2019年11月20日更新 6351 9
これぞ「SF映え」!ワイルドザウルスが地球を救う(ワイルドミニ四駆/タミヤ)
タミヤから再販となった「ワイルドミニ四駆」シリーズの中でも異彩を放つ「ワイルドザウルス」まるでSF映画に出てきそうなフォルムは色んなアイテムと組み合わせることで想像力が一気にふくらみます。

人類を救えるか?!対エイリアン戦の最終兵器「ワイルドザウルス」
時は西暦2xxx年エイリアンが地球を侵略してから5年、人類はついにエイリアンとの最後の決戦に挑もうとしていた。
地球防衛軍が用意した最強の装甲車「ワイルドザウルス」最強の傭兵部隊と共にエイリアンに立ち向かう。
車体に搭載された「充電式ミサイル」でエイリアンのボスを倒せば、人類に勝機が見出せる。人類の存亡を賭けた戦いがいま始まる。
「人類のために闘うぞ!!!!」
「ミサイル発射!!!!!」
「ま、、、まさか!!」
「と、止められた、、、」
「これで人類も終わりか、、、こ、こんなところで終われるか!!!!」
「これでも食らえ!!!!!」
ワイルドザウルスいらんかったやん、、、
こうして地球の平和は守られたのでした。
めでたし、めでたし。
SF的妄想が思わず広がる異色のワイルドミニ四駆「ワイルドザウルス」
ワイルドミニ四駆再販記念大人買いシリーズ第三弾は「ワイルドザウルス」です。今回は再販ですが最初に発売されたのは1989年なのでなんと30年以上も前の製品ということに驚きです。タミヤ製品のすごいところが、時代がこれだけ過ぎても製品として全く劣化を感じさせないというところでしょうか。ワイルドザウルスに限らず他の製品にも共通している点です。
冒頭では妄想全開のSFストーリーで遊んでみましたが、リアルなデザインの他のワイルドミニ四駆とは一線を画すデザインが魅力的です。戦車のようでもあり、装甲車のようでもあるそのデザインは今見ても非常にかっこいいです。
ワイルドザウルスと一緒に展示したい「サイドメニュー」
ワイルドザウルスは非常に未来的でもあるので単体でももちろん楽しめますが、様々なアイテムと組み合わせることでよりその魅力が一層引き立ちます。今回の記事で使ったアイテムは以下の2種類のアイテムです。
モンスター戦アイテムとして最高のS.Hモンスターアーツ「エイリアンウォーリア」
通販ではかなりプレミア価格になってしまってますが、S.Hモンスターアーツのエイリアンは可動域も広くディスプレイアイテムとして最高です。他にも例えばゴジラなどと組み合わせても相性がいいかもしれません。ぜひワイルドザウルスと色んなモンスターの組み合わせを楽しんでみてください。
塗装済みが嬉しい!1/35MMフィギュアコレクション
ワイルドミニ四駆のサイズが1/32なので、同じくタミヤから発売されている1/35ミリタリーシリーズとの相性もバッチリです。今回使用したのは塗装済みの「MMフィギュアコレクション」と組み合わせてみました。
こちらのシリーズ全部で5種類ありまして、金額も比較的安めにも関わらずクオリティは非常に高いです。プラモデルを始めたばかりの人にとって、この1/35というサイズは非常に小さく塗装するにはハードルが高いので、ディスプレイアイテムとしてこちらを添えてみるのもいかがでしょうか。
この精巧に出来たシリーズが小指くらいの大きさということに驚きです。拡大してみると服の細かい部分や陰影もしっかり塗装されていることが分かります。これ職人さんが一つづつ塗装しているのでしょうか、、もしそうだとしたら一つ一つの値段は恐ろしいほど安いと思います。
タミヤがこれだけ長い間愛されている理由というのが、販売されている製品は山の数ほどあるにも関わらずどの製品をピックアップしても「物づくりに妥協が一切ない」という点なのかもしれません。
また塗装に自信のある方でしたら様々なタイプが発売されているので、もっとディスプレイに幅を持たせることができるでしょう!
