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2019年12月14日更新 1864

【偏愛DIY#01】ひび割れたビンテージ感の「ミニ四駆スタンド」クリスマスアレンジ

DIY初心者でありながら「ワイルドミニ四駆をかっこ良く展示したい!」というところからスタートしたDIYチャレンジ。ビンテージ風に加工する塗料から入り、気がついたらディスプレイスタンドを作ってしまった経験から「DIYの魅力」とはなんなのかを紐解いていきたいと思います。

Atsushi Matsumoto

Atsushi Matsumoto

コンテンツプロデューサー

DIYを始めようとは思っていなかったものの、気がついたらはまっていた

昨今ブームとなってる「DIY」ですが興味はあったものの特に手をつけるわけでもなかったのですが、この記事を書いている時点ですでにDIY沼にはまりそうな気配がぷんぷんしております。

いわゆるDIYと言われるようなジャンルに触れたのはそれこそ中学時代の「技術・家庭」でイスを作って以来だから30年くらい前のことになります。今年に入ってからラジコンやミニ四駆などを再び組み立てはじめたことから「何かを作る」ということの楽しみは知っていたものの、DIYというジャンルはなぜか敬遠していた節がありました。今回の記事では僕と同じように「DIYには興味あるけど、ちょっとハードル高そう」という方にとってDIYの楽しみの一歩につながればと思います。

小さな「作りたいもの」から始めることが大事

なんでDIYに大して腰がひけるかというのを考えた時に当たり前と言えば当たり前ですが、そもそも「作りたいものがなかった」ということでした。ホームセンターに行くと大量の道具やペンキもたくさんあるけれど、それがどのように動作するのか何も知らないと何を買ったらいいのかもわからないし、そもそも買ったところで使うことはないでしょう。無理やり趣味としてDIYをやる必要もないですが、実際手を動かして何かを作るということはラジコンやプラモデルと同じ楽しみがありますので、そのプロセスを記事を通して書いていきます。

偏愛DIY第一弾「ワイルドミニ四駆」をワイルドにディスプレイしたい!

ワイルドミニ四駆

2019年にタミヤから再販された「ワイルドミニ四駆」シリーズを作るのが楽しくて先月大量に作りました。

作ったのはいいけれど、ちゃんとディスプレイしたいという欲求が出てきました。いま思えばこの「もっと○○だったらいいのに」という発想こそがDIYのスタートであり、一番の楽しい部分だと言えます。

「ディスプレイしたい」というところは決まりましたが、次は「どんな風にディスプレイしたいか」ということになります。完全にベタではありますが「ワイルドミニ四駆」だけに「ワイルドな感じ」というコンセプトが決まりまた。では次に「ワイルドなディスプレイとは何か?」と考えた時に「ビンテージ感のある木にディスプレイしたい」という結論に辿り着きました。

理想のものが見つからないからDIYするしかない

当初はDIYという発想が全くなかったために理想のディスプレイ台を買うという「お金で解決」する方法を考えていました笑

しかし理想のものは見つからなく情報を調べているうちに「DIYできる」ということを見つけたことによりDIYへのスタートとなりました。

「ワイルドミニ四駆」ディスプレイ台にかかった費用

ワイルドミニ四駆ディスプレイDIY

こちらが今回初めてのDIYで挑戦したディスプレイ台です。欲しかった条件としてはワイルドミニ四駆が乗るくらいの「正方形」のサイズでこれが既存ではなかなか見つかりませんでした。

そこでホームセンターに行き以下のものをまずは購入しました。

  1. 20cm四方にカットしてもらった天板 (カット代込みで約1,000円)
  2. オイルステイン(約800円)
  3. ターナーミルクペイント「クラッキングメディウム」(約900円)
  4. ターナーミルクペイント「スノーホワイト」(約800円)
  5. 塗装用ハケ 3本 (約600円)
  6. 練習用の端材(約200円)

以上がマイファーストDIYセットとなりました。初期投資としては4,500円くらいです。いま振り返るとディスプレイ台に4,500円は高いかもしれないですが、塗料やハケは別のアイテムを作る際にも使えるので、最初に道具を用意しておけば実際の板の材料費1,000円で作れると考えたら意外と安いのではないでしょうか?

