2019年12月20日更新 2368 16
【偏愛DIY#03】ビンテージ風「アメコミ植木鉢」をDIY(オモ写にも使える!)
作りたい物を作っている時はまさに至福の時間。自分による自分のためのDIYそれが「偏愛DIY」今回はアメコミを使ったビンテージ風植木鉢を作っていきます!コンテストも開催されてブームとなっている「オモ写」にも活用できます!

アメコミのデザインを植木鉢にDIYして取り入れたい
アメコミショップでフリーでいただいたコミックをパラパラとめくっていた時に閃きました。
アメコミって色んな作家さんがいるのですが、1カットずつ切り取っても一つ一つのデザイン性が高くてかっこいいんですよね。今回はこの誌面のデザインを前回の記事で作った「ビンテージ風植木鉢」の手法を使ってDIYしていきたいと思います!
今回は前回の反省点を生かして「サビ塗装をやりすぎない」ように気を付けたいと思います。ちなみに加工前の状態はこのような買ったままのシンプルな状態でした。
話題の「オモ写」にも使える?!
アクションフィギュアを使ったオモチャの写真=「オモ写」がコンテストが開催されるほどにブームになっておりますが、背景アイテムとしても映えそうです!コミックの1カットもフィギュアの世界では大きなポスターのようで背景小物としても使えるのではないでしょうか。
個人的にも大好きなアメコミのデザインを取り入れたビンテージ風の植木鉢を「偏愛DIY」していきましょう!
アメコミ活用の植木鉢ビンテージ加工で準備したアイテム類紹介
基本的には前回の記事で紹介した流れとほぼ同じです。
1、植木鉢
ホームセンターで購入。今回は四角型のこのようなタイプをセレクト
2、アメコミ
今回は中身を切り取ってしまうので、いわゆる「リーフ」と呼ばれる薄いタイプのものでさらにアメコミショップでフリーでいただいたものを加工していきます。
3、塗料類一式
今回使用したものは以下の順番となります。
- ミッチャクロン(下地塗装)
- プラスターメディウム(漆喰塗装)
- ミルクペイント・インディアンターコイズ(下半分塗装)
- アンティークメディウム(汚し塗装用)
- ラストメディウム2個セット(サビ塗装用)
- ダストメディウム(かすれ汚し塗装)
上記の材料と塗料で今回のビンテージ塗装を完成させていきます。それでは追って手順を見ていきましょう。
ビンテージ塗装の手順
それでは早速塗装を順を追って説明していきます。
1, 漆喰を塗るために「ミッチャクロン」を塗布
今回購入した植木鉢がプラスチック製で、そのままだと上から塗布する漆喰ペイントがつきにくいと思うのでこちらを使用。さまざまな材料に塗布するだけで様々な塗装ができるらしいので持っておいて損はないと思います。
2,漆喰塗装「プラスターメディウム」
こちらを使うことで簡単に「漆喰塗装」が可能になります。ヘラを使ってペタペタと塗ったあとに大きめのハケでなぞるようにするとキレイな仕上がりに近づきます。
ヘラで塗るだけだと、どうしてもムラができてしまうので大きめのハケを使って馴染ませていきます。
乾燥するとこのようにセメントのような質感になります。ただ通常の塗装と違って乾燥するまでに結構時間がかかります。しっかり乾いていないと指紋がついてしまうので要注意
3, アメコミの経年劣化具合を「アンティークメディウム」で再現
汚し塗装に万能なアンティークメディウムの大活躍です。まずはアメコミの使いたい部分をカットしていきます。
次に水で薄めたアンティークメディウムを容赦なくひたしていきます。アンティークメディウム自体は茶色でイメージとしては「泥水」をかけていくようなイメージです。
4, アクセントカラー「インディアンターコイズ」で下半分を塗装
これは好みですが下半分を塗装しました。最終的に汚し塗装で境目がわからなくなるので、今回はフリーハンドでの塗装にしました。
5, 木工用ボンドでカットしたアメコミを貼り付ける
大まかなレイアウトを確認したらパーツに分けたポスターの切り抜きをレイアウトしていきます。キレイに並べるというよりは角度をつけた方が動きがでていい感じかと思います。このあたりは全てフィーリングで。
だいぶ完成が見えてきました!でもここからが一番楽しい部分になるので、もうちょっと頑張ってみましょう!
6, ここで再登場「アンティークメディウム」
上の状態で見るとよく分かりますが、なんとなく「安っぽさ」が出ています。おそらく白の部分がまだ綺麗な状態なのが理由だと思います。そこで植木鉢の表面にも「汚し塗装」を施していきます。まず最初はアメコミにも施したように水で薄めた「アンティークメディウム」を全体的に「泥水的」に汚していきます。ある程度汚したら布等で水分を拭き取ると全体的に茶褐色の薄汚れた雰囲気が出てきます。
次に、今度は水で薄めずに筆にアンティークメディウムを取り、パレットでかすれた状態までしてからエッジ部分に塗っていきます。
先ほどの白い状態からグッとビンテージ感高まりました!
7,一番楽しい「ラストメディウム」によるサビ加工
ラスト(サビ)加工するための「赤サビ用」「黒サビ用」2種類のセットでこちらがとにかく万能です。使い方としては
- 赤サビをベースに塗布
- 赤サビと黒サビを混ぜて塗布
- 黒サビをポイントに置く
という感じで進めていきます。
上の方の端の部分にまずは赤サビ部分を塗っていきます。
赤サビ部分が乾燥したら黒サビ部分を置くようにして塗っていきます。この際に塗料のかたまりがあるとよりサビっぽい感じの質感に仕上がります!
7, かすれ感を出すために「ダストメディウム」で仕上げ
今回は受け皿の部分に白いチョークで引っ掻いたような表現として「ダストメディウム」を使用しました。
今回たまたまだったのですが、もともと使っていた植木鉢がそのままはまるサイズだったのでカバーとして使うことにしました。植え替えは土がこぼれたり大変だと思うので実際に植木鉢を買う前にサイズ等は調べておいた方が良いかもしれません。
DIYの過程を動画で見てみる
Yahoo!Creatrors Programにて動画をアップしております!
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ビンテージ風「アメコミ植木鉢」の完成!
白いプラスチック製の植木鉢がアメコミで装飾されたビンテージ風に生まれ変わりました!ブリキが錆びたような感じがアメコミのテイストと非常にマッチしていてお気に入りです。
今回はスパイダーマンバージョンの他にキャプテンアメリカバージョンも制作してみました。こちらは表紙の部分を大胆に使ってみました。
裏側はこんな感じです
フィギュアと並べるといい感じです。
応用すればいろいろ楽しめるビンテージ風加工
今回は自分の好きな「アメコミ」でビンテージ風加工の「偏愛DIY」をしてみましたが、アメコミでなくても例えば「英字新聞」や海外のお洒落な「雑誌」などを活用すれば自分だけのオリジナルビンテージ風植木鉢が作ることが可能です。
自分による自分のための「偏愛DIY」をしてみてはいかがでしょうか!