2019年9月27日更新 9158 34
2019全日本模型ホビーショーで「タミヤの空気」を吸いに行こう!
2019全日本模型ホビーショーの取材に行って参りました。今回の記事ではタミヤブースで触れてみた新製品「CC-02」「GRスープラ」「モンスタービートル トレイル」を中心に気になった製品についてレポートいたします。

みんな大好き!タミヤブースで触れた新製品
東京ビッグサイトで2019年9月28日、29日と開催される「全日本模型ホビーショー」に取材枠として行って参りました。今回の記事ではタミヤブースで気になった製品を個人的関心から掘り下げて行きたいと思います。今回の記事は「CC-02」「GRスープラ」「モンスタービートル トレイル」をメインに紹介していきます。(この記事は2019年9月27日の執筆となります)
Yahoo!Creatorsにアップしたダイジェスト動画はこちら
新登場のシャーシ「CC-02・ベンツG500」の実車感が半端ない!
今回発表になったベンツG500のボディを搭載した「CC-02」シャーシがお披露目となりました。
組み立てキット:19,800円(税別)
後方からのローアングルショット。背景が自然だったら一瞬本物と見間違えてしまうくらいの迫力があります。
実写ではあまり見ることのない赤いボディのベンツG500。ラジコンだったら気軽にボディの色を自分好みに変えられるのが嬉しいポイントですね!
シルバーとレッドのG500のデモ走行。実車だったら合計2,000万円超えている夢の共演。
デモ走行のブースではなんとジャンプまでしていました!
CC-01発売からなんと26年ぶりのリニューアル
前進モデルとなる「CC-01」の最初のモデルが登場したのが1993年でいわゆる「クロカンブーム」の時代でした。本物の車の構造をスケールダウンしたような構造のCC-01シャーシは結果として26年もの間、ユーザーに愛されるロングセラーのシャーシとなっていました。ある意味それだけ完成されたものだったからこそ、ここまで長い間リニューアルしなかった裏返しなのかもしれません。
走行性能がアップしたCC-02シャーシ
CC-01が「モノコックフレーム」構造からCC-02は「ラダーフレーム」構造に変わり、サスペンションは独立懸架に変わることでデコボコ道での走行性能がアップしたとのことでした。
一緒に行ったCC-01ユーザー でもあるラジコン先輩が早速動画レビューアップされておりましたので、CC-02の動いている様子が気になる方はこちらの動画をご覧ください!
自然の中で「走ること」自体を楽しみたいCC-02
担当の方にこのCC-02の遊び方を聞いたところ、レースではなく自然の中で「走ること」自体を楽しむ方が多いとのことでした。例えばバーベキューで行った河原を走行させたり、そこまで速度は速くないので実際に走破するところを動画に撮って楽しむ方が多いとのことでした。ラジコンと言えば「速さを競う」というイメージがありますが、「走行そのものを楽しむ」という概念は斬新でした。
「高級車で遊べる」という贅沢
そもそも「ベンツのGクラス」なんてそうそう手が出るものではありません。ましてやジャリ道を走らせたりジャンプなどそう簡単にできるものではありませんが、このCC-02ベンツG500なら19,800円(プロポ等は別)で思いっきり遊べてしまう、という点がこのCC-02の物欲をそそるポイントではないでしょうか。現時点ではCC-02シャーシはベンツのみですが、ボディは過去CC-01のロングシャーシと同じということでボディの付け替えも可能だそうです。バーベキューのお供にCC-02という相棒を連れてお出かけしてみるのはいかがでしょうか。
「パイセンRC」こと前住さんおすすめのトヨタGRスープラ(TT-02シャーシ)
ついにお会いすることができました!「パイセンRC」でおなじみのタミヤの前住論さんのおすすめは真っ赤なボディがかっこいい「トヨタGRスープラ(TT-02シャーシ)」でした!
(スーツ姿のパイセン、ダンディでした)
ラジコンの楽しさを伝える「パイセンRC」YouTubeチャンネルはこちらをチェック!