「失敗する準備」もしておくと気持ちのハードルがかなり下がる

練習用の端材

今回購入したホームセンターではいらなくなった端材の袋詰めが200円だったので合わせて購入しました。そもそもDIY初心者なのでおそらく最初からうまくいくことはないということは分かっていたので、こちらの端材で塗装の練習をすることにしました。

実はここがすごく大事ではないかと思っていまして、DIYに対する一番の心理的なハードルが「失敗したくない」ということが上げられますが、こういう「練習用」のアイテムも合わせて購入することで心理的なハードルはかなり下がるのではないでしょうか。

ひび割れビンテージ塗装の手順

今回の肝となるのが「クラッキングメディウム」です。こちらを塗ることによって上から塗る塗料が剥がれてくるということになりますが、公式のYouTubeに塗り方のポイントがあるのでこちらをご覧ください。

簡単な順番としては以下の通りになります。

  1. 暗めのベース塗装
  2. クラッキングメディウムの塗装
  3. 2色目の塗装(← これが剥がれてくる)

今回使用した塗装用アイテムは上記3種です。

1、オイルステインで下地を塗装

今回は暗めのオイルステイン(エボニーブラック)を選びましたが、これはひび割れた下の色が出るものになるので最終的に上に塗る色よりも濃ければ問題ないでしょう。

オイルステインで下地塗装

塗り終わった状態がこちらです。この状態でもそこそこ満足度が高く、一瞬終わってもいいかなと思いましたが作業を続行します。

オイルステインで塗装した状態

意外と難しいひび割れ加工の「クラッキングメディウム」

クラッキングメディウムの塗装

今回の肝でもある「クラッキングメディウム」ですが、製品自体は透明でひび割れのための「コーティング」のようなイメージです。

上塗り塗装はミルクペイントの「スノーホワイト」

クラッキングメディウムの塗装

クラッキングメディウムを塗装した上から塗装していきます。公式のチュートリアル映像見てたら誰でもできそうな感じでしたが、意外と苦戦しました。クラッキングメディウムの何が難しいかと言うと

  1. 塗る量
  2. 上塗りの塗料を塗るタイミング
  3. 二度塗り厳禁

上記の3つのポイントが挙げられます。

チュートリアルでは「指がひっつくくらいの状態がベスト」と書いてましたが、この状態にするのに苦戦しました。失敗例を挙げますとこんな感じです。こちらはおそらくまだ乾ききっていない状態でクラッキングメディウムで上に塗る塗料が混ざってしまったような状態です。とは言え二度塗りするとクラッキングメディウムのコーティングが剥がれてしまうので、かなり緊張します。(これでも端材で何度か練習したのですが、、、)

クラッキングメディウム失敗例

そんなこんなで毎度塗る度にクオリティは変わってしまいました、、、

理想は全部こんな感じに仕上がって欲しかったのですが、最初にしては上出来だと思いましょう!

ひび割れビンテージ加工の材料

ここまでの流れを動画にしたものはこちら!

Yahoo!Creatorsにて動画をアップしていますのでよろしければこちらからフォローお願いいたします。動画のタイトルでは「DIY初心者でもできる」と書いてしまいましたが、裏側では結構失敗してました、、、

失敗はない、味わいがあるだけだ。

挫折感を味合わないためにこの言葉を自分に送りたいと思います。明らかに失敗したと思えるものもありますが、そこそこできていたらDIYっていうのは良いのではないかと思います。塗っている時は「あ、失敗した!!」と思うことも多々ありますが、ふと冷静に並んだものを見ているとそれぞれ違いがあってそれぞれに「味」があるとも思えるようになりました。

クラッキングメディウム塗装

そしてこの練習を兼ねた味わい深い4枚の板をしみじみと眺めていたところ、ふと思いついてしまいまいした。

立体的にディスプレイしたらいい感じになるのではないだろうか、、、そして壁に目をやるといい感じのスペースがあるではないですか。

ワイルドミニ四駆ディスプレイ

ワイルドミニ四駆用ディスプレイスタンドVer.2の作成スタート

多分この時点でも「DIYをやろう」という意識はなく「これを作りたい!」という感覚でした。

ワイルドミニ四駆ディスプレイ

まずは4枚をどのように飾るかイメージしてから2×4材を購入。これはいけそう。

ワイルドミニ四駆ディスプレイ

柱となる2×4の材木に上記ひび割れ塗装の手順を加えて塗っていきます。

ワイルドミニ四駆ディスプレイ

練習の甲斐もあって、ちょっとは上手になってきたようです。

ワイルドミニ四駆ディスプレイ

板を取り付ける目安をつけて

ワイルドミニ四駆ディスプレイ

L字金具で固定していきます。白の素材を邪魔しない小型のタイプをセレクト(これが意外と高かった)

ワイルドミニ四駆ディスプレイ

賃貸でも使えるおなじみ2×4の留め具で固定してます。見た目もシンプルなラブリコのアジャスターをセレクトしました。

ワイルドミニ四駆ディスプレイ

ニトリで購入したクリスマス用の電飾を絡ませて完成!

