメクサスから販売されているハンドルノブ。こちらもハンドルと同じくダイワ、シマノ、アブガルシアの大手3社との互換性があります。価格も2,000円以下と非常に安く、はじめてカスタムに挑戦したい方にはルアー感覚で購入できる点も魅力です。

T型ノブがきになる方は要チェック

小野さんはシマノの3000番台以上のリールに標準搭載されているT型ノブの使用感が気になるため、自分好みのハンドルノブに交換するためにゴメクサスのパワーハンドルノブをチョイス。ゴメクサスのハンドルノブはサイズと形状も多彩なモデルが販売されており自分好みのハンドルノブを選べます。

軽く感度のアップにつながる

パワーハンドルノブは自重が非常に軽くリールの感度アップにも大きく貢献しています。手元に伝わる情報がより繊細になるため、ハンドルノブの形状が気になる方だけでなく釣りの精度を少しでも高めたいと考えているコアアングラーは、お試し感覚で取り入れられる点も魅力だと語っていました。

ややガタつきも・・

ハンドルノブは販売されているモデルによってややガタつきを感じるという意見がSNSなどを中心に取り上げられています。こちらについて小野さんに伺ったところ、確かにハンドルノブのガタつきは存在するとおっしゃっていました。ゴメクサスのハンドルノブはベアリングやワッシャーが付属されているため、自分で微調整ができるものの、リールによってはガタつきが微妙に改善できないモデルも存在するとのことでした。こちらについては現在スタッフとメーカー側でも改善策を考えており、今後は互換性の改善も検討されているようです。

カスタムの定番リールスタンドをインプレ

ゴメクサスのアルミリールスタンド

小野さんと鷲谷さんがともに使っているリールスタンド。こちらもリールのカスタムパーツの中では定番アイテムとして人気を集めており、メーカーの純正品はもちろん、各メーカーから様々なアイテムがリリースされています。ゴメクサスのリールスタンドは価格が安いことはもちろん、自重が軽くデザインも豊富など様々なメリットがある人気アイテムの一つです。

ハードルアーを多用するアングラーはおすすめ

ハードルアーをつけたスタンド

小野さんはロックフィッシュでの壁際の釣りにブラックバス用のハードルアーを積極的に取り入れているアングラーです。ハードルアーはトレブルフックが使われることが多く、ガイドなどにルアーを引っ掛けるとガイドの破損や傷につながることもあります。ゴメクサスのリールスタンドはルアーを引っ掛けることができるため、リールの保護だけではなくハードルアーのフックをかけることでリングガイドを安全に守ることもできます。

スプールの傷を軽減する

近年のロックフィッシュゲームはフィールドのハイプレッシャー化が原因で、年々細いラインを使うアングラーが増えています、細いPEラインはスプールの細かい傷で簡単に切れてしまうことがあるため、リールスタンドを取り付けてスプールの直置きを防止することは釣りをテンポよく楽しむためにも非常に大切だと鷲谷さんはおっしゃっていました。リールの直置きを防止することはリール本体の傷も最小限にすることができるため、リールを大切に長く使いたい方にも非常におすすめです。

ゴメクサスの裏話

ゴメクサスのカラーバリエーション

ゴメクサスは中国資本の会社ですが、日本でのルアーフィッシング分野に非常に力を入れている会社だという話を聞くことができました。ここではそんなゴメクサスのメーカーとしての貴重な裏話をスタッフである2人に聞くことができました。

スタッフの意見を取り入れて新製品を開発中

ゴメクサスはスタッフとの距離感を非常に大切しており、現場での使用感やユーザーの意見などをしっかりとフィードバックしています。北海道と東北という異なるフィールドで釣りを楽しむ2人ですが、それぞれが意見を出し合い新製品の開発にも携わっているそうです。新製品の一例としては厳寒期に寒さが気になるアルミハンドルのデメリットを改善するためにEVA素材を使用した新型ノブの開発。EVAノブはルアーフィッシング用のハンドルノブの中でも人気の高いアイテムであるため安価な価格での販売となれば人気アイテムの一つとなりそうです。

スプールなどの新機軸のアイテムも?

ゴメクサスからはスピニングリール用のスプールなどの、これまでの社外メーカーでは考えられなかった新機軸のアイテムの販売も検討されているとのことでした。リール用のスプールは上位モデルとなれば10,000円前後の価格帯も多く、予備の替えスプールを手軽に用意したいアングラーの需要は非常に多いです。低価格で社外製のスプールが販売されるということになれば、こちらも新たなカスタムパーツとして大きな注目を集めることになりそうです。

中国の営業担当が直接やりとり

ゴメクサスでは中国にある本社の営業担当が日本のスタッフと直接SNSなどでやりとりをしながら商品開発やフィードバックなどをしているという話を聞きました。小野さんと鷲谷さんは中国語が話せないため、ゴメクサス側のスタッフが日本語を勉強しながら連絡を取り合っているそうです。たどたどしい日本語に戸惑ってしまうこともあるそうですが、翻訳などを使いながら様々な現場の意見を取り入れようとしてくれている点はメーカーが日本での商品開発に力をいれたいという気持ちが伝わるともおっしゃっていました。

ゴメクサスで手軽にリールカスタムを楽しもう!

アルミハンドルで釣り上げたクロソイ

リールのカスタムはルアーフィッシングを楽しむアングラーであれば、誰でも一度は夢見る大人の嗜みの一つです。メーカーの純正品や国産メーカーはカスタムパーツの価格もやや高価であるため、手軽にカスタムを楽しみたい方はぜひゴメクサスのラインナップを見てみましょう。価格の安さだけでなく、全国のフィールドテスターの意見を取り入れた充実のラインナップは今後益々パワーアップしていきます。それぞれのリールや釣りに合わせて自分だけのカスタムをゴメクサスのパーツで楽しみましょう。

マナーを守った大人のルアーフィッシング

漁港などでルアーフィッシングを楽しむ方は必ず安全のためにライフジャケットを着用しましょう。立ち入り禁止区域や漁業の邪魔になるエリアでの釣りは避け、マナーを守った釣りを徹底しましょう。ロックフィッシュが楽しめる貴重なフィールドを減らさないためにも釣り人の小さな心がけは大切です。