異例の開発スピードで製品化された「GRスープラ」
11月に発売予定となるTT-02シャーシのGRスープラですが、こちら異例の開発スケジュールだったことをお伺いいたしました。通常だとデザインは実際の車が市場に出た後にモデルのデータが公開されてそこからボディのデザインが始まって半年くらいかかるところ、今回のスープラはトヨタとの共同プロジェクトが実現したことにより、実際のスープラがお披露目になる時点でラジコンでも登場したことが話題になったそうです。
マットシルバーの塗装もかっこいい!
プラモデルとミニ四駆でも展開される「GR スープラ」
ラジコンに止まらず、GRスープラは1/24スケールモデルとミニ四駆でも展開されます。スープラ好きにはたまらない3連コンボ炸裂です。
やっと実物が見れた!!!「モンスタービートル・トレイル」
全モンスタービートルファンが気になっている「モンスタービートル・トレイル」の実物をようやく拝むことができました!本家のモンスタービートルと比較するとかなりコンパクトになった印象でした。タミヤサイトの情報だと以下のようなサイズになります。
- モンスタービートル全長:410mm
- モンスタービートルトレイル全長:333mm
約10cm弱の大きさの違いがあるのですが、体感的に2/3くらいのサイズ感がちょうどいいです。そしてコンパクトでありながらボディの質感が濃縮した感じで最高です。
モンスタービートルとのボディ的なデザインの違いとして、後部のメッキマフラーの造形。
このサイズ感、かなり物欲そそられます、、、実物が気になっている方、会場で是非手にとってみてみてください!
その他気になったタミヤの新製品
バイクの横に置きたい!1/12サイズ「ストリートライダー」
こちら1/12バイクと組み合わせて使いたいライダーのプラモデルとなります。組み立てたバイクプラモデルに華を添えます。
こちらの製品の素晴らしい点がパーツによって組み合わせが色々と出来る点です。ヘルメットやニット帽、そしてサングラスなど様々な組み合わせが出来るので、お好みのスタイルに仕上げることができます。
パーツ構成はこのような感じです、塗装する必要あります。
塗装が上手い人だとこんな感じになります!革ジャンの質感がすごいです。
人生の酸いも甘いも噛み締めてきた「男の渋み」溢れるこの表情をご覧ください。
そしてまさかのスキンヘッドバージョン、、、
モデルはこの方でしょうか↓
こちらのストリートライダー、当ブログでも紹介させていただいた「モンキー125」のプラモデルと組み合わせても似合いそうです。
「斜め上から切り込んだデザイン」のミニ四駆
フィリピンの乗り合いタクシーの「ジプニー」をデザインしたミニ四駆。すごいとこ攻めたデザインです。
実際にこの乗り合いバスでミニ四駆的な走行をしたら、ゴールしたら乗客が誰もいなくなっていそう、、、
フォルムが可愛い「コミカルRCシリーズ」
80年代を代表するクラッシックバギーをデフォルメ化した「コミカルRCシリーズ」も最近人気のようです。新作として登場したのはマイティフロッグ 。
子供の頃にラジコンが欲しかったお父さんと子供が遊ぶのにちょうどいいということがヒットの要因だそうです!
こういうエントリーマシンからラジコンの楽しさを味わうのもいいですね! 子供と一緒に遊ぶと新しい遊び方が見つかるかもしれません。
「タミヤの空気」を吸いにホビーショーへ行こう!
今回ホビーショーで個人的に興味のあった製品についてレポートさせていただきましたが、会場に行かれましたら是非タミヤの社員の方とお話していただきたいと思います。僕自身がラジコンに戻ったのが久しぶりだったということもあり、CC-02の構造やCC-01のこともほぼ分からない状態で取材をさせていただいたにも関わらず、開発者の方がとても丁寧に教えてくれました。その他にもプラモデルの担当やラジコンの担当の色んな方とお話をさせていただきましたが、全員に共通していたのが「タミヤが大好き」ということでした。かなり広いブースでしたが、ブース全体が「タミヤ愛」に包まれていました。日頃お仕事で疲れている方もここに行けばおそらくマイナスイオン効果でストレスも飛んで行くことでしょう。
週末はタミヤの空気を吸いにホビーショーに行こう!