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2019年11月22日更新 6382

【釣り餌にグミ!】青物や根魚、シーバスも狙えるコスパ最強の釣り方

保存のきかないオキアミや生き餌、ロストすると手痛いルアーなど地味に費用が嵩むのが釣り餌。餌代で小型の青魚くらいは買えてしまう事も珍しくありません。当記事ではそんな餌をグミで代用する方法と、根魚や青魚など釣れる魚とテクニック等を紹介していきます。

OutSeekers編集部

OutSeekers編集部

釣り餌にグミを使用すると聞いて、驚いた方も多いのではないでしょうか。実は、「ひもQ」を釣り餌で使用する方法が釣り情報で紹介されて以来、釣果の報告や投稿が相次いだ知る人ぞ知る手法です。確かにジグヘッドにグミを通した姿は、ソフトルアーである「ワーム」に見えなくもない形状と質感となります。更に通常の釣り餌と違い、グミを釣り餌として使用する方法ならではの大きなメリットも多数存在します。そこでグミ釣りならではの魅力やメリットを、順を追って説明していきましょう。

コンビニで買えるグミを餌にした魚釣りの魅力

コスパ最強で保存もきく釣り餌

オキアミブロックや撒き餌、アオイソメ等、釣りで使用する餌は最低でも数百円以上の価格帯が妥当となります。更に擬似餌となるルアーやワームも、価格帯は1,000円手前です。ロストするリスクを考慮すると決して安い餌とは言えません。そんな釣り餌とは対照的に、グミは100円程度で購入できる上に釣り困らない程度の量を確保する事が可能です。またミックスフレーバータイプのグミを購入しておけばカラーの変更も容易にできるので、数多くの擬似餌を用意するコストが掛からないのも魅力でしょう。更にコンビニやスーパーで手軽に購入できる上、余ってしまえばおやつ代わりに食べてしまう事も可能です。

臭くない

飛び散ったオキアミブロックや、イソメで汚れた手など釣り餌特有の嫌な匂いは一度付いてしまうとなかなかとれません。そんな釣り特有の嫌な匂いが付着しないのも、グミ釣りならではの魅力です。もちろんお菓子なので、車内やカバンに臭い移りする事もありません。袋にロック付きの商品が多いので、利便性に優れて保存しやすいのもメリットの1つです。ただし真夏の炎天下で放置すると、溶けてしまう現象には注意しましょう。

環境にも安心

ルアーやワーム等の擬似餌は、根掛かりなどのロスト時に抱える環境問題が懸念され問題視されてます。その分グミは外れてしまっても溶けて無くなってしまうので、フィールドにプラスチックの不燃ゴミとして流出しないのもグミ釣りならではの魅力でしょう。

釣り餌に使用するグミの種類

一言でグミと言っても、各メーカーから数え切れない程の商品が発売されています。更に一部硬いコーティングが施されていたり小さ過ぎたりと、全ての商品が釣りとして利用できる訳ではありません。そこで一例として、釣りに使用しやすいグミを数種類ほど紹介していきます。

グミ釣りの定番「ひもQ」は2019年7月に販売終了

60円代という驚異の価格帯である、グミ釣りに火をつけた明治「ひもQ」。売れ行きは好調だったものの、工場の老朽化により残念ながら2019年7月で生産終了となっているようです。釣りに使用するとワームそっくりになる形状の為か、釣果も上げやすいグミだっただけに販売終了が悔やまれる商品でした。そこで「ひもQ」に代わる入手可能なグミの一例をご紹介します。

「フェットチーネグミ」は細長くてワームのよう

長細い形状なので、ワームに近い形状を出すことが可能なグミです。値段も100円前半で内容量も多くコストパフォーマンスにも優れます。欠点としてはグレープ味以外のフレーバー(つまり他の色)が手に入り辛い点が挙げられます。

「さけるグミ」はさけるから細さの調整可能

長細く手で加工できるので、小型のダーゲットも口にしやすいグミです。1枚1枚梱包されているので、持ち運びには非常に便利。ただし当記事で紹介するグミの中でも1番柔らかい質感で、針から外れやすいのがデメリットとなります。

「ハリボー」は硬いのでハリから外れにくい

ドイツから販売される、硬めの食感が人気のグミです。価格帯は300円前後とグミの中では高級な部類に属される分、内容量とハリからの外れ辛さは販売されるグミの中でも上位ロックが付いていないので、ジップロックに移しておくと便利です。なかなか売っていない上に高額ですが、特に芋虫型の商品が釣り餌として優秀です。

