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2020年1月15日更新 11437

折れた釣竿を保証修理!ダイワのロッドをアフターサービスで直す

長く使い続けると、どれだけ大事にしていてもロッドは折れます。あろうことか、僕の場合は使用2回目にして折れました…。大事に使っていたのですが、使い慣れない重さのジグを投げていたせいか値段もそこそこする「ダイワ・ラブラックスAGS106M」が折れました。折れた時はショックですよね…。でもご安心!折れた釣竿がダイワ製品の場合、購入から1年の保証期間内であれば自分で折ってもメーカー保証を使うことができ、通常よりもぐっと安く修理することができます。当記事では、釣竿の穂先が折れた場合に、ダイワへ保証で修理を依頼する方法やかかる修理料金その他の費用を紹介します。

けーやん

けーやん

餌釣りからジグ使いに転向中の釣り好きOjisan

折れた釣竿を安く、できれば保証で修理したい!保証期間内ならどのくらいの費用で直せるか

まだまだ下手くそのせいか…。たった2度の釣行で数万円もするダイワの釣竿が折れるなんてあっていいのだろうか。ダイワのラブラックスAGS106Mは、イナダを釣りたいと思う中、「なんならシーバスも釣れるロッドなら一石二鳥じゃん」という不純な気持ちもあり、少し奮発して買ったシーバスロッドでした。お値段的に3万強、決して安い買い物ではありません。

そんな僕にとってお高いロッドを、折れたからといってすぐ捨てるなんてことができるわけありません。ロッドの名前にあるAGSはエアガイドシステムと呼ばれ、ラインとガイドの摩擦抵抗を極限まで低減させるシステムで、これが搭載されているからこの値段になっているのも1つの要因。そのガイドが1つも壊れていないのに、もう使わないなんてことはありえません。当記事では、そんな折れたロッドをなんとか修理したい、できれば安く修理したいといった方へ、ダイワの保証を使って修理する方法や実際の修理料金がいくらになるのかを解説します。

なお、この記事には「オチ」がございますので是非最後までお読みください。なんなら最後だけ先にお読みください!

先端近く、2番ガイドのすぐ下で折れたロッド

真っ二つに折れたロッドを見るからに、もう直らないんじゃないか感がハンパないですが、これを修理します。

第2ガイドのすぐ下で折れたロッド

ガイドの数え方

ガイドは一番上のガイドをトップガイド、その次を1番ガイド、それより下へ2番、3番と数えます。上の写真は2番ガイドの下で折れた状態ですね。ここを間違ってもお店やメーカーの方なら察してくれるとは思いますが、修理の説明をする場合は間違わずに説明できるとスムーズですね。

メーカー(ダイワ)保証は想像以上に安い料金になった

早々に結論から書いてしまうのですが、ダイワ側から送られてきた修理見積もりの料金は4,000円(税抜)でした。これは、折れたロッドの位置や素材により費用は変わりそうなものですが、例として当記事で紹介しているダイワのラブラックスAGS106Mはそう安くない素材でありながらこの料金で修理できました。ダイワ側から送られてきた見積書上では、25,100円の正規修理費用に対し保証で免責が効いたことで21,100円安い料金で修理ができたことになります。

SLPからの釣竿修理見積もり書

ちなみにこの25,100円は何の値段かというと、ラブラックスAGS106Mのロッド本体、つまりガイドを除いた釣竿そのものの価格です。見積書にある商品名「LABRAX AGS106M#1」がそれを指しており、これはダイワのパーツ検索システムから値段を確認することができます。製品名「LABRAX AGS106M」で検索した結果、ロッド本体を表す「 LABRAX AGS106M#1」が25,100円であることが分かります。これを見る限り、部品単価の中でもロッド本体はとても高い部類に入るのがよく分かります。
ダイワパーツ検索システム上のラブラックスAGS106M

料金以外の費用も含め修理全体でかかる総費用は?