まだスキルが伴ってないので、試せてないですが例えば未塗装のミリタリーフィギュアを「ゾンビ風メイク」に塗装して大量に用意したらさながらゾンビ映画の1シーンも再現できるのではないでしょうか。
2019年11月22日公開の映画「ゾンビランド:ダブルタップ」でもビッグタイヤを履いたモンスターマシンがゾンビをなぎ倒すシーンが登場するので、ぜひスキルのある方に再現して欲しいものです。
対エイリアン戦用「ワイルドザウルス」塗装のレシピ
ここからは今回のワイルドザウルスを作る工程について書いていきます。Yahoo!Creators Programにて塗装工程のイメージをアップしております。
今後もシリーズでアップしていくのでYahooアプリからフォローいただければ幸いです!
もともとのベースカラーはサンドイエロー的なカラーですが、今回は地球防衛軍イメージということでTS-91「陸上自衛隊」カラーをセレクトしました。
マットな質感が今回のイメージにぴったりです。この雰囲気だったらガンメタルとかもさらにSF感強まっていいかもしれません。
ディテールの塗装
フロントのライト部分にマスキングをしてシルバーで塗装
多少はみ出てますが、後からスミ入れをするのでとりあえずはこんな感じで
ちょっとした溝にスミ入れを行うだけでもクオリティはグッと増します。
窓の部分は付属のシールにて
残りの細かいステッカーはいつも使っているデクロス用のシールを活用
汚し塗装(ウェザリング)で演出
最近の楽しみはこの汚し塗装(ウェザリング)です。
次にウェザリングスティックにて泥の演出を施します。
本物の泥のようにひっついているのがリアルです。
重厚感を出すためにホイールやパーツ類は全て「ガンメタル」カラーで塗装
SF映え「ワイルドザウルス」完成!
こうして一度完成すると満足感はあるものの、眺めているうちに「もしも違う色だったらどんな雰囲気になるだろう」などと想像するとまた追加で一台欲しくなってしまうのが怖いところでもあります。(タミヤさん、ぜひ生産数のアップをお願いいたします)
「SF映え」するワイルドザウルスは写真が楽しい!
リアルなマシンをスケールダウンさせたワイルドミニ四駆とは異質のワイルドザウルスはまさに「SF映え」と言っても良いのではないでしょうか。今回タイトル画像を作るにあたりいくつかパターンを作りました。決定に至るまでにどのようなプロセスで写真をセレクトしたのかということを振り返っていきます。
ちなみに撮影に使用したカメラはPanasonic GH5にマクロレンズでの撮影となります。
採用したタイトル画像
あえてワイルドザウルスはちょっと後方にすえて、迫りくるエイリアンとそこに対峙する戦士にフォーカスを当てたものに決めました。今回この前に撮ったものが以下の写真です。
全体をまんべんなく構図におさめるパターン
一見、同じように見えるかもしれないですが視点をちょっと上げていることで全体像は把握できるものの、ちょっと迫力に欠けていたので撮り直したものが今回採用となったパターンです。
ワイルドザウルス主役パターン
エイリアン抜きのパターンでも撮りました。分かりやすさはありますがストーリー性にやや欠けるためにボツにしました。
最初に撮った一枚
情報としては網羅されているものの、リズムに欠けていると思ったためにボツ案に。
人によって意見は違うでしょうしどれが正解かということも定義できないですが、「自分がいいと思ったものを表現する」という意味においては写真もプラモデル作りやミニ四駆作りと似ているのかもしれません。
初めてワイルドミニ四駆を題材に色々な写真を撮ってみましたが、撮り方によって新しい発見を体感できるのもワイルドミニ四駆の楽しみではないでしょうか。
ワイルドザウルスで、自分なりの「SF映え」を探してみてはいかがでしょうか!