「果汁グミ」は100円以下で購入可能

定番中の定番のグミです。コンビニやスーパーなどの量販店で手軽に購入でき、販売店によっては100円を切る価格帯と豊富なフレーバーが魅力的。夜間には透明度の高いリンゴ味等が釣果につながりやすい傾向のようです。

グミで釣れる魚一覧

基本的にワームフィッシングで狙える魚はグミ釣りでも釣り上げることが可能です。海釣りの場合は、ターゲットに適した水深や釣れる魚が時間ごとに変化するので、適した仕掛けの準備やテクニックが要求されます。そんなグミで狙える対象魚の一例を紹介します。

アジ

アジは群れさえ回遊していれば釣り上げるのも難しくないターゲットです。一年中狙える魚で、主にプラクトンを餌としていますがサイズが大きくなるにつれて虫やベイトを捕食する性質があります。ワームなどに食い付く「アジング」と呼ばれる手法は、大型を狙えるためルアーゲームとして根強い人気を誇っているため、グミでも狙えるターゲットとなります。

メバル

夕方から活性が上がり強い引きも楽しめて、ワーム釣りで釣れるメバルはグミ釣りでも狙えます。海藻や岩場に寄り添う習性があり、周囲が暗くなると餌を求めて中層まで泳ぎ始める魚。そのため、夜間に磯周りで釣果が上がりやすい傾向があります。

アイナメ

メバルと同じく岩場のポイントを好む性質上、網で大量捕獲ができないため高級魚として扱われるターゲット。昼間に活性が上がる魚なので、狙うなら明るい時間帯がオススメです。

カサゴ

イソメやオキアミ、ベイトや甲殻類まで捕食する食欲旺盛な性格から、グミでも狙えるロックフィッシュの代表とも呼べる高級魚。穴釣りと呼ばれるブラクリを使用した仕掛けをテトラポッドの間に落とすだけの簡単な手法で狙えます。

スズキ

難易度が高いターゲットですが、条件が揃うと不可能ではない対象魚です。特に昼間に狙う場合はりんご味等の透明度の高いグミには反応し難くなるので、ぶどう味やコーラ味等のダークカラーを使用すると釣果が出やすくなる傾向にあります。

グミを餌として使用した仕掛け

基本的な仕掛けについて

グミを餌として使用する仕掛けは、世間に浸透し認知されたメジャーな釣り方ではないので、これといって正解はありません。基本的には形状や質感は擬似餌に限りなく近いため、ソフトルアーである「ワーム」と同じと考えて大丈夫でしょう。そのためターゲットとなる魚の性質や状況に合わせ仕掛けの調整を行います。

気軽に使える「ジグヘッド」

グミ釣りで最も手軽な方法がオモリとハリが一体化した「ジグヘッド」です。シンカー部分の形状が多岐にわたり、形状に合わせて好みのアクションを誘発する事が可能となります。そのため、幅広いターゲットに対応可能です。直接ラインと繋げるだけなのでスピーディに釣りを開始する事が可能で、根掛かりや絡まりといったトラブルに強い仕掛けとなります。一方でハリと一体化したオモリで沈む速度が速いため、自然なアクションが出し難いデメリットを抱えています。

自然なアクションだが上級者向けの「ノーシンカージグヘッド」

ジグヘッドと逆の性質を利用したい場合は、オモリが無い「ノーシンカージグヘッド」とよばれるリグを使用します。ラインに中通しオモリを通し、サルカンを挟みハリスとノーシンカージグヘッドを繋ぐ仕掛けとなるため、通常のジグヘッドに比べると若干手間が発生します。自然なアクションを生む半面、絡まりやすい、根掛りしやすい、仕掛けの準備にやや手間取るといったデメリットを抱えています。そのため比較的、上級者向けの仕掛けとなるでしょう。

根魚のポイント探しに最適「ブラクリ」

ターゲットをロックフィッシュに絞る場合やテトラポッドの間を狙う「穴釣り」でカサゴを狙う場合はブラクリを使用します。岩場の合間や海底など、根魚のポイントを探るにはうってつけの仕掛けです。海底への落下速度が速いため、キャスティングすると表層〜中層は探れないため中層を回遊するアジ等は狙えないデメリットを抱えています。

グミを餌にする釣りでオススメのタックル

アジやメバル狙い

グミを使用する釣りでは、ルアーフィッシングの様に数え切れない程のキャスティングとアクションを行うため軽量で疲れにくいライトゲーム用ロッドがオススメです。更にメバルやアジなどの小物をターゲットとした場合は、できるだけアタリを掴みやすい竿先の柔らかい商品を選ぶと良いでしょう。全ての要素を満たす上で、エントリーモデルとして値段も手頃なのがメジャークラフトの3代目シリーズです。非常に扱いやすく造られておりシーバス狙いやエギングなど、ルアーフィッシング以外の釣りでも応用可能な万能竿となります。