釣竿の修理そのものの料金は4,000円だったとしても、ダイワへの運送料金も考慮に入れる必要があります。僕は東京住まいで送付先のダイワ(厳密にはダイワ製品の修理を請け負っている(株)スポーツライフプラネッツさん)も東京の立川なので地方から送るよりは安かったかもしれませんが、ダイワへの送料は税込2,432円でした。また、ダイワから自宅へ戻ってくるときは代引きで送られてきて、送料4,730円でした(もう少し安い手段あるんだから気を使って欲しいというのが本音…)。したがって、合計すると釣竿修理にかかる全体費用は、釣竿修理税込4,400円+送料往復7,162円=11,562円(税込)ということとなります。

買った釣竿の値段が高かったなら修理、安かったなら新しい竿を購入するのが正しい選択

11,562円、これを安いとみるか、高いとみるか。僕のラブラックスAGS106Mは買ってからほとんど時間が経ってなかったので、竿の値段も全く落ちてておらず33,862円(税込)でした。これを新しく買うというのは…現実的ではないです。とはいえ使用感もとてもよかったので、11,562円で修理することには十分な価値があります。そもそも数回で折れてしまったのは自分のキャスティング技術が悪いわけで、世間のラブラックスAGS106Mの評判は良いわけなので、ここはこだわってもう一度ラブラックスAGS106Mを手元に置いておきたい。ダイワから見積もりがきた後、修理をするかどうかの照会には即答で修理を進めてもらうように返事しました。

製品不良だった疑いも現品の解析により検査してくれる

もちろん、自分のキャスティングが悪かった自覚はあります…あるんですが!!2回目の釣行で折れてしまうには何かしらの原因があったんじゃ…?と思わずにはいられませんでした。そこにもダイワ側はちゃんと対応してくれており、上記見積書の分析内容のとおり、「素材的欠陥(ヨジレ・密着不良・偏肉・研磨過多)は見受けられなかった」と回答してくれました。もし欠陥が見つかっていたならば、おそらく無償対応してくれたとは思いますが、欠陥がないのであれば有償対応は致し方ないですね。納得、スッキリです。

折れた釣竿の修理を依頼する流れ

基本的には釣竿を購入した販売店に依頼するのが流れになりますが、Amazonや各種モールから購入した場合は持っていくべきお店がありません。僕もAmazonで購入したので、釣竿を持ち込む先がありませんでした。したがって、直接ダイワへ発送して自分で保証修理の手続きを進めました。ここではその方法を紹介します。

1. 釣竿の保証修理に必要な書類を用意

修理申込書

ダイワの保証による修理依頼を行う専用のWebサイトより、修理申込書をダウンロードできます。A4の紙に印刷し、必要事項を記載しましょう。記載項目は下記の通りです。

  • 住所
  • 名前
  • メールアドレス
  • 年齢
  • 電話番号
  • 依頼製品名(保証書に記載されている正式な製品名)
  • 不具合内容や不具合箇所の詳細
  • 不具合発生日時及び場所
  • ご使用回数
  • 釣種及び対象魚
  • 不具合発生の頻度

項目こそ多いように見えますが、ほとんど簡単な記載事項なのでスラスラッと書けました。特に重要なのは「不具合内容や不具合箇所の詳細」でしょう。不具合が生じた状況はどうだったのか?どのように扱っていて折れたのか?などを詳細に書きましょう。

保証書:「免責額」が実質の修理料金に!

釣竿を購入したら箱に入っているこの紙。こういった釣竿が折れた場合や故障した際に絶対に必要なので、必ず保管しておきましょう。ちなみに、ここに「免責額」と記載されており、4,000円(税別)とあります。この金額は保証の「免責」となりますので、残りの21,100円はダイワの負担となり僕に請求されたのは4,000円となったということのようですね。

なお「1ヶ所 1回限り」ともあるので、もしダイワの責でなく2つ以上のパーツが同時に破損していたとしたら、一番高いパーツ以外の費用は実費を請求されていたものと思われます。もっとも今回の「パーツ」はロッドそのものだったのであまり現実的ではありませんね。2度目に折ったらさすがに修理料金は全額負担となるようです。

ラブラックスAGS106Mに同梱されていた保証書

さて、amazonや楽天などから購入した場合、問題となるのはこの紙の「ご購入日」が記載されていないこと。加え、販売店も記載ありません。保証期間は購入日から1年と記載されているのに、購入日も不明、購入元も不明。ダイワからすると怪しさMAXですよね…。でも、そこで効力を発揮するのが領収書です。

釣竿購入の証明となるもの(領収書、納品書など)

これはダイワ側から提出が必要である旨は提示されていませんが、購入日ならびに販売店に記載がないなら必ずいっしょに送った方がいいです。後からダイワから確認が入ったり、最悪の場合は保証で修理ができないといったトラブルを避けるため、僕はAmazonのサイト上から領収書をダウンロードし、発送時に同梱しておきました。この方が安心ですね。

