2019年12月5日更新 12016 10
再販されなかったワイルドミニ四駆「モンスタービートルJr」をプラモデルで強引に再現
タミヤから再販されなかったワイルドミニ四駆「モンスタービートルJr」がどうしても欲しかったために、1/32スケールの「フォルクスワーゲン」プラモデルで強引に再現してみました!

令和最大の謎「モンスタービートルJr」はなぜ再販されなかったのか
2019年にタミヤから再販となった「ワイルドミニ四駆」シリーズを大人買いして、今回の記事までに「ランチボックスJr」「ブルヘッドJr」「ワイルドザウルス」「キングキャブJr」と4つのワイルドミニ四駆を制作記録として記事にしてきました。
しかし、一番作りたかった「モンスタービートルJr」が再販されていないではないですか。
久しぶりにタミヤに戻ったきっかけがラジコンのモンスタービートルだったほど「モンスタービートル好き」としては残念でなりません。
一部の情報では「版権の問題」とも言われているようですが、ラジコンの方では「ブラックエディション」や「モンスタービートルトレイル」が発売されている点を考えると一層疑問が残ります。もしくは製品の金型を誰かが壊してしまったか、、、これはおそらく令和最大の謎として多くのモンスタービートルファンが肩を落とした出来事ではないでしょうか。
まさかのプラモデルコーナーで奇跡の出会いが?!
再販されたワイルドミニ四駆を小脇に抱えながらも、モンスタービートルJrが再販されないというショックから脳内BGMは山崎まさよしの「One more time,One more chance」状態でした。
向かいのホーム、路地裏の窓、こんなとこにいるはずもないのに、、、
なんとプラモデルコーナーにありました。
アリイ製1/32フォルクスワーゲン
サイズはワイルドミニ四駆と同じ1/32スケールでこれは合うのではないでしょうか?!
厳密に言うとモンスタービートルのボディとはライトの位置が若干異なりますが、背に腹は変えられないために組み立てていきましょう。
ワーゲンビートルボディの組み立て
この赤いフォルムだけ見るとまんまモンスタービートルをイメージさせます。
まずはモンスタービートル カラーのレッドでスプレー塗装
細かい部分はマスキングしながら塗っていきます。
プラモデルならではの嬉しいポイントとしてこういうミラーなどの細かいパーツが再現されているのはありがたい。
フロントライトをつけると一気にワーゲン感、アップします。
オフロード車っぽい演出をするために「タミヤウェザリングマスターB」セットの「スス」で汚して完成!
「これじゃない感」は否めないモンスタービートルJr完成
あながち間違ってはいないものの、やはり違和感は否めません笑
ライトの位置的にはモンスタービートルトレイルの方が近いかもしれません。
このワイルドな表情のモンスタービートルのワイルドミニ四駆はもう姿は見ることはないのでしょうか、、、
遠目で見るとフォルムはかなり近いのですが、「これじゃない感」はぬぐいきれません
違和感の理由は「ライトの位置」と「ステッカー」の2つに集約されるかなというところです。
あとボディもただ乗せただけになるので、走行には向いておらずディスプレイ専用となりそうですが、どうしてもモンスタービートルJrへの想いが断てない方にはこういう方法を取っても良いのではないでしょうか。
ワイルドミニ四駆に「載せるだけ」なら楽しめそうな1/32モデル
今回トライしてみた「アリイ製1/32フォルクスワーゲン」以外にもいろいろなタイプのモデルがあります。試していないので実際に乗るかは不明ではありますがサイズ的には合ってるのでワイルドミニ四駆のシャーシに乗せて楽しむのも面白いかもしれません。
コミカルミニ四駆の「ジムニー編」
今回のワイルドミニ四駆再販と同時に発売されたコミカルミニ四駆のジムニーも実は作っておりました。
こちらもサイズ的には1/32になるので、同じように乗せるだけになりますがこんな感じになります。
モンスタービートルJr再現モデルよりもこっちの方がしっくりくる感じはあります笑
スキルを磨いて自分が欲しいマシンを作れるようになったらきっと楽しいだろう
結果的には今回の挑戦はちょっと残念な結果になってしまったものの、トライしてみたことで楽しめたことは事実です。
最近購入したムック本「ミニ四駆GRAPHICS」を見ると、今回のような試みが恥ずかしくなるようなかっこいいカスタムがたくさん載っておりましてこの記事を出すことすら恥ずかしくなりますが、まだまだいろいろな挑戦をしている方がいると思うとがんばってみようという気持ちにさせてくれます。
ほんとすごい改造ばっかりなので、見ているだけでも刺激になります。
ワイルドミニ四駆漬けだった1ヶ月を振り返る
2019年10月に再販されたという情報を手に入れてから「ランチボックスJr」「ブルヘッドJr」「ワイルドザウルス」「キングキャブJr」と今回のモンスタービートルJr再現と、立て続けに5台の製作を通じてプラモデル的な感じで楽しんできました。
ほぼプラモデル初心者の自分にとってはちょうどいい題材でした。塗装するのはほぼボディだけなので簡単なものだったら1日で仕上げることができるという気軽さが何よりモチベーションが続いた大きな理由です。
ラジコンにも通じるところではありますが、「自分の手を動かして何かを作る」という体験はデジタルが普及した現代だからこそ実は結構大事なことではないのかなと思いました。実際塗装している時はかなり集中しているためにスマホを見ることもなく作業に没頭しているなど「デジタルデトックス」的な感じにもなります。
また実際に手を動かしている中で「今度はこの色で塗ろう」などと次の発想が次々と浮かんでくることで、受動的ではなく能動的に知らないことを調べたりする時間が増えたような気がします。
プラモデルよりも気軽に挑戦できる「ワイルドミニ四駆」を週末に作ってみてはいかがでしょうか!