アジやメバル等のライトゲーム狙いならば、ワームの繊細な動きをコントロールしやすくアタリを見逃さない小型で軽量のスピニングリールがオススメです。またキャスティングを繰り返す性質上、安過ぎるリールは直ぐに絡まり時間効率が非常に悪く安物買いの銭失いとなります。選び方が難しいリールは凡庸性が高く、最低限の性能を揃えた王手メーカーのエントリーモデルを選択すると失敗が少ないでしょう。特にDAIWAレプロス2500は価格と性能のバランスが絶妙でコストパフォーマンス抜群と、発売当初から売れ続ける人気商品です。

カサゴ狙い

テトラボットや岩場の隙間を攻める穴釣りでは、無理に万能竿などを応用すると竿先を折ったり傷付けたりするトラブルが発生します。そんなカサゴ狙いの穴釣りには「テトラ竿」と呼ばれる、短くて取り扱いやすいロッドを用意しておきましょう。値段も安価な商品が多くコンパクトなので、回遊魚狙いで潮の流れが悪い時の逃げ道として荷物に忍ばせておくのにもオススメです。プロマリンから発売されるテトラ竿は、竿先が柔らかく頑丈に造られているのに関わらず驚きの1,000円台で購入できます

穴釣りは落とし込むだけなので、キャスティング能力も必要とされません。リールも安価なタイコリールで十分なので、3,000円未満でタックルを揃え穴釣りに挑戦する事も可能です。

グミ釣りのテクニック

グミを使用した釣りにおいて、基本的な考え方はソフトルアーと同じです。ただし各メーカーが魚釣り専用に開発された商品のように、やはり自然なアクションは出し難いので試行錯誤が必要となります。そこでワームの基本的なアクションを押さえ、それぞれターゲットに適した誘いへと応用を行ってみましょう。

対象魚の水深(タナ)を探る

中層を泳ぐ魚群の画像

アジやメバルなら中層、アイナメなら海底と狙いたいターゲットの性質に合わせ餌が漂うように調整を行いましょう。水深の合わせ方は、キャスト後にグミが沈む秒数で測ります。アタリを感じた時の秒数を覚えておけば、同じ秒数で幾度か探りを入れると釣れる事が多いので、データを簡単に記憶し、よりアタリを感じた秒数で繰り返すことが重要です。

基本の誘いは「ただ巻き」

ルアーやジグのような疑似餌であたかも生きている魚のように見せるにはグミにアクションを加える必要があります。その中でもただ巻きは基本となるアクションで、一定の速度で竿先を動かさず、ラインを巻き取る誘い方です。簡単そうに聞こえますが、竿先を動かさず一定のスピードを維持するのは意外と難しいテクニックです。スピード感覚は、1秒でリールが1周しないくらいの速度が理想的。アジはラインを緩めるとアタリを感じることができませんが、ただ巻きはずっとラインにテンションが加わるため、アジ狙いには特に有効なアクションです。

リフト&フォール

イカを狙うエギングのように「しゃくり」の動作でアクションを付け、何回かしゃくった後に少々の待ちをすることでグミを沈ませるアクションです。この沈ませることをフォールといい、ジギングではこのフォールアクションがとても有効なアクションとして使われます。ただしエギング程に激しいしゃくりは付けず、竿先に微妙に振動を送るイメージで誘いをかけます。主に中層〜低層を泳ぐ、メバルを狙う場合に効果的と言われております。

ストップ&ゴー

ただ巻きと合わせて使い、数秒ごとの停止アクションを付け加えた誘い方です。中層付近で食いつきが渋い時に、初心者でも簡単に使用しやすいアクションです。ラインが緩み難いので、ただ巻きでアジの食いつきが悪い時に利用できるテクニックです。

釣り餌をグミにして低コストかつ手軽に釣りを楽しもう

手ごろな値段で、コンビニなど何処でも入手しやすい「グミ」。狙える魚もロックフィッシュなどの高級魚も狙え、意外と侮れない釣り餌です。手法が確立されていないので、オリジナルの釣り方を開拓する事も可能です。お菓子メーカーからも数え切れない程のグミが販売されており、どれが1番釣れるか探し出す楽しみもグミならではの魅力ですね。同じ釣り場に通いマンネリ化した時など、刺激的で変わった釣りを楽しんでみたい選択肢として是非視野に入れてみてはいかがでしょうか。

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