購入したロッド「ダイワ・ラブラックスAGS106M」のAmazonの領収書

2. 釣竿をしっかり梱包し、ダイワへ発送する

釣竿を発送する場合、運送業者によっては梱包で中身が壊れないように保護されているかを問われることがあります。運送業者からすると、輸送中に釣竿が折れたなどといったトラブル・事故を起こしたくないので、当然ですよね…。こういったときに活躍するのが、釣竿を購入してからずっと保管していた箱です(ロッドが増えてくると保管に場所を取ってしまう、あれです笑)。もし保管していなかったとしても、釣具店に事情を説明するともらえる場合があるので、掛け合ってみましょう。用意するのはこの箱と、輸送時にさらに折れないようにするためのクッション性がある保護材です。

ロッド購入時から保管していた箱

保護材として使うのは、釣竿を購入した際にロッドティップを守るために付けられていたスポンジ、固定するためのテープ、緩衝材となるエアークッション。僕は、後々ロッドにテープの跡が残ってほしくないので、テープは簡単に剥がしやすいマスキングテープを使いました。

マスキングテープとスポンジ

エアークッションは「プチプチ」ともよく言いますが、クッション性あるものならプチプチでもなんでもOKです。固定されるのであれば紙をくしゃくしゃにしたものでもいいです。僕はAmazonで物を購入した際によく同梱されているエアーを流用しました(こんなところで活躍するとは…偶然、作業寸前に届いたので使わない手はないですね)。

保護材となるエアー

梱包手順1. 折れたロッドの根元側を箱の厚紙に固定

テープでロッドを厚紙に固定します。

テープで釣竿が入っていた箱に固定

梱包手順2. 折れたもう片方のロッドの先端も固定する

穂先側は細く繊細なので、根元側よりも気を遣ってあげましょう。まずは根元側と同じように厚紙にテープで固定します。重要なのは、穂先ギリギリいっぱいに箱の先端がこないようにすること。あとでここにスポンジなりエアーなり詰め込むわけですが、ギリギリになりすぎると輸送中の衝撃を直に受けてしまいます。少し余裕を持たせてスペースを開ければ、穂先には衝撃が伝わらないので安全です。

ロッドティップを箱に固定し、さらに折れないようにする

ロッドティップにスポンジやエアークッションなどの緩衝材を置き、テープで箱に固定すればOKです。

緩衝材のスポンジをロッドティップと箱に挟んで固定

これは必須ではないですが、最終的に緩衝材となるエアークッションも詰め込み、完全にロッドが箱の中で動かないように最後の詰めを行い、プラスチックの箱に入れれば完成です。

エアークッションを箱に詰める

スポンジを捨ててしまったり、このような都合のいいスポンジがなくても、エアー(プチプチ)で包みテープでしっかり固定することで十分守られると思います。

3. 運送会社の選択と発送:問題は運送料金!

釣竿を郵送するときに任せる運送会社はどこがいいのかという問いについてですが、これは送るものの形状やサイズと運送会社の規格の関係によって料金に有利不利が出て来るので、釣竿の長さによって随時調べるのがベストです。今回僕が修理した釣竿のラブラックスAGS106Mは3辺160cmを超える約170cm前後でしたので通常の宅配便では送れず、宅配便では送れない荷物を送る「ヤマト便」で送りました。

東京23区内から区外へ送るヤマト便の送料

折れた竿なら梱包の工夫で160cm未満にして料金を抑えられないか?

極力運送料金も抑えたいと思いますよね。しかし、仮に3辺が160cmちょうどにできたとして、宅配便で送れたとしても料金は2,070円。362円程度の差だったので、僕はヤマト便で送りました。

ヤマト宅配便の3辺合計160cmの料金

4. 郵送して約1〜2週間後、ダイワ側から費用など回答アリ

ダイワ側でロッドに欠陥がなかったかなどの分析をした結果、修理に対し料金はいくらかかるのかをメールや電話で回答してくれます。ダイワ側でも修理品を預かるには保管期限があるので、1週間の期間以内に回答する必要があります。ずっと放ったらかしにしていたら自動返却される可能性もあり、結果的に修理はされず送料と見積もり手数料のみ無駄にかかってしまったなんてこともあり得るので、すぐに回答するようにしましょう。回答はメールまたはFAXどちらでも対応しています。

修理完了、折れる前と同じ姿で戻ってきた!