ワイルドミニ四駆ディスプレイ

クリスマス感溢れる「ミニ四駆スタンド」の完成です!

ワイルドミニ四駆ディスプレイ

追加で購入した材料費

  1. 2×4柱用(カット費込み):450円
  2. 2×4アジャスター :1,300円
  3. L字金具(900円×4):3600円
  4. クリスマス用LED :2,000円

合計 :7,350円

ディスプレイ台で使用した4,500円と足すと合計で11,850円くらいになります。振り返るとL字金具の単価がちょっと高かったような気がします、、このあたりの費用感覚も例えばホームセンターのことを熟知していたり道具類のお気に入りのサイトなどを知っていればもっと費用を抑えられるかもしれません。

「妄想」という「仮説」を検証するプロセスが楽しいDIY

結果的にDIYを始めてしまったわけですが、元はといえば「ワイルドミニ四駆をかっこよくディスプレイしたい」でした。すごく小さなきっかけでしたが、思わぬ勢いで一気にDIYの世界へと引きずりこまれてしまいました。一体何がここまで楽しかったかというと目に見えない以下の3点が挙げられます。

1、あったらいいな、を「妄想する時間

情報も多く溢れる現代において、気がつけば「検索」するという行為は多いかもしれませんが意外と「妄想」するという時間って少ないような気がしました。すでにある物を買う方がもちろん時間も節約できるかもしれませんが、この「妄想」という行為こそ人間に与えられた尊い行為ではないでしょうか。今後AIが普及していく中でも大事にしたい部分です。

2, 知らない世界が広がる「知識欲

今回はシンプルなDIYであったにも関わらず、ホームセンターで並んでいた道具や材料などがそれぞれに「意味のあるもの」(当たり前ですが)として存在していることがよく分かりました。大量に並んでいたペンキ類もそれぞれ「木製用」「金属用」など用途が分かれているように、作りたいものを深堀りして調べることによって、「目に映る商品の先にあるもの」が見えてくる感覚が新鮮でした。

3,イメージしたものが完成した時の「満足度

今回の記事を通じて制作のプロセスを見ていただいたらお分かりかと思いますが、試行錯誤と失敗はもちろんあります。そして何より重要なのが「正解はない」という点です。チュートリアルや説明書に沿って作るとしたらそこに基準としての「正解」があるかもしれないですが、そもそもスタートが自分の「妄想」ですのでそこに正解はありません。「自分が欲しかったものを自分で形にする」というプロセスを体験することが今回体験した中で一番楽しかった部分です。

このように「完成したもの」の裏側に眠っている目に見えない「体験」こそがDIYの魅力ではないでしょうか。完成した「ワイルドミニ四駆スタンド」を眺めながらすでに次に作りたいものが浮かんできました。これはかなり面白い世界に足を突っ込んだようです。

ニッチ過ぎる編愛的な「あったらいいな」から始めてみてはいかがでしょうか

以上DIY初心者が取り組んだ「最初の一歩」でしたが、そもそものスタートは「ワイルドミニ四駆をカッコよくディスプレイしたい」というあまりにもニッチ過ぎるスタートでした。個人的に思うのがこの「ニッチ過ぎる」という部分が実は大事なのではないかということです。YouTubeでDIYを検索するとノウハウも含めて大量の動画があります。もちろん最初はその通り作って練習するのも良いのですが、「小さな(ニッチ過ぎる)目的」がそこに加わることによってオリジナリティがグッとアップしますし、何より創作に対するエネルギー量が非常にアップするように感じます。

例えば

  • 調味料を死ぬほどカッコよく使いやすくしたい
  • トイレ空間をリビング以上に快適にしたい
  • 靴を履く瞬間がテンション爆上げになるような玄関作り

などなど、妄想していくと実は生活空間ももっともっと快適で面白くなりそうな気がします。

というわけで、小さな妄想からDIYに取り組んでみてはいかがでしょうか!

ワイルドミニ四駆ディスプレイラックDIY

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