2020年1月4日更新 5363 13
【偏愛DIY#05】近づくと点灯「人感センサーライト」応用のポスターディスプレイ
作りたい物を作っている時はまさに至福の時間。自分による自分のためのDIYそれが「偏愛DIY」。お気に入りのポスターを照明で照らしたいけれど、わざわざ電源を入れるのは面倒臭い。そこで今回はセンサーライトを活用したポスタースタンドをDIYしていきます。

「バックトゥザフューチャー」のポスターをカッコよくディスプレイしたい!
ふと立ち寄ったビレッジバンガードで見つけて購入してしまった「バックトゥザフューチャー」のポスターを衝動買いしてしまいました。フレームに入れて置くだけでももちろんいいのですが、せっかくだったらもっとカッコよくディスプレイしたいと思いました。
「人感センサーライト」を活用したDIYをしたい
「偏愛DIY#02」のラジコン用ラックでテストしてみたセンサーライトが真っ先に思い浮かびました。こちらUSB給電で近づいた時に光るセンサーライトです。このライトを活用すればポスターもカッコよくディスプレイできるのではないでしょうか?
近づいた時だけ点灯すればOK!
完成形はこのようになります。
目の前を通過するとライトがつく仕組みに。普通の電球を使っても良かったのかもしれないですが、わざわざディスプレイのためにスイッチのオンオフをするという仕様にしてしまうと最初は点けたりするのでしょうが、おそらく面倒臭くなって照明を点けなくなるのではというところが発想の起点でした。
GUFAN LEDのセンサーライト 70をチョイス
今回は前回とは違い少し長めのタイプをセレクトしました。給電はUSBでマグネットで脱着できるので使い方によっては色々使えるのが重宝します。何より近づいた時にのみ光ってちょっと離れると消えるので充電をそこまでしなくても長持ちするのが良いです。ちなみにずっと点けておきたい時はスイッチをOnにしておけば継続して点いた状態になります。
完成に至るまでの設計図
今回のポスタースタンドを制作するにあたり自分がどんなものを作りたいのかイメージしてみました。Google画像検索やPinterestでイメージを探しながら自分が欲しい形をイメージしていきます。最初に考えていたのはこのような形です。字汚くてすいません。
額縁のようにポスターを囲み柱と一体化する感じにしようとしてましたが、この形状だとつなぎ目をかなり綺麗に作らないといけないと思いプラン変更。
次に考えたのが現在の完成形に近いこのような形状でした。
理想としては外灯が柱から突き出しているような感じにしたく、ホームセンターを回りましたがこのような形状のパーツは見当たりませんでした。
そこで突き出しの部分は既存品ではなく、塩ビパイプをつなぎ合わせることで作ることにしました。
ここまで完成したらホームセンターで購入するパーツをメモに落とし込んで買い物をしていきます。
上記設計図を元に揃えた材料はこちら
センサーライトポスタースタンド制作の手順
購入したパーツをそれぞれ組み立てていきます。正解のない中での組み立てになります。そんな時は映画「アイアンマン」でも流れていたACDCの「Back in Black」を脳内再生するとテンション上がるのでおすすめです。偏愛DIYは勢いが大事です。
1、ベース塗装は「アイアンペイント」のアイアンブラックで塗装
塗ったものが鉄っぽくなる最高の塗料「アイアンペイント」をふんだんに使っていきます。
ちぎったスポンジの断面を使って置くようにして塗装していきます。
メインの柱となる2×4材とライトを隠すための木材、ディスプレイ用の台も合わせて塗っていきます。
2、塩ビパイプは「アイアンペイント」のアンティークシルバーで塗装
塩ビパイプはもともとグレーでこのままだと味気ないのでアンティークシルバーで塗装していきます。
ただこのままの状態だとただ差し込んだだけになってしまうので、塩ビパイプ同士を接着していきます。塩ビ用の接着剤だけあっておそろしいほどの接着力です。
接着が済んだらいよいよ塗装していきます。「アイアンペイント」のアイアンシルバー
こちらもスポンジの断面を使って置くようにして塗っていきます。
味気ないグレーだった塩ビパイプがこのように「鉄感」満載に!
さらに質感を高めるために「ラストメディウム」を使ってサビ加工を加えていきます。
3、ディスプレイする小物にもちょっと一手間加えて
今回実はビレッジバンガードでデロリアンのナンバーを見つけたのでこちらも合わせて購入しました。ただすごく新品っぽかったのでこちらも合わせて汚し加工していきます。
ミルクペイントの「アンティークメディウム」で全体的に土埃感を出していきます。アンティークメディウム自体はどろっとした感じなのでパレットに取り出して乾燥した状態でなぞるようにするのがポイントです。新品を汚すのは少しためらいますが一気にクオリティ上がるので是非トライしてみてください!
ある程度の汚しが完了したら端を中心に「ラストメディウム」でサビ塗装を加えていきます。
4、塗装が終わったパーツを組み上げる
今回の核となるセンサーライト部分の組み立てをします。GUFANセンサーライトは両面テープでアダプターを装着したらマグネットで本体は脱着できるのが便利です。大体の位置を決めて接着します。銀色の本体が見えなくなるように正面には一枚木を添えて目隠しとしてカバーをかけてます。(下から見たら丸見えですが)
外側から見るとこのような感じに。いい感じです。
柱にライト部分の根元塩ビパイプをネジ止め
柱部分はおなじみラブリコのアジャスターを使って固定します。
雰囲気を出すためにそれっぽい感じのステッカーを作成しました。前回の【偏愛DIY#04】でステッカー作りの楽しさを知ったことによりカッティングマシンを導入いたしました。細部にこだわるためにバックトゥザフューチャーフォントで作成
バックトゥザフューチャーのマーティが済んでいた「ヒルバレーのリヨン団地」もステッカーにて
5、お気に入りのバックトゥザフューチャーグッズを添えて完成!
先ほど加工したナンバープレートとデロリアンミニカーとホバーボードのミニレプリカを添えて完成です!
完成が嬉しくてポスターの前を何度も通過してしまいます。
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正解がない中で形にしていく喜び
ググればなんでも答えが出てくる今の世の中で、「正解のないものを作る」という体験はなかなか刺激的です。そもそもDIYを始めたのが最近のためにまだスキルもないので技のバリエーションは限られていますが、その中で思い描いたベストをアウトプットするというプロセス自体が楽しすぎてたまりません。
全てのプロセスが楽しいですが、個人的には完成形の「設計図」が一番楽しいかもしれません。↓ これですね。
「偏愛DIYシリーズ」をスタートしてからノートにアイデアを書き留めていますが、実現可能かどうかはさておき一つのアイデアが終了するとまた作りたいものがどんどん出てきます。まだまだ数は少ないですが「大好きなアイテム」に囲まれていると日々の過ごす気持ちすらも変わっていくような気がします。
「あったらいいな」という妄想から始まる「偏愛DIY」やってみてはいかがでしょうか!