修理された竿がこちらです!第2ガイドのすぐ下が折れてない!

ダイワのアフターサービスで料金免責を受けて保証で直したラブラックスAGS106M

修理したというよりは、ロッドの部品交換なので折れた部分が繋がったわけではありません。なので、繋ぎ目がないのは当たり前ですね。数万した釣竿が戻ってきてなによりです。

ダイワでの保証と修理に関する注意点

ダイワの修理受付窓口にて記載されていた注意事項の中で、把握しておくべきだと感じた注意点をピックアップしました(2020年1月10日時点)。情報は随時更新されていると思いますので、申し込む際には必ず情報提供元のサイトを確認するようにしてください。

  • 往路の送料は元払い(自分が支払う)。修理不能で返却となっても送料は返金されない
  • 製品交換やクレーム対応する場ではなく、あくまで修理の受付窓口であることを了承すること
  • 修理依頼品を送って通常2~3週間程度で返却される
  • 見積額が高いから修理せず返却するなどの場合、見積もり手数料500円(税別)がかかる
  • 保証は1度までしか使えない
  • 補償額に限度がある

上記は規約の一部のみの抜き書きとなりますので、必ずダイワの修理受付サイト(SLP)にて内容を確認するようにしてください。

番外編&後日談:販売代理店へ釣竿を持ち込み、修理を依頼してもらう場合

ダイワ公式サイトのスクリーンショット。ダイワ取り扱い店で修理できる旨の記載がある。

Amazonで買ったので持ち込む先がないと思い込んでしまったのでダイワに直接送付して修理してもらったわけですが、後日改めてダイワのサイトを眺めていてふと気づいてしまいました。「修理のご依頼は、お買い上げの販売店、またはお近くのダイワ製品お取り扱い店へお持ちください。」の文字に。

というわけで、自分ですべて梱包し、送るのなんて面倒だ!という方は、日本で一番店舗数の多い上州屋で釣竿の修理を受け付けてもらえます。ダイワやシマノなど各メーカーのアフターサービスでの修理申請を代行手続きをしてくれます。上州屋で購入した商品でなくても受け付けてくれますが、修理要件次第で対応が変わると思いますので、上州屋へ問い合わせてみてください。

後日談:送料高すぎ…って実はそもそも必要なかった!?

さらに、ダイワのサイトをよく読むと送料がかかるとあるのはSLPに直接修理を依頼する場合のみで、持ち込み修理の場合にはそのような記載はありません。考えてみれば、取り扱い店とメーカーの間はルート配送でしょうから宅配便で送るような送料はかかりませんよね…。

つまり…費用総額11,562円を支払って実際に修理していただきこの記事を書いたわけですが、近くの上州屋にでも持ち込んで、引き取りも店頭で行っていれば費用は「全部で4,400円」、せいぜいプラス電車賃で済んでいた可能性が極めて濃厚だったのです。大ショック…。これをお読みの皆様は、通販で買っても修理はまずお近くの釣具屋に相談することをお勧めします。それでは気が引けるなら、ついでにルアーの1つでも買いましょう。

買って1年の保証期間内なら釣竿を折っても「免責額」だけの修理料金でメーカー修理できる

釣具屋の中には釣竿やリールなど釣具全般の修理を自ら行ってくれるところもあると思います。メーカー対応よりは比較的早く対応してくれたり、場合によっては安く対応してくれる場合もあるかもしれませんが、これもケースバイケースです。メーカー保証が効く間はメーカー保証で直すのが一番安パイだと思います。ダイワなら保証期間内であれば、自分で折ってしまっても最初の1回はかかる費用は保証書にある「免責額」に収まるようです。

自分で梱包したり送ったりするのは面倒…というのはとても分かりますが、実際に自分でやって慣れてくるとさほど手間だと感じはしません。持ち込む労を惜しまなければ送料もかかりません。むしろ、竿が折れたり壊れたりしてもすぐにメンテナンスに出せるノウハウは釣り人にとって重要なことかと思います。

特に主要な釣具メーカーであれば全国の釣具店経由で修理に出すことができるので利用しない手はありません。◯◯が釣りたい!なのに竿が折れたままだった…なんてタイミングを逃してしまわないよう、利用できるものは利用して、日々メンテナンスを心がけましょう。それから…メーカーのサイトは良く読みましょう!

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